2024/5/6(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。FOMC、日本政府の「実弾」の為替介入など荒れた展開が続いた先週。但し結果的には日足の身動きの取れない位置づけは変わらず、完全な流れは見えてこない。

それを象徴するように日足5MA(38220円)、週足5MA(38180円)、月足5MA(38600円)とかなり接近している。月足5MA(38600円)はしっかりと上向きになった状態で、先月もここを割れても反発し同MA上へ戻る底堅さを見せた。先月下髭を引いた終値は38470円。安値は36710円でこの間が先月の下髭となる。金曜夜間の終値は38380円で先月の終値の100円下。これより上で推移し5MAを上回るなら先月の下髭をサポートに陰線の実態を戻る展開となる。一方、この下髭を否定できないとなると先月の終値38470円、38500円の領域を超えられずに5MA以下の動きが確定するればその動きが下位足に波及し流れが出てくる展開になり下髭を下っていくと思われる。

38400円~38600円付近は1時間、4時間足で見ても抑えられたラインを突破するか否かの分水嶺だけにかなり注視され、攻防が発生すると思われる。

■日経225先物 週足(期近)

更に方向感が出難さが認識できる週足。下ってきている5MA(38160円)を、過去2本で失敗したが抜けだしてきていることが分かる。また4/15週の大陰線後は25MAまで届かず、20MAを舐める様にサポートを受けて徐々に戻っている状況。先週の上髭「トンカチ」の高値は37700円となっており、5MAのサポートを受けてこの上髭の否定に入るか否かの局面。4/1週の下落からカウントすると下落の第2波、月足だと昨年のブレイクからカウントすると上昇局面の第4波、反転すれば第5波になるか否かと言う場面に来ている。

とにかく20MA(37700円)のサポートが継続するのか、5MAが上向きとなり更に戻りを確定させ、戻りから上昇局面になるのか否かという判断になる。逆に5MAを割り込み、20MAも崩されれば25MA(36760円)、直近安値の36710円を目指し、前出の月足の下髭を否定する流れに入ることになる。


■日経225先物 日足(期近)

問題の日足。75MA(38500円)以下での推移が続いているが、そこから上下共に離れることは出来ていない。過去3回ほど同MAの突破は失敗しているが、4/19の直近安値37100円、その後その大陰線を否定する4/24の高値38470円、4/26の安値37130円→4/29の高値38750円(先週の週足上髭の高値)と徐々に安値を切り上げてきており、木曜の日足、金曜日の夜間までの日足もBB-1σ(37780円)のサポートを受ける様に、安値を切り上げるか否かに入りつつあることが認識できる。

やはりまず75MAを突破できるか、そこを突破しても25MAの38600円、その上には先週の高値38750円、4/5、4/15安値の38790円のラインが待ち構えている。35750円を超えると38830円←→38750円の窓埋めがあり、39000円を目指す展開も十分に見えてくる。

特に25MAを突破できるか否かは大きいと思われ、ここで折れれば再びレンジへ戻り、そのまま前出の下への展開へ、抜けきれば39000円方向への分水嶺となる。SQ週と言うこともありどのような展開もあり得るため、捉えにくい状況が続くこともあり得るが、優位性がある場面をしっかりと選択してトレードして行きたい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

■日中チャートの窓が空いている領域

38830円←→38750円
36300円←→36190円
34820円←→34530円
33580円←→33560円
31870円←→31640円
31190円←→31090円
31320円←→30980円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となりえる価格帯

39260円
(4/15高値)

39000円


38830円

(38750円からの窓埋めライン)

38750円

(4/29の高値。ここから38800円付近まで4/5~4/15で形成されたレンジ底値。38830円←→38750円窓埋めあり。)

38600円
(日足25MA。ここを超えるか否は非常に重要。抜ければ38750円、そこも抜ければ39000円を目指す展開へ。逆にここで折れれば再びレンジ内、下落展開になる。)

38500円

38470円
(4/24の高値。この領域までをはっきりと抜けるか否かを見極めが肝要。)

■38380円
(金曜夜間引け)


38190円
(雇用統計発表時の高値。ここをNY時間で抜け高値引けしたライン。また日足5MAもほど同ラインにおり、ここを割れるまでは買い有利に動きやすい。割れれれば再び38000円の攻防へ。)

38100円
(木曜夜間でここを割れ大きく崩れ、金曜夜間で雇用統計後にここを上回り大きく上昇したライン。38000円手前で再び「防衛」の可能性あり。)

38000円
(結局、先週も38000円でのレジスタンスにならず、これ以下では強さを見せている。下目線ならここまでの下落だけでなく、出来高を伴って一気に抜けるか、これ以下でのレジスタンス確認が必須の状況。)

37850円付近
(先週はこれ以下はすべてサポートされているライン。37800円付近に日足BB-1σがあり、38000円を割れても再び底堅さを見せる可能性あり。)

37780円付近
(日足BB-1σ。37700円と合わせ割れればかなり厳しい下落になり得る。)

37700円
(先週安値。過去3週間サポートされている週足20MA。)

37500円
(37600円~37500円付近まで長期間意識されているゾーン。4/25のPPI指標時もそうだったが、ここのサポートを割れると値幅が出やすい。)

37130円
(4/25のPPI指標後に大きく下落した時の安値)

37020円
(4/22安値)

37000円
(日足BB-2σ)

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