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海外でのバースデーパーティー

最近息子の誕生日を迎えた。
家族でケーキを食べ、家族でまったりとお祝い・・・
日本のごく普通の家庭にはありふれた祝い方だと思う。


私は小学生時代に東南アジア圏内で過ごした経験がある。
そこでは、幼少期に誕生日を迎えると、友達をたくさん家に呼んで、大々的にバースデーパーティーを執り行う家が多かった。

私はもう年齢的に少しオーバーしていたので主役になった経験はほぼないが、幼少時代を過ごしていた妹は毎年のようにパーティーを開いていた。


我が家は、父親が大のイベント好き。
誕生日会前になると、まずゲームの内容を試行錯誤して考えていた。

招待状と壁面飾りの作成は母親の仕事。
それこそ10通、20通、30通と招待状をせっせとこしらえていた記憶がある。
壁面には毎年でかでかと
「HAPPY BIRTHDAY ○○」と書かれた文字が装飾されていた。

やったゲームと言えば、たとえばビンゴゲーム
ビンゴカードを用意し、くじ引きを用意し、景品を用意する。
ビンゴになった子からくじを引いてもらい、景品ゲット!という感じだ。
年によって、くじ引きだったり、紐をつけて景品釣りにしたりと様々だった。
ビンゴカードもパソコンで作り印刷した、手作りのものを使っていたので、数字だけじゃなく、絵文字ビンゴなど様々だった。

そして、宝探しゲーム
家の中のいたるところに前日に番号が書いた紙を忍ばせておく。
そして当日、全員で一斉に探し、見つけた番号の景品ゲット!というゲームだ。

次に、シャウトゲーム
これは参加型ゲームで、参加者の中から3人選出し、一文字ずつ文字を一斉に叫んでもらう。そして何の単語か当てるゲームだ。
(例えば1人が「だ!」1人が「る!」1人が「ま!」、を同じタイミングで叫ぶ感じ)

ほかにも、○×クイズシルエットクイズジェスチャーゲーム、イントロドンなどなど・・・毎年多種多様にわたってたくさんのゲームを行っていた。


食事は、というと、母が前日からせっせと手料理を作り、立食パーティー風のバイキング形式だった。
何人かは何かしら持ち寄ってくれたが、基本はこちらのおもてなし。

ケーキはウェディングケーキサイズの大きな四角いケーキを注文し、みんなで記念撮影を撮った後ケーキ入刀!


そんな感じのバースデーパーティーを毎年のように行っていたわけだ。
子ども心に、たくさんの友達と過ごしたくさんゲームをして楽しみ、美味しいものをたらふくいただく最高の時間だったわけだけど・・・
今思うと、大人たちは準備にどれだけの時間と労力を費やしていたのだろう??とすごく思う。

今、母になり、息子のために、家族分のご飯を作り、部屋を装飾し・・・それだけでもわりと疲弊してしまうというのに。


  • 莫大な数の景品の購入。

  • 家じゅうを使った、宝を隠すなどの準備。

  • ゲームに使うカードなどの小物作り。

  • そしてもちろん家じゅうの装飾、なん十通もの招待状の作成。。。


それに加え・・・何より料理だ。
招待客は子どもだけではない。ご家族そろって招待していた。

今思うといったい何人分の料理をこさえていたのか・・・?
唐揚げなんて毎年大皿に山のように積まれていた記憶がある。


自分が母となった今、考えただけで吐きそうになるレベルだ。
改めて自分の母親が神様かのように見えた。


そんな盛大に準備をして皆様をお迎えしたあと。
家に残るのは、莫大な数のプレゼントの山とバースデーカードたち!
これを開封していく作業がたまらなくワクワクしてたまらなく幸せなのだ。


今思うと・・・
なんて贅沢な誕生日を迎えていたのだろうと思う。
プレゼントの山に囲まれた我が息子の姿を妄想するだけで、ニヤニヤが止まらない。
そんな経験、息子にもさせてあげたかった。


お国柄とはいえ、そんな誕生日会を毎年時間と労力を割いて一生懸命開催してくれていた両親には、感謝しかないし心から尊敬する。

そしてそんな環境で過ごすことができたこと、本当にかけがえのない経験をたくさんさせてもらえてたんだなと改めて思った。

ここまでのことはもちろん難しいけれど。
誕生日というものが、とっても特別な日だということ。
息子たちにも少しでも感じてもらえるべく、私なりに毎年頑張っていこうと思う。

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