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💡深掘解説💡東北倧 英語長文・幎・倧問【問】


問

問は、䞋線郚Cの具䜓的内容を、第段萜に即しお、回答するよう求められおいる。本幎床は問にもあったように、該圓箇所が予め指定されおいるのが特城である。たた、䞋線郚の単語 "asset" "burden" の内容も明らかにするよう指定がある。

䟋幎の出題は、悪く蚀えば受隓者に回答を䞞投げする良く蚀えば、受隓者の䞻䜓性を芋定める圢であったが、東北倧孊がどこたで説明を芁求しおいるのかを窺い知るのに、本幎床の出題が参考になる郚分があるず思われる。

䞋線郚を含む文の解釈

第段萜では、第段萜に匕き続き、環境難民に察する認識の倉化に぀いお述べられおいる。論理は同じで、これたでは環境難民をどうすれば枛らせるかを考えおいたが、今では環境難民を移䜏先に適応させるにはどうすればよいかが䞻たる課題ずなっおいる、ずいうものである。

䞋線郚Cを含む文は、この埌件今では環境難民を移䜏先に適応させるにはどうすればよいかが䞻たる課題ずなっおいるを衚す文である。

䞋線郚Cは、"focus on" ずいう呚知の熟語動詞が名詞ずしお甚いられおいる。意味は倉わらず、「集䞭する・焊点を圓おる」であり、䜕に集䞭するかが "on" 以䞋に蚘述されおいるこずを確認しおおきたい。


さお、䞋線郚の文構造自䜓はさしお難解ではないだろう。党䜓ずしおは、疑問詞to䞍定詞の名詞句である。その内郚は、make O Cを骚組みずしお、rather thanにより、぀のCasset, burdenが䞊列されおいるずいう構造である。

それゆえ、䞋線郚Cを蚳すず、以䞋のようになる。

圌ら環境難民を、圌らの行き先である地域にずっおの重荷にするのではなく、財産にする方法。


第段萜の趣旚を把握する

第段萜最終文、すなわち䞋線郚Cで述べられたこずは、第段萜が受け継ぎ、具䜓的に説明する栌奜ずなっおいる。぀たり読み手ずしおは、環境難民が、移䜏先で「重荷」ずなったり、「財産」になったりするずは、䞀䜓どういうこずなのかず、問いを立おながら、読んでいくずいい。

第文には、
移民は郜垂の成長に必芁であるメリット
しかし、
無蚈画な移民は問題を匕き起こすデメリットずある。

第文では、環境難民を受け入れるのに、どのような準備が必芁であるかが述べられおいる。具䜓的には以䞋の通りである。

  • むンフラ敎備

  • 公衆衛生、教育、医療などのサヌビス向䞊

第文以降は、こうした準備は財政難の自治䜓にずっおは容易ではないこずが語られおいる。


回答を緎り䞊げる

第段萜で語られた、移民のメリット・デメリットず、メリットを埗るために必芁な準備をたずめお、先ほどの和蚳に盛り蟌んで、説明するずいいだろう。

【和蚳再掲】
圌ら環境難民を、圌らの行き先である地域にずっおの重荷にするのではなく、財産にする方法。

【回答䟋】
無蚈画な環境難民の受け入れによっお、圌らを問題を匕き起こす重荷ずするのではなく、むンフラ敎備や、公衆衛生・教育・医療などのサヌビス向䞊によっお、圌らを郜垂の成長に必芁な有益な存圚にするこず。

今回は、how to、すなわち「方法」を具䜓的に説明すればよいので、そういった方法の金銭的な事情にたでは觊れないこずにした。


補足事項

本文では、無蚈画な難民受け入れが、具䜓的にどのような問題を匕き起こすかに぀いおは、あたり觊れられおいないため、むメヌゞが湧きづらいかもしれない。第段萜では、淡氎に倧量の塩分を流し蟌むずいう比喩しかない。第段萜では、無蚈画な移民受け入れのデメリットが少し語られおいる。難民は、倖囜語の習埗に苊劎するうえ、貧困等で十分な教育を受けられないこずも倚い。このようにしお瀟䌚階局が固定化するず、治安等にも問題が生じるずいうこずである。これを機に、移民難民問題に぀いお、調べおみるずよいだろう。

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