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バックアップの目的【HowtoBackUp4UIDesigners#2】

わたしの考えるバックアップの目的

わたしの考えるバックアップとは「自分で作成したデータを2箇所以上に保存しておく」ことです

これによって、1箇所で破損しても、別の箇所に複製があるので作業が中断しない状況が生まれます

よくあるのが、メインで使用しているマシンのドライブがいっぱいになり、仕方なく過去のデータを外付けHDDに移動し、その分ドライブをあけて作業を継続する事です

これは、データが外付けHDDへ移動しただけで1箇所のままです。複数の箇所に保存されることになっていません 外付けHDDが破損すればアウトです いや、こういうの多いんだ

必ず2箇所以上に保存するようにしましょう


そもそもバックアップを取らないという人へ

確かに時間さえかければ、ほぼ同じものを作ることは可能です バックアップという面倒なことは避けたいという考えも一理あります

しかしクリエーターの仕事を何年も続けていくと、過去の資産があまりに大きくなり、これを全て時間をかけて再度作りなおすのは、死ぬまでに終わるのはムリかもしれないと思うようになります だいたい同じものを作るのは面倒です

あと、仕事として締め切りがある中で、偶然のトラブルで(PCが壊れるとかね)データが消えてしまったとします こういうときにもバックアップがあれば間に合いますよね

バックアップを通して、後で見やすく活用しやすい、より良いデータ構造を考えよう

わたしがバックアップをする際には、できるだけ再利用しやすいデータにするために、事前にデータの整理をしています

会社で作ったデータは会社のものです ソフトにいうと一緒に仕事をしている仲間が、後で使うときに使いやすいようにしておこうねということです

もっと言うと

数年後の自分は他人と同じ

と、思ってください

このデータを再利用したいんだけど、どうやって取り出すのかなぁ〜とか、もう何を考えていたんだ、おれは? と、あとで、自分が一番困ったりするんですよ

わたしはいつもだいたい下記のことをやるようにしています

  • 最終データを明確にする

  • 不要な過程ファイルを消去する

  • レイヤ構造整理、各種リネーム、不要なレイヤやノード等の削除

  • データを読むためのツールバージョン、プラグインやcodecを明記し、入手先を明確にする

  • 仕様書の抜けをチェックし必要な追記を行う

  • 他で役に立ちそうな事は別途専用のデータベースへ転記しておく

ここまで整理した後でデータをバックアップするようにしています

だから部署異動や退職時の業務引き継ぎでも、わたしは引き継ぎ資料作成に時間かからなくてラクラクなのです〜

締め切り間際でバタバタのときに、関連データまで整理しているひまはないです。だから、いつか整理しようではなく、バックアップのときに整理したら良いのではないでしょうか。


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