東海村つどえるサロン3期 第1回多様なまちづくりを知る(1月14日開催) ーゲスト講師:近納裕政さん(株式会社クラセル桜川)ー
みなさんこんにちは。T-projectです。
つどえるサロン第3期がはじまりました。今回のサロンメンバーは「役場職員」。東海村のまちづくりを担う職員たちが、住民との対話スキルや、まちづくりの企画、デザインなどをゲスト講師から学びます。
第1回目となる1月14日のテーマは「多様なまちづくりを知る」。
身近な自治体におけるまちづくりの仕掛けを、桜川市の職員で地域商社「株式会社クラセル桜川」の総務企画室長(桜川市から派遣)である近納裕政さんから伺いました。
ゲスト講師:近納裕政さん(株式会社クラセル桜川)
桜川市役所に入庁してから現在まで、一貫してまちづくりに携わってきた近納さん。まちへの関わり方は、総合計画策定から、クラフトイベントの企画、地方創生事業や、高校生とのワークショップまで多岐にわたります。
活動は市内に留まらず、時には、市のPRのため自ら外部に営業をすることも。JR水戸支社に直接売り込みをして特急内で頒布される冊子に桜川市の記事を載せてもらったこともあるのだとか。
そんな近納さんですが、長年にわたる地域の内外での活動からしだいにある課題が見えてきたそう。
それは、自治体職員は人と人、市民と専門機関、時に一般企業もつなげることが出来るが、それがかならずしも、地域活性につながるものでは無いということ。
そうした背景から、雇用やお金の面からも「パブリックの領域を担う会社が必要だと思った」と近納さん。
地域経済の好循環を生み出すプラットフォームとして、地域商社「株式会社クラセル桜川」を2021年2月に設立。同4月には桜川市の直売施設「加波山市場」がオープンしました。
加波山市場(http://www.kankou-sakuragawa.jp/page/page001220.html)
サロンの最後に、今日参加した東海村の職員たちに向け、近納さんは改めてまちづくりにおける自治体職員の役割を問いかけます。
地域特性が違うため、まちづくりはマニュアルも正解もない難しい分野だがだからこその面白さもある、と加えた近納さん。
「課題を自分ごと化して、住民と一緒に課題の解決の手段を探すのが私たちの仕事なのではないでしょうか」とまちづくりで担う行政職員の役割についてお話くださいました。
質疑応答
サロンの最後には、近納さんに同じ行政職員としての悩みや相談が多数あがりますが、その中からいくつか抜粋してお届けします。
T-project 東海村つながるプロジェクト
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