【はじめてのオプション】手法(前編)(2022/10/8)
こんにちは。トレーダー しんです。
今日は、前回お話していた「株価チャート」と「ボラティリティチャート」と「オプション価格」の3つの関係性について話をします。
タイトルが「手法」となっていますが、先程の3つの関係性だけを話すよりも「手法」と絡めた方がより分かりやすいかなと思いました。
次回、後編では「オプション価格を変動させる要素」について話をします。
株価チャート、ボラティリティチャート、オプション価格の関係性
それでは説明します。(ここで話すのは、あくまで傾向であり、必ずそうなるという事ではありませんので注意して下さい)
上の画像は先日取引したブラックロックの日足チャートです。
・「株価チャート」→ローソク足です。
・「ボラティリティチャート」→紫色のチャートです。
・「オプション価格」→「高い」「安い」を矢印で記載しました。
①「株価チャート」と「ボラティリティチャート」は逆相関
・「株価チャート」下降→「ボラティリティチャート」は上昇
・「株価チャート」上昇→「ボラティリティチャート」は下降
※株価が下落すると、投資家の心理状態を示すボラティリティチャート(恐怖指数)は上昇します。
②「ボラティリティチャート」と「オプション価格」は相関
・「ボラティリティチャート」が上昇→「オプション価格」が高くなる。
・「ボラティリティチャート」が下降→「オプション価格」は安くなる。
※「ボラティリティチャート」は「オプション価格」から算出されます
どうですか? ちょっと難しいですが一度理解してしまえば大丈夫です!
手法について
私がやっているのはクレジットスプレッドという手法です。
上記のような特徴がありますが、私のやり方として特筆すべき点は、
・「エントリーするにあたり株価チャートは見ていない」
・「ボラティリティ上昇をシグナルにエントリー」です。
株価チャートを見てトレードするなら、株を直接売買すれば良い訳ですし、
わざわざオプションで権利を売買する必要なんてないですよね。
ブラックロックの取引解説
最後に先日のブラックロックのトレードを例に手法の説明をします。
(厳密さよりも分かりやすさを優先しています)
【注文内容】
・赤いライン→売りの注文ライン
権利行使価格$550、オプション価格$2.43
・青いライン→買いの注文ライン(ヘッジ)
権利行使価格$545、オプション価格$1.27
※最大利益→売りと買いのオプション価格の差$1.16×100
最大損失→売りと買いの権利行使価格の差($5-最大利益)×100
【エントリー手順】
①ボラティリティ上昇を確認
②9/30期限のオプションで売りと買いのオプション価格の差が
$1.00以上のものを見つける。
③見つかったら売りと買いそれぞれの権利行使価格をを指定して注文
【期限9/30における勝敗について】
・株価が赤いラインよりも上→最大利益を得られる
・株価が青いラインよりも下→最大損失で終了
・株価が赤いラインと青いラインの間→最大損失以下の損失で終了
この手法は上昇トレンドの方が有利かもしれませんが、株価チャートを見てないので、こんな下落トレンドでもエントリーしちゃってます(笑)
それでは、また。
今回の内容はYoutubeで詳しく解説していますのでよろしければ見てください。
【Youtube】
https://youtu.be/8P4JQ8elLvc
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それでは、ありがとうございました。
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