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ペプシコ(PepsiCo:PEP)FY20 Q3決算レポート。巣ごもりでスナックや朝食用シリアルが売上、利益を押し上げ。

炭酸飲料の「ペプシ」で有名なペプシコがFY20 Q3決算を発表しました。コロナの影響がどこまで売上に影響が出るのか注目でしたが、蓋を開けてみたら事前の予想数値を上回る決算を発表しました。

FY20 Q2の決算はこちらでレポートしています。

FY20 Q3決算概要

売上高 と 収益性 (1)

利益 (1)

キャッシュフロー (1)

EPS(GAAPベース) (1)

・3Qの売上は前年同期比5.3%増の181億ドル(事前のコンセンサス予想:173億ドル)
・EPSは1.66ドル(事前のコンセンサス予想:1.52ドル)

Q2は前年同期比で+3%でしたが、Q3は+5.3%と収益が改善されています。

ペプシコ最大のセグメントである北米飲料セグメントで、6%増の約60億ドルを達成しています。
2番目に大きなセグメントの北米Frito-Layセグメントの売上も7%増の44億ドルとなっています。Frito-Layセグメントは売上だけでなく、利益でも貢献しており、営業利益は13.5億ドルと北米飲料セグメントの2倍となっています。

EPS・売上の予想と実績

EPS(実績) と EPS(予想) (1)

売上(実績) と 売上(予想) (1)

コロナの影響が予想よりも少なかったため、EPS/売上ともに事前のコンセンサス予想を上回る数字を発表しています。

ガイダンス

コロナの影響で中断していたガイダンスも復活しています。

2020年通期のEPSは約5.50ドルと報告しています。以前のコンセンサス予想は5.33ドルと発表していました。

2019年通期のEPSが5.53ドルでしたので、減少することになりますが、チャートを見ると投資家には概ね受け入れられているようです。

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今後の見通し

ペプシコのようなディフェンシブ銘柄は、グロース銘柄に資金がある待っている今の状況では、残念ながら株価は軟調です。

ただし、資金の流れにはサイクルがあり、いずれはグロース銘柄からバリュー銘柄に資金の流れは移っていくはずですので、その時には投資対象の1つになるのではないでしょうか。

ペプシコは配当利回りも3%程度あり、高配当投資家にも人気の銘柄です。直近5年の配当利回り推移は以下の通りです。

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