見出し画像

オンライン自治体プレゼン ▼小美玉市の取り組み

 こんにちは!
T-projectです。

今回は1/27のオンラインセミナーから
結城市のプロジェクトに続き、小美玉市役所の代々木さんから小美玉市の取り組みについてご紹介いただきます!
それではどうぞ!

--------------------

▼小美玉市ってこんなまち!

小美玉市
2006年に、小川町・美野里町・玉里村が合併して誕生した。
人口は約5万人。日本で2位大きさを誇る霞ヶ浦に面している。
酪農が有名で、鶏卵出荷数は日本一位。
なので、特産はヨーグルトとプリン。
首都圏第3の空港として、茨城空港がある。
また文化ホールは3館あり、文化活動が盛んなのも特徴。


現在、小美玉市は
「見つける。磨く。光をあてる。ダイヤモンドシティ小美玉」
と言うブランドメッセージでブランディングを行っています。
これは、市の小美玉になぞらえて“小さく美しい玉=ダイヤモンド“をモチーフにしたものです。
ダイヤモンドを作る上での工程もまちづくり・ひとづくりにも通づる部分がある!という事で、
見つける・磨く・光をあてるをメッセージにしています。
また、ダイヤの特徴として
ダイヤの原石はダイヤじゃないと磨けないというものがあります。
なので、原石であるまちの子どもたちを磨く=育てる・成長してもらう
ために、大人がまずダイヤになろうと言う事で
市民参加のセミナーが様々なセミナーが開催してきました!

▼ダイヤモンドシティプロジェクト
https://www.city.omitama.lg.jp/0545/genre1-0-001.html

スクリーンショット 2021-02-02 19.15.54

県の広報トップを招いた情報発信セミナーを開催すると、
たくさんの方に参加していただきました。
様々な職業の方に参加いただいていたのでセミナー後には
異業種交流会も開催しました。
参加者同士の横のつながりを作ることができました。

スクリーンショット 2021-02-02 19.35.15

他にも
・マーケティングスクール 
・デザイナーではない方のためのデザインセミナー
・SNS時代のライティングセミナー
学びたい、何かを始めたいなど意欲の高い人たちのアンテナに引っかかるセミナーを開催。


▼これまでの活動について

こういった場は、共感して磨き合う仲間を増やす場として機能してきました。
さらにその後セミナーで出会った人たちが結集して、
力を爆発させたのがヨーグルトサミットになります。

ヨーグルトサミット
第1回を2018年に開催。全国から108種類のヨーグルトが集まり、
ミュージカルや足湯などヨーグルト尽くしの2日間のイベント。
のべ39,000人の来場者数を記録した。

▼ヨーグルトサミット
https://www.city.omitama.lg.jp/omitama/

スクリーンショット 2021-02-06 2.49.12

ヨーグルトサミットを企画・実行したのは市内の青年層49名でした
セミナーでつながった多種多様なメンバーが中心になっていました。
このヨーグルトサミットをきっかけにして「まちにマジになる人」を増やすシティプロモーションが動きが増えていきます。

例えば、ヨーグルトサミットで意気投合して集まった仲間がやりたい仕事を応援するOmitama Shigotoが生まれました。
また、シティプロモーション推進懇談会が発足し、まちにマジになる人を増やす取り組みの仕掛けを生み出しています。
デザインを学んで実際に紙面を作ったり、
市民ガイドの着地型ガイドの実践したり、
県立高校で小美玉探求の授業を行うなどしている。

そういった事をしていく中で、市外からもプロジェクトが舞い込むようになります。
その一つはスーさん(進行の鈴木です)も進めているif design projectという関係人口作りのプロジェクトに今年度のフィールドとして選ばれました。
また、ヨーグルトサミットをきっかけに制作した動画「小美玉ヨーグルトストーリー」は全国広報コンクールで日本一位になりました!
これは、制作に関わった方だけでなくて一般の市民の方への誇りにもなっています。

こういった流れは市が発行する広報誌にも波及していきます。
一昨年から紙面のリニューアルをして、
特集の取材にも行くようになったんですが、
職員だけで行くよりも興味のある人にも声をかけようということになり、
市民取材チームが結成されました。

スクリーンショット 2021-02-06 3.06.35

こちら最近の広報紙の表紙なんですが、この写真素敵じゃないですか?
これ実は、全て市民チームが撮影したものになんです!

スクリーンショット 2021-02-06 3.09.16

こちらが広報小美玉チームの方です。
先ほどの表紙の写真を撮ったのは最年長の斎藤さんです。(写真一番左)
斎藤さんは今日も視聴してくれているんですが、
とてもフットワークの軽い方で、みんなに愛されているキャラの素敵なおじいちゃんです。
趣味がカメラとサイクリングなどでSNSで発信するのも得意。

市民広報チームの方には、
撮影だけでなくインタビューを担当してもらったり、
特集の企画で紙面に登場してもらったりしています。
取材先ではたくさんの人と繋がれるので、
人の輪がどんどん広がっているのを実感していると意見もいただいています。

▼おみたまくらし
http://iju.city.omitama.lg.jp/

 最後に紹介するのが、昨年始まったTOWN JOURNAL OMITAMAです。
市民がタウンレポーターとなって、
その人自身のオススメを発信する市民デジタルメディアです。
ヨーグルトサミット後にSNSで情報を発信する市民が増えいったんですが、
情報が流れてしまう問題がありました。
更にコロナで地元情報の需要が高まり、
市民による地域メディアを作ろう!ということになりました。
去年の11月から動き出し、翌月の12月にオープンと、
実質2ヶ月もない準備期間でしたが、
タウンレポーターは募集開始の翌日に定員になってしまうほどの人気でした。
こうしたスタートダッシュができたのは、
構想段階から関わっていた市民の存在があって、
呼びかけに応えてくれる土壌を持った人たちが回りにいたからこそだなと考えています。
まちにマジになる人を増やすのが狙いのシティプロモーションですが、
そのパワーを見た動きに一つの成果だと思っています。

今日紹介した取り組みに共通しているのは、
小美玉ライフを楽しむ人に光をあて、
光があたった人が小美玉を語りだすと言うことです。

シティプロモーション
地域を持続的に発展させるために、地域の魅力を創出し、
地域内外に効果的に訴求し、それにより、人・モノ・金・情報を地域内部で活用可能としていくこと。(東海大学 河井教授による定義)


小美玉シティプロモーションの成果は、
人口を増やすことではありません!
地域の担い手を増やすことになります。
また、小美玉が考える地域の担い手とは市内に住んでいるかどうかではなく、
“参画意欲”があるかどうかにかかっています。
つまりは、まちにマジになる人が重要だ!という考えを今後も意識し、
小美玉市は取り組みを進めていきます!

スクリーンショット 2021-02-06 3.40.16

▼発表後のQ&A

鈴木:ありがとうございます!
やっていることの積み重ねが年々増えてきているのがわかりました。
一つだけ質問させていただきたいんですが、
なんで小美玉の皆さんはここまでの熱量を持って活動に参加してくれるんですかね?

代々木さん:何をやるかも大事なんですが、感覚的に誰とやるかが大事かなと思います。
皆さんの話を聞くと、
誰に誘われたなど信頼できるあの人がやっているから一緒にやってみようかなと思ってと参加してくださっている方がいらっしゃいますね。


--------------------


と、代々木さんから小美玉の活動についてプレゼンいただきました!


さて次回は、
プレゼン後の4人でのクロストーク
をお届けします。


お楽しみに!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?