2023/7/31(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。FOMC政策発表、日銀政策発表でのYCC政策の変更、日経による夜中2時のリーク記事・・・などで夏休み前にとんでもない動きとなった先週。

今回の日銀政策発表に関しては高橋洋一氏が面白い視点で語っていましたので参考まで。

※「日銀政策発表、YCC修正と木原議員の騒動の関係」

※以下のツイートスレの見解も非常に興味深いので参考まで

月足テクニカル的にはしっかりの陰線だったのが残り一営業日で下髭をしっかり引いて来ており、最後の最後で翌月へのイメージが変わってきた。結局月足ベースでのパーフェクトオーダー、バンドウォーク状態を表す結果となっている。今月の安値は7/12に付けた31760円、BB+2σは31800円付近。7/21の日中に32060円を安値を付けた後に強いリバ、先週の金曜日、日銀政策発表時の大荒れの展開の中、遂に割れるかと思われたがぴったり32000円で折り返し、翌セッション含め、あっという間に1000円リバウンドしている。この水準を割らなければ、中長期的には売り有利の展開にはならない事は明白となったと言っても良いだろう。5MAは30800円、BB+2σは31800円付近、BB+3σは33600円付近となっている。

33200円を超えると月足が陽線となるが木曜日の夜間に「例の日経」の記事が出る前の高値が33220円、金曜夜間の高値が33140円となっている。やはり33200円をきちんと超え、サポート&リターンが起きないとまた売られる可能性も否定できない。

いずれにせよ月足での目線は変わっていない。

■日経225先物 週足(期近)

5MAが32600円付近となっておりこれ以上の展開になり買い有利であることを認識できる。先週でも指摘したBB+1σを割れることなく(先週は32100円、現在は32360円付近)サポートが継続している。もう少し詳しく見ると7/3週の上髭陰線の始値が33200円、先週の高値が33220円、金曜夜間の高値が33140円となっており、やはり32200円が意識されている事が分かる。(また前出の通り月足が陽転するポイントは32200円となっている。)

7月の高値は33810円となっており、現在地とは乖離がありこの間の細かい分析は下位足を見る必要が出て来る。週明けはまずこの32200円附近の動きを注視ししたい。短期的には買われ過ぎの領域に入りつつあるが、空売り比率が47%を超えている状況で、この位置で明日寄りつくと売り手にはかなり厳しい状況であることは言える。

■日経225先物 日足(期近)

金曜日にBB-1σ(32200円)を割り強烈なリバウンドとなって下髭を引き、次の足でしっかりと陽線を維持している。25MAが32700円付近となっているが7/24~7/26まで同MAで頭を抑えられた後に、上下の激しい動きが合ったものの、3本連続で25MA以上で引けている強いサインが見られる。5MAが32800円付近、BB+1σが33130円となっておりここを明確に超えられていない。6/23以降はBB+1σで推移しておらず、これ以上での動きとなり、例の33200円をしっかり超えるとステージが変わる可能性が見えてくる。

逆に最低でも5MAの32800円付近、また25MAの32700円(ここは過去からかなり長い時間意識されているラインでもある)を下回って推移しないと売り有利にはなり難い。33000円を割って来てもサポ―ト要因は多そうだ。

BB+1σを抜ければ7/4の高値33240円、7/5の高値33370円、BB+2σ(33560円)がターゲットとなり得る。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

以下は窓の領域

明日の寄り
←→32850円(週足窓)
31280円←→31200円
30370円←→30140円
29770円←→29670円
29470円←→29430円(週足窓)
28930円←→28770円
28490円←→28460円
28240円←→28210円(僅かに埋まっていない)
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今後節目となり得る価格帯

33950円
(6/12高値、現時点でのバブル以降の最高値)

33810円
(7月高値)

33560円
(日足BB+2σ、月足BB+3σが33600円付近。)

33500円

33370円
(7/5高値)

33220円
(先週高値33220円を抜けると7月の月足が陽転する。7/6高値、が33240円。)

33140円付近
(日足BB+1σ。ここから33240円付近までゾーンになっている。)

■33110円
(先週、金曜夜間引け値)

33000円

32850円
(明日の寄りがこれ以上になると週足窓となる。またこの近辺は金曜日中の高値で2度意識されているライン。この辺りまでは買いは有利。)

32800円
(日足5MA。最低限これ以下にならなければ売り有利なならない。)

32700円
(長い期間意識されているライン。日足25MA。5MA同様にこれ以下にならなければ売り有利なならない。)

32560円付近
(週足5MA付近。ここから32280円付近まで長い期間ゾーンとなっており、これ以下で推移した場合また32200円以下を目指す事となる)

32500円

32370円付近
(週足BB+1σ付近。過去3週間この領域でサポートを受け割れていない)

32280円付近
(ここから32560円付近まで長い期間ゾーンとなっており、これ以下で推移した場合、再び32000円割れを目指す事となる)

32060円
(7/21安値)

32000円
(先週の日銀政策発表でここから1000円リバウンドした起点)

31850円付近
(日足BB-2σ)

31760円
(今月の安値。7/12安値)



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