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たかのてるこさんにハグしてもらった話

『ガンジス河でバタフライ』でお馴染み、たかのてるこさんの、ヨーロッパ旅の本が特に大好きで、いろいろ考えさせられて、そしてこの人はどうしてこんなに人を許せるんだろう?って思って、ずっと直接お会いしたかったのですが…

ついにイベントでお会いすることができました!やった~!

忘れないうちに記録しようと、色も塗っていない絵で恐縮ですが…簡単なレポートをば…!

たかのさんが旅先で撮影した写真&肯定オーラめらめらの本、「生きるって、なに?」の発売を記念して?たかのさんのトークショー&サイン会があったのです。
たかのさんのお話→大下容子さんによる本の朗読→たかのさんのお話。合間合間にサイン会。って感じのイベントでした。

↓本の詳細はここから(広告ページに飛びます)。
http://ikinani.takanoteruko.com/ikinani_pop.html

自由席だったのですが、席がすっかり埋まりまくったころに到着した私。
始まる前から、二人で来たとおぼしき隣の人のひとりが、すごいこと言ってました。

「前にたかのさんにハグしてもらったのが、ターニングポイントだったなあ…って。そこから人生が変わったな、って」

つまりたかのさんは、もはや教祖なのだな。

いや、私も気持ちはわかります。たかのさんの本の、人の動かすエネルギー、すごいもの。

たくさんの人々と地下に詰め込まれ、混沌のなかハイボールを飲んで、準備は完璧です。

ついに、たかのさんが登場。

(どうやら、このシリーズのイベントの登場時は、いつも「さすらい」を歌っているよう。私もこの曲、大好き~!たかのさんにぴったりの曲!)

私、彼女は教祖、って確信しました。

悪い意味じゃなくて。
本当に、たかのさんお一人が来ただけで、ぜんっぜん空気が変わって、びっくりしました!それぞれの人とか、グループの人達が個々で存在していたのが、いきなりふっと、同じ空間の人たち、として包まれた、みたいになって。

一番驚いたのが、

なにか、辛いこと、あったんだろうな…って雰囲気だった人が、たかのさんが話し始めたら、もうずーーっと笑っていたこと!違う人がとりついたようだった!

参加者は、ちょっと意外でしたが、すこぶる元気、って人よりも、何か悩んでるとか、何か乗り越えたとか、そういう人が多そうでした(詳しくは後述)。そういう人たちが、みんな笑っていました。笑いに来た、って感じなのも知れない。

たかのさんが面白い方だっていうことは、本を読めば誰もがわかることですが、それだけじゃなかった。

たかのさん、本で読むよりもずっとずっとずっとずっと人徳者だ…!

会場は、話者の左右にモニターがあって、一番話者よりのサイドに座っている人が話者を直接みることができない…って構造だったんですけど。入場するなり、そこに気づくたかのさん(神でしかない)。

この日は、たかのさんが上梓された本をアナウンサーの大下容子さんが朗読されたのですが、たかのさん…大下さんが登場されるなり、これ。この気遣いです。

そして大下さんの朗読の時間。素晴らしい朗読にももちろん感動したのですが、その隣でずーーっとたかのさんがジェスチャーを?されてるのにも感動しました。

たかのさんは、朗読の前に「体が動いちゃうかも…」と仰ってましたが。たぶん、彼女の「とにかくできることはなんでもするぞ!!来た人を楽しい気持ちにして帰すぞ!」というホスピタリティがそうさせるんだろうな~と思いました。

机の上には、進行のための資料がいーーーっぱい。
どれだけたくさん準備をされてきたのかなあ、と、胸が熱くなりました。

もうこの時点でですね、たかのさん大好きですよね。

前から好きでしたけど。大好きになりました。こんなにかわいい&優しい&面白い&賢い人、好きにならない方が無理だよ!それは、カートだってちゅーもするよね。(詳細はヨーロッパの旅本で)

そして、

ハグ。

たかのさんはサインのあとハグもしてくださるという大サービスで。ハグの前に手を広げるたかのさんの笑顔が、もうそれだけで「大丈夫!」って言ってくれてるみたいですごかった…。本当に太陽のような人だ…。

しかも、サインしてくださる間、たかのさんと結構ばっちり話せるという!嬉しい!嬉しい!

みんな、自分がどんなタイミングでたかのさんの本に元気とか勇気をもらったのか、話しているみたいでした。でもまだ、渦中にいる方は多そうで。
旅に出たいけど勇気がでないとか…
仕事しんどいけどやめられないとか…(盗み聞き。)
話しながら泣いちゃう人もいた。それを、列に並んでるみんなで見守る。

夜が深まるほど優しい世界に…!

終電がある人から優先的にサイン、ってことになっていて、何回かに分けてサイン&ハグタイムが設定されていたのですが(これも気遣い…!)、最後のほうはたかのさん、コロナビール飲みつつ、話聞きつつ、サインしてて。ゆるかった…。「スナックてるこが開けるね」と仰ってる人がいましたわ。いいな、そのスナック。最寄り駅にほしい。

そしてついに私の番になり、去年・今年と辛かった話をしてたら、 結局、私も泣いてしまいましたよー。たかのさんなら、泣いててもきっと笑って受け止めてくれるだろうな、って安心感があって。自虐みたいな話をしても、たかのさんは全然ばかにせず聞いてくださるんです。

少しお話したあとで、私も抱き締めてもらいました。

そして…たかのさんは…ええ乳をされていた
(私の中にはおじさんが入っていてすみません)

サイン待ちのなが~い列に並んでいる間、またしてもたかのさんのお気遣いで、たかのさんが過去に出演されたテレビ番組が流されていたんですが。番組を流しつつ、たかのさん、「たかのてるこ好きに悪い人はいないから!ぜひ前後の人とお話して~!」って何度も声をかけられてて。

う~ん、どうしようかな…ってしばらくもじもじしてたんですが、深夜だし、お酒飲んでるし、たかのさんが呼び掛けてくれてるんだし!と思って、どりゃー!と、前に並んでいた方に話しかけてみました。これが、イベントの印象を大きく変えた!

最初は今までした旅行の話とかをしていたのですが、やっぱりたかのさんの本を読んだタイミングとかの話になり。前の方も「たかのさんの本を読んだこともあって…怖かったけど、東京に出てくることにしたんだよね」と仰ってました。ぼろぼろになった『ガンジス河でバタフライ』を持参されていて、じーんとしてしまいました。

さらにその後、事故で細かい文字を視ることができなくなっちゃった、本は友達が朗読してくれたのを聴いてる、という参加者の方にもお会いし…。その方も、やっぱりガンジス河でバタフライをお持ちでした。

それまでぜーんぜん人生が交わらなかった方の、人生のエピソードを聞くのが私は好きで。この方々とお話ができただけで、今日ここに来ることを選んでよかったな、と思いました。色々あって終電は逃したけど、全然違う扉をばーん!と開けて、すっごく満足な一日でした。前の人に話しかけてみた、ってだけで、こんなに人生の展開が変わるんだな、っえて、感動してしまった。たかのさんは、大下さんに13年ぶりにメールをされて今回の企画となったそうで、「こんなに素晴らしい日も小さいことから始まるんだね」と仰ってました。ほんと、そう思った。

仕事のお昼に一人で外食しているとき、いっつも隣の席の一人ご飯の人に話しかけたい~と思いながらできずにいて(静かに食べたいかもしれないし)、宿題がこなせたような気持ちにも、なったのでした。

早く旅に出たいなあ~!

たかのさんの公式サイトも貼っておきます~
http://takanoteruko.com

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