ジョー・マッカーシー
オリックスバファローズについて。
17試合を終えて7勝10敗の5位。
チーム打率.192、本塁打5と打線が奮わず、平均得点はパリーグワーストの2.59でビッグイニングがほぼない状況。
長打不足な上に、チーム打率も完全試合があったとはいえ悲惨な数字。元々チーム全体で四球を選びに行くチームではない為、これだけ貧打&長打レスだと得点が入る入らない以前に試合自体が動かず、見ている側からすると淡々とアウトになっている様に映るケースも多い。
頼みの投手陣も山本というスーパーエースがいるにも拘らず平均失点は3.29とリーグ4位。采配以前によくこの順位で踏みとどまっているともいえる。
そんな中4/16日にスポーツ報知が、オリックスバファローズとジョー・マッカーシーが基本合意に至ったと報道。
2021年優勝の原動力だった2冠王吉田、ホームラン王杉本が揃って低空飛行。実質1年目のラベロも打率に対して出塁率はあるものの、お世辞にも期待に応えているとは言い難く、バレラはアメリカでの数字を見る限り内野の複数ポジションをこなせるユーティリティのテーブルセッターでそもそも打線の中心になるタイプではない。
吉田&杉本が安定した働きをする前提でのチーム編成が故にこの2人が機能しなければ得点力は当然上がってこない。枠は空いてはいたが、オフシーズンに保険となり得る選手を獲得しなかった上にファームにいるスラッガータイプのプロスペクト達はまだ経験を積ませたいのか入れ替えもなく現状を打破できる手段がない故に今回の補強に至ったのだろうと推測する。T岡田が健在であれば話は違っていたのかもしれないが。
https://www.mlb.com/video/joe-mccarthy-drills-a-solo-homer
https://twitter.com/tractor1655/status/1505512176177786886?s=20&t=T68O4HuNAg-sOzuR8eO-dQ
コロナ過における収入減や最後までシーズンを戦った事に加えてMLBのロックアウトが重なった部分は理解できる。しかし、今回のマッカーシーもどちらかというとバランス型に見え、結局チームが浮上するには吉田、杉本両名の復活を願うしかない状態。
全体的に打低リーグと化している現在のパリーグ。何とか投手陣が踏ん張り、両名が復調する事を祈るばかりである。
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