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2022年3月のポートフォリオレビュー。個別銘柄のコメント付き。

🌸 始めに

この記録は私自身の記録としてまとめています。まとめることは投資を考える上で非常に役立ちますし、それを公開することで個人投資家の方々に多少なりともヒントになればと思っています。

毎月ポートフォリオを残すという作業は、すでに10年近くになります。しばらくはローカルで残していただけでしたが、数年前に別ブログで公開を始めて、今はこのnoteで記録を残しています。

10年の間にパフォーマンスが良いときもあれば悪いときもあり、時には30%程度下落した月もありました。当時の記録を読み返すと、相場はいつでも勝てるわけではないし、間違いなく今後も同じ事が起こるということを再認識させてくれます。

3月は保有銘柄が戻してくれたことに加えて、円安の恩恵を受けて大きくプラスで終わることができ、年初来でもプラスになりました。
3月の取引はごくわずかで、SOFIを決算発表後に利確し、その資金で保有銘柄をいくつか買い増しした程度です。

私の投資戦略は一時的な株価の変動を気にするのではなく、最高の企業に固執しています。半年後、1年後に市場がどうなるかは分かりませんが、保有企業の業績は問題ないことは明かなので、安心して眠ることができます。

特にハイグロ中心に投資をするのであれば、この程度の乱高下は正常運転です。日々の株価に一喜一憂せず、狼狽売りをすることなく、自身が信じた銘柄を抱いてリラックスすることが大事です。

🌸 2022年3月末時点のポートフォリオ


🌸 3月の取引

SOFIを決算発表後に売却しました。
その他、割合調整のために保有銘柄を少し売買しているぐらいで、静かな3月でした。

🌸 Upstart(UPST)

3月は大きな値動きも無く、三角保ち合いを形成しています。この後どちらにブレイクするのか注視していきたところ。

🌸 Tesla(TSLA)

2月まで続いた下落トレンドが終了し、一気にブレイクアウトしました。この後は$1250を上抜けるかどうか。TSLAは長期保有目的なので下落したら買いますだけなんですが。


🌸 Monday(MNDY)

MNDYはノーコード/ローコードのソフトウェアサービスを提供する会社です。

個人的に期待値が高い会社で、決算も良かったんですが決算発表後に大きく売られました。

3月もMA50を上抜けできずに下落トレンド継続中。

決算は文句なしでした。

  • 売上高成長率は+91%

  • 5万ドル以上の企業顧客数は793社(前年同期比+200%)

  • NRRは135%(9月の130%から上昇)

  • 売上総利益率は90%

  • 営業利益率は-10%(前年同期比-47%から大きく改善)

この結果でも株価が下落する不思議🙃

🌸 Cloudflare(NET)

NET の業績の安定感が本当に好きです。四半期毎に発表する数字は着実で予測可能かつ、収益は徐々に増加し続けています。さらに徐々に加速していることも⭕️

直近決算のハイライトは次の通り。

  • 10万ドル以上の顧客は4四半期連続で前年同期比70%以上増加し、合計で1416社。

  • 大口顧客は、FY20の46%に対してFY21は54%を占め、企業向けサービスの強さが増している。

  • NRRは過去最高の125%を達成。

  • 営業キャッシュフロー4,060万ドル、FCFは860万ドルと上場以来初のプラスとなった。

  • 初の2四半期連続黒字。

    チャートもようやく下落トレンドが終了し、MA200にタッチ。この後上抜けを期待。


🌸 Celsius Holdings(CELH)

決算発表後に下落したものの、その後買い戻されてMA50を上抜け。4月は$75を超えてくるような値動きを期待。

🌸 DataDog($DDOG)

Datadogは、インフラ監視、アプリケーションパフォーマンス監視、ログ管理を統合・自動化し、可視化するプラットフォームを提供しています。

素晴らしい決算で、売上高成長率が前年同期比84%増、前四半期比21%増で、過去の成長率と比較しても堅実に成長しています。経営陣からも全面的に良いニュースと前向きな発言がありました。

🌸 Snowflake($SNOW)

Snowflakeは、AWS、Azure、GCPの3大クラウドサービス上でデータウェアハウスプラットフォームを提供しています。一度セットアップすれば、マルチクラウド環境でシームレスにシステム拡張することが可能となります。
クラウド上でデータを管理するために必要な運用オーバーヘッドを最小にできるという点だけでも、SNOWのサービスを利用する価値は大きいです。

企業データの爆発的増加において、それに対応できる素晴らしいポジションにいます。今のところFY29までには年間売上高100億ドルを達成しそうな勢いです。

決算発表後に株価は大きく売られて、その後持ち直してはいるもののMA50を上抜け出来ず。
期待値の大きな銘柄ですので、引き続きホールドしていきます。

SNOWに関しては、最近印象的なリリースを多く出してきています。
完全にデータレイクを主軸にバリューチェーンを取りに来ている印象。


🌸 SentinelOne($S)

SentinelOneはまだ上場企業としてはまだ2四半期しか経っていない若い企業で、前四半期比の売上高成長率は他のSaaS銘柄と比べても圧倒的な成長率を誇っています。

  • 売上は5600万ドル、前年同期の2460万ドルから128%増

  • 過去6四半期の収益成長率は、前年同期比96%、103%、97%、108%、121%、127%とリニアに成長。

  • ARRは、前年同期の1億300万ドルから131%増の2億3,700万ドル

  • 総顧客数は、前年同期の3350社から75%以上増加し、6000社超

  • ARR10万ドル以上の顧客は、前年同期の173社から416社へと140%増加

  • ドルベースの純収益維持率は、前年同期の115%から130%となり、過去最高を更新

株価はようやくMA50を抜けてきたので、4月に明確な上昇トレンド転換に期待。


🌸 Zscaler($ZS)

ようやくMA50を上抜けてきた。

ここ2〜3年、非常に安定したペースで加速しており、ようやく成長軌道に乗ってきたように見えます。FY20には40%台、FY21には50%台、FY22Q1には60%台の成長を遂げており、すべての指標が加速しています。

🌸 Bill.com($BILL)

オーガニックの成長率は85%、前四半期比は22%で、ガイダンスも素晴らしい。
Divvyの買収も単体で前年同期比188%増と収益拡大に大きく貢献しています。

Earnings Callでは、バンク・オブ・アメリカと共同で新しい買掛金/売掛債権ソリューションをリリースしたと発表していました。このソリューションは、第2四半期中にいくつかの市場で展開をスタートさせ、年内には全国展開される予定とのこと。

Earnings Callを聞く限り、まだTAMの初期段階にいるので、しばらくの間は高成長を続けることができると思いました。

🌸最後に

私に限らず、多くの米国株投資家の方々は年初来でプラスに転じたんじゃないでしょうか。
ただ、まだまだ不安定な相場が続きそうですので、楽観視せずに淡々とサバイブしていきましょう。

私のポートフォリオが今後どうなるかは全くわかりませんし、株価の予測も苦手です。
ただ一つ言えるのは、力強く成長していて自身が信念を持って保有できる企業に投資することは、私にとって安心して眠ることができる投資法だということだけです。

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