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クアラルンプール二日目の日記(イスラームの美にダイブ!の巻)

眠いので、調べないとわからないところはあとで追記することにして、サクサク書けるところをダイジェストでお送りしたいと思います!

クアラルンプール一日観光の初日!先輩に車であちこち連れて行ってもらいます!わーいわーい!

朝ごはん。

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写真がやたら黒いですが(曇っていたのもあり)、ナシ・レマというご飯。
フライドチキン(何やらサクサクの衣がついてる)と、ココナツミルクで炊いたお米。それに、じゃこみたいなのとピーナッツ、ゆで卵ときゅうりがついてきます!

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チキンを切ってみると黄色い。
とにかくこのサクサクがおいしい〜!辛いソース(サンバルソース)もついてくるんですが、ココナツミルクご飯と混ぜて食べるといい感じです。

マレーシアのミルクティーとともにいただきました。

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お店はここ。店内はとても込み合っていて、お店から離れた外の席で食べた。

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本日一箇所目、ブルーモスク。
先輩が以前聞いたところによると、なんと訪れる観光客の7,8割は日本人とのこと。
そして青いのは、建設された当時青が流行っていたからだそうです。

日本語の無料ガイドツアーに参加します。
入り口で、ローブのようなものとスカーフを借ります。みんなが同じ色のローブを着てツアーに参加するので、制服のようでかなり不思議な感じです。

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幾何学模様がかっこいい!
風が通って静かで、気持ちのいい場所です。

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ドームの下もアラビア文字。なんて書いてあるのかなあ。

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中はこんな感じ。絨毯の模様も素敵。
ムスリムの人たちは、お祈りの際、この模様にそって並ぶようです。

ガイドさん(たぶんマレー系の方かな)は、説明用のスライドを印刷した、みたいなファイルをお持ちで、イスラム教徒の義務や、お祈りの前の身の清め方等について教えてくださいました。

イスラム教徒の義務の一つ、「喜捨」は貧しい人に寄付をするというものだそうですが、収入の2%程度が目処とされているようです。

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これは天井を見上げたところ。黄色のアクセントが効いています。

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ステンドグラス、キリスト教のものとはまた違った美しさ。
たくさんの色が使われているけど、気持ちが落ち着く。

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ガイドさんいわく、モスクは礼拝のためだけの施設としてはいけないことになっているそうで、コーラン等の教室だったり、コミュニティセンターとしての役割も担っているそうです。(この日、ブルーモスクでは結婚式も行われていました)

この写真は図書館で撮影したもので、コーランを解説したハディーズのコーナー。ガイドさんいわく、コーランをそのまま受け取ってはだめで、ハディーズの解説も読む必要があるそうです。たとえばコーランには、イスラム教徒は争ってもよい民だと書いてあるが、ハディーズにはそれはコーランが書かれたときの限定的な説明で、今は争いは許されていないということが記されているとか。

時折、「自分は夢で神を見た」という人もいるけど、信じていい内容はコーランとハディーズだけ、とのこと。ガイドさんがコーランの最初の一説をアラビア語で節をつけて読んでくださったのですが、不思議と心地良い、歌のような響きでした。

何回かこのツアーに参加している先輩いわく、ガイドさんによって話される内容はだいぶ変わるそうです。

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続いては、イスラム美術館。
これが、思ったのの100倍楽しかった!!
元々美術館・博物館好きというのもあるのですが、模様やテキスタイルが好きな方にはとってもおすすめです!

入ってすぐのゾーンは、歴史や、各国の文化の中で特徴的なモスクの模型が展示されています。メッカやメディナ、タージマハルなんかの模型もありました!中国風のイスラム建築の模型などもあり、大変おもしろかったです。

ずっと行きたくて、でも情勢的に行くことはかなわないんだろうな…と思っていた、マリのトンブクトゥの模型もあって悲しい気持ちに…。

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この美術館、美術館自体もすっごく美しい!
これは、天井のアーチを撮影した写真です。

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コーランの書かれている巻物や写本?の展示が、美しくて美しくて…全部写真に撮っておきたいくらい素敵でした。

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華やかで、細かくて、ずっと見ていたい〜!

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私が特に気に入ったのは、「ダマスクスルーム」というこちらのレプリカ?です。

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木製らしいんですが、シックな色合いで手の込んだ装飾…!ツボにはまって、しゃがんだり角度を変えたり、じっくり見ました。

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ほんとに素敵…(ため息)。

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こちらは、クリスという剣の展示。
ぐねぐねなってるのは威力は落ちないんですかね?とあとで先輩に聞いたら、「抜けにくいから殺傷能力は高いらしい」とのこと…。

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アホみたいに写真を撮ったのですが厳選して一枚だけ載せますが…、民族衣装のコーナーがほんとーーによかった!いろんな形、模様、色の服、アクセサリーが、たっぷり観られます。

写真は特に気に入った服ですが、なぜかキャプションは準備中になってました…。

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続きまして、国立モスク。
黒が印象的に使われていて、四角っぽいデザインが多く、ちょっとスターウォーズっぽい雰囲気。
観光者用のローブ・スカーフも、紫と黒でますます宇宙感ありました。

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中はこんな感じ。お祈りしている人もいます。
三角がかっこいい。モダンなデザインです。

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外から見るとこんな感じ。あちこちに幾何学模様が使われていてかっこいいです!

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本日最後のモスクは、こちらのピンクモスク。
中で話をしてくれたボランティアガイドさんいわく、ピンクモスクと呼んでいるのは日本人だけらしいですが…(実際は、ピンクなのはドームだけであとは茶色でしょう?とのこと笑)。

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でもピンクですよね…きれい。
赤っぽくて縁起がいいので、中国の観光客の人が多いとか。

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ガイドさんいわく、ドームになっているのは、説教が後ろの人までよく聞こえるように、反射しやすい構造にしたのが始まり、とのこと。
とってもかわいい色合い。

このガイドさんは10年ほど日本に住んでいたそうで、日本語ぺーらぺら。普段は土木系の仕事をしているけれど、週末はボランティアとしてガイドをしている、とのこと。「プー太郎」と「かみさん」という言葉が気に入っているんだろうな~という感じで、連発していた。笑。自分はプー太郎だから、みたいなことをおっしゃっていましたが、絶対エリートだろうと思われました。
いろいろ聞けて、楽しかったです。以下、ガイドさんに聞いた話あれこれ。

・モスクでのお祈りの際、女性のイスラム教徒が男性の後ろに並ぶのは、女性を蔑視しているからではなく、男性の気が散るのを避けるため。女性のおしりが目の前にあったら、どうしてもそちらを見てしまうから。
(聞きながら、女性でも男性のおしりに注目してくれる人もいるんではなかろうか…等と考えました)。

・女性が髪や体のラインを隠すのも、男性はどうしても女性の見た目に目を向けてしまうため。ブランド品を部屋の奥にしまっておくように、大切なものをしまっておく、という考えがある。男性の見た目はずっと変わらないけれど、女性の見た目は変化していく。でも内面はいつまでも磨き続けることができるので、そちらに注目できるようにしている。
(後で先輩と、「男性の見た目も変わらないと言うことはないのではないか」と話し合いました・笑。ガイドさんは、モスク内部でローブを脱ごうとする女性を見かけると、毎回即座に注意していました)

・ステンドグラスに挟まれている部分は、蜂の巣を参考にデザインしている。コーランの中に、蜂のエピソードが出てくるため。コーランの中では、「人間が誰かに教わってものができるようになるのと同じように、蜂は巣作りをきっと誰かに学んだはず。教えたのは、きっと神様だ」というようなエピソードがある。

(ガイドさんはメッカに行ったことがあるそうで、その感想を聞くと)
・とにかく落ち着く。モスクはどこも落ち着くけれども。

ピンクモスクを観られる時間は非常に限られていたのですが(たしか、16時半~17時とか)、閉まる時間ほぼぴったりに、「息子が迎えに来たから」とガイドさんは颯爽と去っていきました。面白い人だったなあ。東京は他人に関心のない人が多いからあまり好きじゃない、大阪が好き、と仰っていました。

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ミナレット、近くで見ると大きいです…。

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水辺にあるのがまた素敵。

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今日はこの中で晩御飯です!

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今は春節前なので、あちこち春節っぽい飾りがされております。

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オタオタ。魚のすり身にスパイスを混ぜて、蒸した料理らしい。
食感は、ミートローフに近い。結構辛いけれど、ほろほろでおいしかったです。

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アスパラの塩炒め。同行してくれた先輩は、カシューナッツが好きと言うことで注文。マレーシア料理感はあんまりない?けれど、他に注文した料理の味が強めなので、優しい味のこの料理があってすごくよかった。

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サテー。焼き鳥ですね。かなり甘く味付けされているので、付け合わせの生野菜がちょうどいい感じ。柔らかくておいしい。この写真には入っていないけど、横にピーナツ味のソースもついています。付け合わせの白いのは、芋なのか、米なのか…たぶん芋だと思うけれど。

明日は早起きなので、これにて失礼!


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