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2020年12月のポートフォリオ。個別銘柄のコメント付き。

12月が終わりましたので、12月末時点のポートフォリオまとめです。

始めに

この記録は私自身の記録としてまとめています。まとめることで投資を考える上で非常に役立ちますし、それを公開することで個人投資家の方々に多少なりともヒントになればと思っています。

毎月ポートフォリオを残すという作業は、すでに10年近くになります。しばらくはローカルで残していただけでしたが、3年前ぐらいに別ブログで公開を始めて、今はこのnoteで記録を残しています。

10年の間にパフォーマンスが良いときもあれば悪いときもあり、時には30%程度下落した月もありました。当時の記録を読み返すと、相場はいつでも勝てるわけではないし、間違いなく今後も同じ事が起こるということを再認識させてくれます。

12月当初は、大きくポートフォリオを動かすつもりはなかったのですが、結果的に大きく変化させています。最も大きな変化は、2020年3月から保有し続けていたZoomの売却です。前回の決算を改めて振り返り、もはやハイパーグロース株ではないと判断したことが大きな理由です。もちろん業績に心配は無く、今は株価が停滞しているだけで、しばらくすると株価上昇も十分にあると思います。あくまで個人的意見でストーリーが変化したため売却しただけなので、売却を薦めるものではありません。

2020年12月末時点のポートフォリオ

保有比率

時価総額

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セクター比率

12月の取引

12月の主な取引は以下の通りです。

・新規買い
 SNOW、AAPL、LPRO、NARI
・買い増し
 MGNI、SHOP、TDOC、PTON、NET
・売却
 ZM、NOW、MKL、NVDA、DDOG、VTI

CrowdStrike(CRWD)、Tesla(TSLA)

売却する理由はまったく見当たりません。引き続きホールドです。

Magnite(MGNI)

12月は買い増ししています。新規買いした分はすでに200%を超えており、買い増した分を含めても150%を超えています。

Disneyとの独占契約が続く限り、まだまだ割安だと思っています。ただし、Magniteのデジタル広告市場はSSP(Supply-Side Platform)であり、The Trade Deskの市場であるDSP(Demand-Side Platform)と違い、競合も多いため引き続き注視が必要です。

Docusign(DOCU)

12月は決算発表があり、好決算でしたが株価は静かでしたね。DocusignはZoomと同様にCOVIDの恩恵を受けた企業であり、この先同様の成長を見せてくれるかどうかがポイントだと思っています。
すでに主要顧客はDocusignを利用しているため、同様の成長を今後もしてくれるのかどうか。少しトリミングして、より成長可能性の高い銘柄にシフトすることも考えています。

ROKU(ROKU)

まったく心配していません。引き続きホールド。

Teladoc Health(TDOC)

チャート的にも上昇エネルギーが溜まってきているし、そろそろ吹いても良いころと思い、12月に買い増ししています。

Shopify(SHOP)

Twitterでもツイートしたとおり、Q4はEコマース企業にとって重要な四半期です。

少しずつ買い増ししていましたが、ようやく1150ドルの壁を越えてくれました。新たな成長軌道に乗ったんじゃないかこれ。

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Cloudflare(NET)

11月にワクチン承認を見据えてトリミングしたのですが、その後も株価は上昇を続けています。完全に失敗トレードでした。ストーリーが崩れていないにもかかわらず、周りに流されて売買するのは良くないですね。少し下げたタイミングで買い増ししました。

Open Lending Corporation(LPRO)

2020年5月にIPOした会社です。金融機関や自動車の貸金業者に自動車ローンのためのローンアルゴリズムを提供し、前払いで収益を得るというビジネスモデル。ローン会社ではなく、あくまでもIT企業です。
別途記事を書こうと思っていますが、LPROの特徴は以下の通り。

・5秒で査定可能なローンアルゴリズムを保有
・SaaSではないものの、NRRは121%
・15年分の独自データを保有
・B2CではなくB2Bで、顧客は金融機関
・売上高成長率は、FY18で61%(YoY)、FY19で78%(YoY)

LPROは時価総額もまだ小さいため、今後ハイパーグロース株になる可能性があるため、まずは小さく参戦してみました。

Apple(AAPL)

Apple M1チップ搭載のMACが予想以上に評判が良く、売上も絶好調である点と、チャートも持ち合いから上放れしてきましたので参戦しました。9月に付けた高値を超えてくるようであれば、いよいよ本格上昇を期待!

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INARI Medical(NARI)

INARI Medicalは2020年5月にIPOしています。静脈から血栓を除去する医療機器を販売しています。INARI Medicalの装置は血液希釈剤や血栓溶解療法を一切使用せずに静脈から血栓を取り除くことができる唯一の装置とのこと。(動脈用のものはいくつも市販されているらしい)

この装置は、一度使用されたものは廃棄されるため、定期的な収益となっていることがポイント。INARI Medicalの発表では、FY20 Q3に米国で3700人の患者が本製品で治療を行ったとのこと。本製品のTAMは、米国で年間約442000件であると語っていますので、米国だけでもまだまだ市場規模は大きそうです。
FY19の売上は650%増の5100万ドル、粗利益率は88%となっています。

直近の売上高成長率は以下の通り。

・FY20 Q1:288%
・FY20 Q2:152%
・FY20 Q3:172%

これだけ見ても、優秀なグロース銘柄であることが分かりますが、リスクも存在します。

・グローバル展開による粗利率の低下
・競合の参入

特にこれだけオイシイ市場であれば、同等の製品を大幅に安い価格で参入してくる可能性は大いにあると思います。
ということで、まずは小さく購入してみました。

Snowflake(SNOW)

12月に入って、出来高が増えてきたので参戦。とはいえ、株価が割高で推移しているため小さく購入したのみです。

Zoom(ZM)

Twitterでツイートしたとおり、12月に入ってZoomをトリミングしており、最終的に全株売却しました。

とはいえ、Watch Listには入れており、チャートが上放れするようであれば、再度購入するかも。

最後に

2020年は米国株投資家にとっては、非常に良い年になったのではないでしょうか。2021年も同じように良い年になれば良いなぁ。

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