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地球の真ん中

バスでスマホを使うのは酔いそうになるよ〜
休み休み、過去日記を書くよ!
細々した移動が多くて意外と忙しい…いつイースター島の続きが書けるんだーー。

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世界一周37日目。
エクアドル、キト。

私がコロナ疑いで隔離されて音信不通になったために会えなくなってしまった友達、改めて約束をし直して、ショッピングモール内のケーキ屋で待ち合わせることになった。

彼は私が実家に暮らしていた頃、マンションの下に住んでいた人で、中学の部活が一緒だった人。つまり我々は互いを6歳くらいから知っている。

それがこんなところで再会することになるなんて…まったく不思議だなあ。

大きなモール。服屋や雑貨屋などたくさん入ってる。

エクアドルの階数の数え方が難しいよ…。
Planta bajaが1階だから、Planta1は2階なんだな。

よく見るとメイソウって書いてあるな…。
(プラザみたいなお店だと思われた)


ケーキ屋さんは、エクアドルで活動してきてまもなく帰国する彼のおすすめのお店。


「価格設定は高いんだけど、どれを食べても全部おいしい。落ち込んだときとかいいことがあったときに来てたケーキ屋なんだよねー」と彼はいう。特別な場所だったんだね。

ケーキとエスプレッソで6ドルちょっとだった。(エクアドル独自の新しく知るおいしさというのではなく、日本のおいしいケーキ屋さんで食べるみたいな味であった)古くからの知り合いがスペイン語を話すのを見るのは、奇妙な体験だなと思いながら、彼が注文するのを聞いた。


エクアドルでの活動は、必ずしも成功とは言いにくい結果だったみたい。でも、旅するだけでこんなに大変なのに、異国の地で暮らして、言葉も文化も違う人たちと働いて、それだけで本当にすごいことだ。

彼は帰国前で忙しいらしいので、30分くらい話して解散した。


お昼ごはん。
ケーキを食べたからお腹いっぱいだけど、食べないとお腹が空きそうなので一応食べておく。

キトのAlmuerzo(ランチ)は、簡単なものなら2-3ドルで食べられる。

学校が終わったからなのか、お店に入るとジャージ姿の中学生くらいの女の子が席に案内してくれる。

今日のランチは、ジュースとスープ、メインの肉料理とお米とサラダがついて2ドル。ジュースはほしかったらおかわりもさせてもらえそうだった。

スープはバターが入っているのか?、まったりしているけど味に深みがあっておいしい。エクアドルの料理の味付け、私は結構好きだな。

↑エクアドルでは、バナナは料理にも結構使われてる。ポテトチップスみたいな、バナナチップスが入ってる。

メインについてたナゲットは冷凍食品みたいな味。笑。選択肢がふたつあって、もうひとつが何かわからなかったけどあとで調べたら豚肉だったから、そっちにしたらよかったかしら。

(豚肉をChanchoとも表現するって知らなかったな(よく見るのはCerdo)。このあたりのみで使われてる単語なのかな?)

サラダは野菜だけのセビーチェ?なのか、さっぱりしていて酸味がおいしい。

テレビでは、ニュースなのかワイドショーなのか、子供たちのコロナウイルス予防について話し合われている。

その後一度宿へ戻る。

昨日宿の人が「日本人男性が一人新しく来たよ」みたいなことを言ってたんだけど、

なんとその人は知り合いだった!
(リオの宿で一緒だった人!)

彼はクールでおしゃれな感じなんだけど笑い方が柔らかくて、年上だろうと年下だろうと構えずフラットに話す、独特のあったかみがある人。

前日に再会して、明日の午後は一緒に観光しよう!ということになっていたので、ともに赤道記念碑に向かうことにした。

何日か前の日記でも書いた気もするけど、「エクアドル」はスペイン語で「赤道」という意味だ。

赤道記念碑では、北半球と南半球をまたいで写真を撮るのが定番。宿から1時間半くらいかかったので、結構遠いんだけど、ここまで来たらそれはやっとかないとね!

↑スマホのカメラにいい写真がなかったのであとで差し替えたいですが…この黄色いのが赤道。

私の旅は世界の最南端から始まったので、南北だけで言えばそこから世界の半分までやってきたというわけだ。まだ4カ国しか行ってないけど、ほんっと南米は大きい!

赤道記念碑の入場料は5ドル。

ここがね…キト周辺きっての観光地だと思うんだけど、すんごい閑散としていた。

赤道記念碑の中に入っている展示も微妙だし…

※一応上まで上ると、どっちが南半球でどっちが北半球か、見下ろして確認することができるよ。

何かの再現のピラミッドの上には、花のおばけみたいなモニュメントあるし…

なぜかプラネタリウムとかあるっぽいし…

お土産屋はまったく売れてる気配がないし…

(ところでアルパカの人形はもっこもこでかわいい)

こののんびりした感じが、いいといえばいい。

友達「こういうところでのんびり暮らすのもまたいいかも…」
私「お花見するみたいに、お酒ぬるぬる飲んでお菓子とか食べたりしたらよさそう…」
友達「紅茶とかゆっくり飲むのもありだな」
私「うん、ありだな」

ちなみに最近GPSが発達して、ほんとの緯度0度地点はここから少しずれたところにあることがわかったんだって。

地球の歩き方によると、直線距離で300mくらい離れてる赤道博物館Museo de Sitio Inti-nan(ほんとはnanの最初のnの上ににょろにょろが付く)ってところにほんとの0度地点があるそうなので、それを探しに行く。

どこにあるのかわからないので記念碑の警備員さんに聞くも、3人中1人しかこの博物館を知らなかった。

博物館に行きたいのですが、と聞いたら、ビール博物館?チョコレート博物館?と聞かれて、赤道記念碑の敷地内にいろんな博物館があることがわかったんだけど、なんと赤道博物館はこの中になかった(赤道博物館こそ敷地内に置いておいたほうがよいのでは…)。

一回外に出て、記念碑の敷地を左手に見ながら200mくらい歩くと左手にあるよ、と言われたのでそのまま行くと看板があり(写真撮りそこなった)

このような地味な道(落書きが多く治安悪げ)を歩いていくと…

ある(途中、この辺りに住んでるらしい子供たちが自ら博物館の入口がどこにあるか教えてくれた笑)。

入場料は4ドルなのだけど、なぜか敷地の奥の方にチケット売り場がある。

ここもまたね…マイナーな雰囲気の場所なんすよ…。

なんかの文化のデザインを再現しているんだろうな、という像とかがね、いっぱいあるんです…(屋外展示多め)。

英語のガイドツアーが10分後に始まるよ、と言われたけど、雨も降り始めたので(キトに来てから夕方は毎日雨だ)、0度地点の写真を撮って、いくつかここならではのことだけやったら帰ろう、ということにする。

ここが0度地点。でも、個人でGPSで測って、ここでもなかったって言ってる人もいるらしいです。もう、何を信じていいかわからないね。

ガイドブックで、北半球と南半球では水の渦巻の方向が逆になる(赤道直下ではまっすぐ落ちる)というのを読んでいてそれが見たかったんだけど、ちゃんと実験してくれていてそれが見られたので、私は満足しました。

たった2mくらいずつ動かすだけなのに、変わるのはおもしろい〜。

(こちらも赤道定番の実験らしいが)卵を立てるのはやはり難しかった!

時間があれば旧市街も観に行きたいね、と言っていたのだけど、この博物館探しに時間を費やしてしまったので、今日は帰ることに。

バスの中で、私が世界各国の中華料理を食べてどこがおいしかったか検証したい、みたいな話をしたところ、友達はそれを寿司でやってるんだって。いろんな国の寿司を食べてる、と。

ブラジルって言ってたかな、フライドバナナが入ってる寿司があったらしい。そういう、その土地でおいしいと思われるアレンジを見てみるのがおもしろいとのこと。

雰囲気の穏やかな人たちと話せると、元気になる。ずっとネガティブなモードだったけど、やっと少し立ち直れてきた。

宿に戻ってからも、コロナウイルスどうなるかわからないけど旅してる場合なんだろうかね…というような話をする。

ほんとにね…制限をかける国はどんどん増えてるし…どうなることやら…。

とりあえず、明日はクエンカへ移動する!

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