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#お仕事小説部門
ゴスロリ先生 第3話「黒ギャル」
三学期になった。理科の川中先生が産休に入ったので、新しく臨時任用の先生が来た。
その先生は、職員朝礼で元気よく挨拶をした。
「初めまして!城田りんです。三学期からお世話になります。よろしくお願いします!」
城田先生は、どう見ても黒ギャルだった。
初日なので黒いスーツを着ているが、髪はロングのシルバー、鼻ピアス、200本ぐらいマツエクを付けているし、ゴールドのアイシャドウがキラキラでかっこ
ゴスロリ先生 第2話 「体育祭」
10月になった。あの季節がやってきた。体育祭だ。
クラスでは、学級対抗リレーをホームルームで決めることになった。もちろん、足が速い子がスタートとアンカーだ。あまり揉めることなく、すんなり決まった。体育主任とも、必要最低限しかかかわらず、このまま時が過ぎてくれと願っていた。
しかし、体育祭の当日、思わぬハプニングが起きた。
「先生!アンカーの斉藤くんが熱で欠席です!」
そう言って、学級委員
ゴスロリ先生 第1話 「リボンの数と後輩指導」
【あらすじ】
ゴスロリファッションで毎日学校に出勤する「私」は、体育主任に目の敵にされている。派手なファッションが気に入らないのか、服装にリボンの数が多ければ多いほど「後輩指導」という名のもとの、主任のありがたいお話が続く。
自分のファッションを貫く「私」だが、生徒や教師達から理解されたりされなかったりを繰り返し、波瀾万丈な生活を送る。
私は、高校の教師をしている。科目は社会科。
生徒から