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Chewy(CHWY)FY20 Q1決算レポート 不況に強いペットケア関連銘柄で好決算。ガイダンスも問題なし。

ペットに特化したEコマースを運営すするChewyが決算を発表しました。間接的にコロナ関連銘柄になるため、注目していましたが好決算を発表しています。

Chewyとは

会社名:Chewy, Inc.
ティッカー:CHWY
Marketcap: $20,683,841,500.00
業種: Internet Retail
Webサイト: http://www.chewy.com/
会社概要:
ペット関連商品のEコマースを主なビジネスとしており、ペット(犬、猫、魚、鳥、小動物、馬、爬虫類)向けに、さまざまなペットフード、ペット用品、ペット用医薬品などを、同社の通販サイトやモバイルアプリを通じて販売。高品質な商品、適正価格、迅速な配送や対応など、質の良いカスタマーサービスが特徴。

FY20 Q1決算概要

決算サマリは以下の通り

・売上高は16億2000万ドルで前年比46%増となり事前予想を上回る
・EPSは -$0.12となり事前予想を上回る
・売上総利益率は23.4%で前年比50ベーシス・ポイント拡大
・純利益率は、前年同期に株式報酬費用を計上したことにより、前年同期に比べて30ベーシスポイント低下

四半期毎の業績は以下の通り

売上高と収益性 (12)

売上高成長率も大きく改善しています。

利益 (11)

EPS(GAAPベース) (12)

キャッシュフロー (11)

フリーキャッシュフローは、前年同期比と比べるとプラスに転じています。

その他の注目ポイント

アクティブ顧客数1500万人(+32.6%)に増加
アクティブ顧客あたりの売上高$357
・ペットフードを定期的に届けるサブスクリプションサービス「オートシップ」の売上が、11億ドルとなり前年比48.0%増

コロナの影響について

コロナの発生によって購買行動は変化しており、コロナの前よりも注文金額は11%上昇している。さらにリピートオーダーはコロナ後のほうが5%上昇。

コロナによってペット需要は増加しているという点と、ステイホームによってEコマースの需要が上がっているという2つのトレンドがChewyに追い風になっているようですね。

ガイダンス

ガイダンスでの数字は以下の通り

・2020年度第2四半期ガイダンス
 売上高 16億2,000万ドル~16億4,000万ドル(前年比40%~42%増)
・2020年度ガイダンス
 売上高は65億5000万ドル~66億5000万ドル(前年比35~37%増)

今後の見通し

コロナの影響がどこまで続くかは不明ですが、少なくともペット用品は不況に強い側面があります。米国経済は、5月失業率が13.3%となり、第1四半期のGDPは4.8%減少、2月にリセッション入りというニュースもありました。

そんな状況であっても、米国人はペットにお金をかけることにはいとわないようです。

ペット所有率の上昇とEコマースへの移行の流れを考慮すると、Chewyはアウトパフォームが可能な状況にあると思われます。

好決算を受けて株価も上昇中です。

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