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Shopify(SHOP)FY20 Q2決算レポート。Eコマースシフトの波に乗り、アナリスト予想を吹き飛ばしす強烈な決算を発表。売上高成長率:97%、GMVの成長率:119%と文句なし。

Shopify(SHOP)がFY20 Q2決算を発表しました。事前のアナリスト予想は高く、期待値が高かったのですが、そんな予想を吹き飛ばす素晴らしい決算となりました。

Shopifyとは

会社名: Shopify Inc. 
ティッカー: SHOP
Marketcap: $124,188,672,000.00
業種: SoftwareApplication
Webサイト: http://www.shopify.com
会社概要:
Eコマース・プラットフォームを提供するカナダの会社。中小企業向けに設計されたクラウドベースのコマース・プラットフォームを提供し、加盟店に対してウェブ、タブレット、モバイル店舗、ソーシャルメディアの店舗、実店舗、期間限定店舗など複数の販売網での店舗の設計、開設、および商品、在庫、注文処理、支払いなどの管理を可能にする。

FY20 Q2決算概要

売上高と収益性 (55)

利益 (54)

EPS(non-GAAPベース) (30)

キャッシュフロー (49)

・FY20 Q2の売上は7億1,430万ドル(コンセンサス予想は4億5,600万ドル)
・売上高成長率は前年同期比97.3%増
・EPSは0.97ドル(コンセンサス予想は0.01ドル)

新型コロナの影響もあり、世界は急速に変化しています。Eコマースへの急速なシフト、雇用から起業へ。

さらに、GMV(Gross Merchandise Volume:流通取引総額)が前年同期比119%増と急成長しています。

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MRR(Monthly Recurring Revenue)も順調に増加しています。
MRRとは、各期間の終了時に、「月額課金プラン」と「月額課金プラン」を持つ加盟店の数を掛け合わせて算出。

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ビジネス進捗

決算発表で語られたビジネス進捗もまとめておきます。

・5月末まで提供していた無料期間を延長(14日から90日)
 これにより、店舗会員が増加(Q1と比べて+71%)
・食料、飲料、タバコなどのカテゴリで特にGMVが増加している
・GMVは5月に成長率がピークになり、6月以後はやや落ち着いている
・加速するオンラインへの移行に対応するために、主要な分野に引き続き投資

EPS/売上の予想と実績

これまでのEPSと売上の事前予想と実績も見てみましょう。

EPS(実績) と EPS(予想) (11)

売上(実績) と 売上(予想) (12)

FY20 Q2の決算が強烈だったことが、このグラフからも分かります。

ガイダンス

絶好調の決算でしたが、FY20 Q3とFY20通期の見通しの発表は新型コロナの影響を考慮して発表しませんでした。

今後の見通し

好決算を受けて、株価も絶好調です。

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Shopifyはオンラインコマースを立ち上げるために必要なツールの多くを提供しており、Eコマースビジネスを行いたい起業がウェブサイトを構築し、在庫管理、支払い処理、配送の手配を行うことができます。

新型コロナの影響がここまでEコマースへのシフトを進めたのは、個人的に以外でしたが、売上高は前年同期比97%増、EPSは前年同期比10倍以上、GMV成長率が119%増という数字が全てを物語っていますね。

パンデミックはまだ終わっていませんし、直近の状況を見るとまだまだ終わりそうにありません。

米国の中小企業の数は約2900万とのこと。Shopifyを利用しているユーザー数は約100万。この数字だけを見ても、Shopifyの成長余地はまだ十分にあると思っています。


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