2023/9/18(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。先週も32200円台から底堅さを見せ、また不自然なまでの再び強い展開が続いた。特に水曜日夜間に発表されたCPI値の後にグイグイとNY市場までも引っ張る様に上昇。(この時に日足5MAを突破)翌日中にそれまでの壁だった32700円を超え更に上昇。このまま大台の33000円にもタッチし、9/7高値の32110円にも到達。この時点で日足ボリンジャーバンドの+2σは32270円付近にあり、そこまで行く余力を見せていた。それに習うようにそのまま8/1の高値32230円も超え、7/3(33510円)、7/4(33570円)の高値に迫る33450円が直近高値となった。33500円に届かなかったこと、さすがに短期的にはかなり「恣意的」に買われている事から金曜日夜間には売られ33000円を試すように33070円で引けている。

やはり月足5MA(32600円付近)で依然としてサポ―トが効いており、CPI値発表時には丁度ここを背中に上昇を開始して、全く押し目無く33000円突破へ向かっている。月足ベースでは33000円以下で推移した場合はこの水準がポイントになり得る。引け値はBB+2σ:33020円付近と同水準と見て良いだろう。先週も5MAは難なく超えているが、BB+2σ以上での推移する時間は明らかにまだ短い。チャート的にはまだ上有利な状態ではあるが、現時点でこのまま上昇し続ける要素は見えてこない。一旦この過熱感をどう冷やして来るのか、本当に冷えるだけで終わるのか否かは見えてこない。

■日経225先物 週足(期近)

先週はしっかりとした陽線となり、先々週の上髭陰線で「これは・・・」という雰囲気を全て消して来た。20MAがしっかりと上昇している中でがっちりとサポートとなり、ここを割り込む気配はい今の所全く見えてこない。5MAは32600円付近にあり、月足5MAとほぼ同じ水準。先週の同MAは32300円だったがこれを割り込むことなく上昇し、現在は前出の重要ポイントである月足5MAと重なっている。BB+1σは33140円付近でよく見ると6週間このラインを超えて引けている事が無いことが分かる。ボリンジャーバンドもかなり収縮して来ている事(25MA基準だとまだそこまで収縮は起きていないが)から次への動きがそろそろ出る頃と示唆しているが、このラインを超えて推移し続けるか否かは注視してみる価値はありそう。BB+2σは34100円付近で今年の最高値の上にある。もし上方に動意付くならBB+1σの33140円を超え、降りて来るBB+2σにタッチ、その後にエクスパンドに向かい展開へ。そこまで行く力が無ければレンジに終始し、20MAの上昇を待ち、同MAが上昇から平行になりつつ、そこでの攻防でどちらに傾くかと言う展開も考えられる。25MAは31450円付近となっている。

■日経225先物 日足(期近)

25MA、75MAの強固なサポートから反発しBB+2σへ到達。先月のSQで空いた限月の鞘を埋めて来たことになる。(実際の現物との数値との鞘は権利落ちで埋まるが)。

よく見ると75MAは32600円付近で25MAは32400円付近となっており、パーフェクトオーダーになっていない。これをどう捉えるかはそれぞれに意見があると思うがかなり急激な恣意的な上昇とも見て取れるし、パーフェクトオーダーになれば更に強くなると言う展開も考えられる。5MAは32900円付近にあり、金曜引け値からそう遠くない位置にいる。33000円を守り切り、週足BB+1σ以上で推移すれば次なる上昇へ再び強い展開。33000円の攻防になり、5MAの5MAは32900円へ向かい、そこでももう一段下がれば75MA(月足5MAでもある)の32600円付近での重要ポイントでの攻防と言う流れが見えてくる。

BB+2σは33460円付近にあり先週高値と同水準。ここを超えるのはかなりの力が必要と思われるが抜ければ再びバンドウォークになり得る。

上有利な形ではあるがRSI、MACDなどはダイバージェンスになりつつあることは頭に入れて置きたい場面。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域 (以下は期近基準と混同あり)

33180円←→33040円
31860円←→31830円
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)


■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯(括弧内はCFD、9月限基準)

33710円(33950円)
(今年の高値、期近水準だと33950円)

33570円

(7/4の高値。この近辺の高値は今年の4時間足で4度ほど叩かれているライン。)

33510円
(7/3の高値)

33450円
(先週高値)

33200円~33250円付近
(金曜日の上昇後の下落で5分足でネックラインになっている。ここを超ええれば先週安値33450円チャレンジへ。)

33180円
(33180円←→33040円の窓埋めライン)

33150円付近
(週足BB+1σの水準。過去6週間これ以上で引けておらず、この水準以上で推移するか否かは注視したい。)

■33070円
(先週、金曜夜間引け値、33180円←→33040円の窓あり)

33000円

32900円
(日足5MA、日足BB+1σ付近)

32700円
(先週のCPIをきっかけにこの水準をブレイクして一気に33000円超えしたライン。節目もなく一気に来ている為、日足5MAを割ればここと、32600円まで一気に来る可能性あり。)

32600円付近
(月足、週足5MAが重なっている重要ライン。ここで再びサポートされるか、割れて推移するかでかなり展開が変わると思われる分水嶺。)

32500円

32380円
(日足75MAでかなり強固なサポートありだが、日足5MAを割、32600円を割ればターゲットはこのライン。)

32220円
(9/12安値)

32000円

31800円付近
(週足20MAでしっかり上昇して来ている為再びサポートされる可能性はあるが弱さを見せれば展開は大きく変わる。)





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