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ウィークエンドけそ(第23回/2021 .1.23号)

くずざんぽー。けそです!
皆さんは、どちらで、いかがお過ごしでしょうか?

アメリカでは、バイデン新大統領が生まれましたね~。

就任式で朗読されたアマンダ・ゴーマンさんの詩の全訳を↓で読んだのですが(↓)、

国を変えることをあきらめなかった人(たち)の詩だなあ…と思って感動しました。

特にこのあたりが好き。

かつて私たちは問うた──「私たちはいったいどうしたら破滅に勝りえようか」
いま私たちは断言する──「破滅はいったいどうしたら私たちに勝りえようか」

(アマンダ・ゴーマン「私たちがのぼる丘」より(和訳はクーリエ・ジャポン「【緊急全訳】アマンダ・ゴーマン「私たちがのぼる丘」─米国大統領就任式で世界が注目」より、Yuki Fukayaさんによるもの)。
私たちはありしものにふたたび戻らず、あるべきものに向かって動いていこう。
あざはあるが欠けのない、情け深いが大胆で、猛烈ながら自由な国へと。
私たちは脅しにも振り返らず、遮られもしないだろう。
私たちは知っているからだ──自らの無為と無気力を次世代が受け継ぐのだと。

(アマンダ・ゴーマン「私たちがのぼる丘」より(和訳はクーリエ・ジャポン「【緊急全訳】アマンダ・ゴーマン「私たちがのぼる丘」─米国大統領就任式で世界が注目」より、Yuki Fukayaさんによるもの)。

長年、一部の人の利権ばかりが優先される日本の政治にがっかりしてる私は、「みんなのための政治」に向かう気配が見られるアメリカ、いいな~!!!と思ってしまったのですが…諦めないで、声をあげてくしかないですね!

この番組では、今週けそがビビビと来た、SNSの話題・ラジオで聴いたもの・YouTubeで観たもの等の中から、特に皆さんにお伝えしたいものを紹介していきます。

それでは、今週の最初の部門!
※今日の特集、ややエログロの話題ありなので、苦手な方はお気をつけください!

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広くて深い…欲望のかたち

(また、「おもしろ部門」でいいのか不安ですが…)

先日、以下のツイートが話題になりました。

以下、投稿者さんの補足。

こういうと不謹慎なのですが…

判例がすごく面白かった…。

被害者は、上司からも評価されており、健康にも気を遣っていたけれど、ずっと「殺してほしい」と懇願していたそうで。

たぶん、「殺してほしい」と「死にたい」は同じじゃないんだろうな…。
でも、「殺して」もらうためには死ぬしかなかったんだな…。ううむ…。

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これを読んで思い出したのは、頭の中の「読みたい本リスト」に入ってる、以下のマンガ。

女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人。彼の標的は1年3組の美少女・佐々木真帆(16歳)。彼女による“理想的な殺され方”の実現のため、密かに綿密に計画を練るのだった……!

(『女子高生に殺されたい』1巻・Amazon記載の紹介文より引用)

※同作品はこのページで試し読みできます

試し読みだけしたんだけど、主人公の春人は「女子高生に殺してほしい」という強い願いを、もう10年以上抱えている。

彼の願いは、とても具体的。
・自分の想像をはるかに上回る苦痛を与えられ死にたい。
・ただし一発で殺される系(崖から突き落とされる)や無自覚系(練炭自殺に見せかけ殺される)等はNG。
・文化系の細い子でありながら、春人の全力の抵抗を上回る力を持つ子に殺されたい

事件といい、マンガといい、不思議だ…!

どうして人に殺されることを、長年、執拗に、具体的に、願うようになるのだろう?

…ということで例によってWikipediaの関連記事(「性的倒錯」の記事)を読み始めました。

殺されたいという嗜好(「オートアサシノフィリア」というらしい)の原因はあまりよくわからなかったのですが(残念!)、「世の中にはこんな性的嗜好もあるんだなあ…!」と初めて知ったことがあったので、私が気になったところをいくつか紹介したいと思います。以下、特記がない限り、引用箇所はすべてWikipediaの「性的倒錯」の記事からです。

アクアフィリア(溺水性愛)
海やプールなどの水辺や水中、溺水や水没への性的嗜好。ハイドロフィリアとも言い、「ハイポクシフィリア(窒息性愛)」との混同も見られる。英語:Aquaphilia または Hydrophilia

ミレーの『オフィーリア』が儚く色っぽく感じられるのは、アクアフィリアから来てるのか…?

サイダロドロモフィリア(列車性愛)
機関車や電車などの機械や鉄道製品への性的嗜好。英語:Siderodromophilia

(性的な意味じゃなくても)列車に魅かれる子供って多いですよね(大人でも、鉄道好きって多いですが)。
他の乗り物ではだめで、列車だからいい理由ってなんなんだろうなあ。
長いところ?たくさん連結しているところ?

ティモフィリア(財産性愛)
財産や財宝への性的嗜好。英語:Timophilia

お金がある人に興奮する…みたいな状況かな?
佐伯ポインティさんが、高学歴の人に興奮する女性の話を前にしてたけど、それに近い感じ?

バルーン・フェティシズム(風船性愛)
風船の膨張や弾力、破裂への嗜好。英語:Balloon fetishism

そう言われると、たしかに風船は性的かもしれない…。
危うい雰囲気があるというか…。

シンフォフィリア(災害性愛)
地震や台風などの自然災害への性的嗜好。英語:Symphorophilia

いろいろ読んでると、「圧倒されること」とか「破壊」と性って結びつきが強いのかな?と感じてくる。

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知らなかった嗜好を知るのも興味深いのですが、これまで見聞きしてきた性的嗜好にも名前が付けられているところを読むのがなんとも奇妙な感じでした。欲望のかたち、見本帳的な…。

ということで、今日の話題に関連して、おすすめいくつか。

オドントフィリア(歯牙性愛)
歯や牙への性的嗜好。英語:Odontophilia

4巻、主人公の幸世が、ずっと片思いしてた夏樹ちゃんの歯の形を覚えておこうと触るシーンがあって、そこが切なくてねえ…大好きなんですよ。
歯の色っぽいシーンと言えば、映画『お嬢さん』も最高である。

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シトフィリア(食物性愛)
食物や飲料の咀嚼行為や身体への塗布行為などの性的嗜好。フード・プレイとも言う。英語:Sitophilia または Food play

ひとりぼっちでお弁当を食べている女の子の食事の様子を、逐一ナレーションする男の子の話が収録されています。そしてますます食べにくくなる女の子…。
たしかオアシズの大久保さんも、「異性に食事する様子を見せるなんてはしたない気がしてできない」というようなことを話してたな。人間が生き物だって気づくことに、ぎょっとしちゃうということでしょうか。


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続いては

ウィークエンドミュージック
のコーナー。

ちょっとずつだけど、春の気配がしてきているこの時期に聴きたくなる曲。

pegmapで『鏡』


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最後の部門!

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いまだに魚がうまく食べられない私…買うべきかしら…!

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今週の『ウィークエンドけそ』、いかがでしたでしょうか?

この番組では、皆様からけそへの、褒め言葉・人生相談・質問をお受けしております。

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それでは、また来週!

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