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「JADOES」リマスター記念企画1st〜3rdアルバム全曲クロスレビュー(3・終):3rdアルバム「a lie」

 3回シリーズだとあっという間に思えるという、JADOESクロスレビュー企画も本日であっさり最終回となります。プロデューサーの角松を弄らないと気が済まない形式のレビューでしたので、角松プロデュースが終了するこの3rdアルバムで企画終了というのは当然の帰結なわけですが、なんだかんだでこの1st〜3rd各々の作品の意味合いも含めて上手くまとめ上げられたシリーズだと思っていますので、コメントはいつもの感じですが、チラ見しながら楽しんでいただければと思います。
 それでは最終回3rdアルバム「a lie」のクロスレビュー始まりです。

◆3rd「a lie」(1988)

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〜オープニング〜

@tpopsreryo:
JADOESリマスター記念レビュー企画。昨日は2ndアルバム「Free Drink」で盛り上がりました。そして本日は3rdアルバム「a lie」を取り上げます。いつものようにjunnoviさんと共に対談方式で。よろしくお願いします。

@junnovi:
ま~前回、結構言いたいこと書いた気がするけど、今日もその調子でいきたいと思います。本人たちは見ることないだろうけど、知りもしないくせによくもまぁここまでって思われても仕方ないかもねw とはいえ知らないから書けるんだけど。気軽に参りますです。

@tpopsreryo:
さて、「Free Drink」はJADOESにとって1つの節目であったという解釈を前回結論づけてしまいましたが、節目後のこの3rdアルバム、改めて聴いてみるとどの楽曲もどこか寂寥感みたいなものが漂っている気がするんですけど、どうでしょうか? 実は個人的には少し飽きが来てた頃でしてw

@junnovi:
私は全く大丈夫で、実は、その「翳り」と言うか「寂寥感」がお祭り騒ぎよりも彼らのキャラクターにはあっているように思ってる。どこか世間と馴染み切れない「ズレ」みたいなものが常について回る、そういう疎外感から来る「侘しさ」。それが1曲目から来てるもん。
そこが心底図太くなれなかった彼らと、どこまでも爆走する角松との違いだっただろうし、それが自ずと結果に結びついて行った様にも思うねん。「器用貧乏」って彼らのことを評して良く当時言われていたけど、そういうことなんじゃないかしら。

@tpopsreryo:
でも角松もしばらくしたら力尽きて90年代はそういう方向に走って行っちゃったじゃない? みんな疲れちゃったのかもね。それだけ80年代後半のバブルの喧騒って生活にも音にも負荷がかかったし。

@junnovi:
ふふ。あの人って、どちらかと言うと一人相撲をして、自我がまるでエントロピーが制御できないように増大した状態になって内部崩壊したのを、周りが悪いって往生際悪く絶叫したっていうのが私の見解でございますw

@tpopsreryo:
わははww 何だよ周りが悪いってw まあ角松はさておき、そんな侘しさ漂う「a lie」を1曲ずつ聴いていこうじゃありませんか。よろしいですね?

@junnovi:
だってセンセ、あの人ったら、「今の日本のリスナーがバカ過ぎる!」とか言ってケツまくったじゃんw あれって完全に人のせいにしてるよねwww

@tpopsreryo:
あ、そのあたりは「人に執着せずに、音に執着すればよい」と思うのね。基本的にアーティストは信じるな、という姿勢でいた方がいろんな方向から音が聴けるのでね。
なるほど、疎外感か〜。バブルを謳歌した彼らが、そろそろバブル崩壊に近づく中でどこか取り残されていくような感覚が、寂寥感につながっていると。リリースされた88年はデジタルサウンドも過剰さが極まれりな時代で、それが音にもしっかり現れているんだけど、メロには哀愁が。

@junnovi:
侘しさなんて滲み出すものであって、狙って、耳揃えて、ハイどうぞなんて出来るものじゃないと思うし、狙い澄ましたらそのあざとさが鼻について白けてしまうから、彼らのポジションから滲み出る思いが作品に投影されたんだと思う。それだけ熟練したんだと思うんよね。

@tpopsreryo:
なるほど、そういう意味では彼らが1人前になれたからこそ角松から親離れできたというわけですね。あれ?なんかまとめみたいな文章になってるけど、何も始まらないうちに終わっちゃうよ?w

@junnovi:
わはは。ところでこのアルバムのタイトルって、どういう意図があるんだろうね。ライナーノーツには決別作なんて書いてるけど、形式的にはそうでも、音楽的には二作目で一つの区切りがあるってことになったので私たちはw

@tpopsreryo:
ああ、そうだね。あれはね、前作は青春への一区切りだったと思うのね。例えとしては部活を引退したかのような感覚かなあ。現役時代終わっちゃって、「a lie」からは在学中にOBとして部活に参加してる感じ? だから一種どこか熱くなれない感覚があるのよ。

@junnovi:
いや~それホンマすごい例えやね、出て来なかった! まさにそういうものかも。真っ向から力の出す場所や機会がなくなった人たちの「表現」とはそういうものになるのかも。どうして卒業を待つばかりのOBは概してそういう侘しさが付きものなんだろ。往生際悪いのもいるけどw

@tpopsreryo:
そういう意味では結構ワタシも往生際悪かった記憶あるわ〜w これからJADOESシンドロームって呼ぼう!w ではそろそろいきますよ!


1.「All My Dream(Album Version)」

 作詞:角松敏生・斎藤謙策 作曲:伝田一正 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
では「a lie」1曲目。「All My Dream(Album Version)」。相変わらず名曲ですねえ。安定の伝田曲、イントロの長さも好みです。Aメロの侘しさが半端ない。それでいてエレドラとサビのシンセブラスのせわしなさが対照的で楽しいですね。

@junnovi:
JADOESの好きな曲って何曲かあるけどほぼ固まってる。実は「CD買って下さい」は持ってないから全曲網羅してないけど、この曲が特に私の中では好きな曲。当時のミュートマのPVはどこか蒼ざめたうら寂しさや翳りがそこはかとなく感じられて、たまらなかったです。
だからこの曲は私の中で彼らの「名刺」的な位置づけであるため、彼らを語る上では今を以ってしても現役な存在だけど、さっきのセンセの言うOB的な例のトーンが一番のミソなわけで、このあたりのことをどう評したらいいのかなぁ。
センセが最初のコメントで書いている個所は、私もまったくもって賛成で、息の長い印象がイントロのひとまとまりあるボリュームによって強めてるし、エレドラも健在、楽譜にしたら恐ろしい上下運動を示すであろうシンセパートも素晴らしい。褒め言葉しか出て来ないわ。

@tpopsreryo:
昔から好きだもんね〜w 確かにこれは楽曲として高水準に良くできていると思います。ただやっぱり改めて聴くと、引退しちゃったなあって感じだわ。しつこいようだけど部活引退後の夏だなあw
前作の「Summer Lady」と対照的な位置づけだと思うんですよね。あれは本当に青春真っ只中って感じで。曲調にもそんな派手派手しさとかワクワク感が出てたと思うし。比べてこの曲は派手なサウンドがいつもの夏の到来を思わせるけど、ある種の喪失感があるんだよ。

@junnovi:
そうそう!その通りです。その侘しさことが私が彼らのキャラクターに求める重要な一要素なので、お祭り騒ぎ、ばか騒ぎ、乱痴気騒ぎだけじゃ、私ダメなんですw ホント好きな所を指摘したら切りがない程だけど、言わないと今日は終われそうにないから、このまま延々書くね。
でも何とか3点に絞りますわw
①ベースラインの音程の低さとサビが終わるあたりからのチョッパーの入れ方。狙い澄ましてるけど、たまらんのです。
②物悲しいサビの終わり方。こんな終止形はないよ! サビが終わった後に同じ音程が3連打あるけど、ココなんてもう! この3連打の唯一無二の侘しさのインパクト。
③既に触れたけどオーケストラヒットっぽいシンセパートの右回り・左回りな高速回転技。トリプルルッツ・トリプルサルコゥ・ダブルルッツみたいなコンボ攻めやわ。
あとセンセの言う「Summer Lady」との対比も今回の企画においては触れない訳には行かないよね。私と違って的確に簡潔に説明してくれて、センセありがとう。その通りで、夏に向かって毛穴全開!な「Summer Lady」と、ひぐらしの鳴き声が響き渡る夏木立の沈んだトーンな「All My Dream」と。嗚呼ホントに!w

@tpopsreryo:
①は確かに良いね。痛いほどのチョッパーw やってることは十分に派手なんだよ。しかしどこかやり切れなさも感じるというか。下り坂を感じるのよw
②の終わり方も確かにだけど、個人的にはサビに入ってからの「君の声さえも〜♪」の首が垂れ下がっちゃう感がなんか気の毒でw
③少し旬がずれた感のある例えありがとうw そうやねモリモリ盛った感のあるシンセだもんね。やはりオープニングなので、派手にいこうとしたんだけど、どこか気乗りしないというか解脱感というか、角松というカンフル剤を打ってもマンネリ感から抜け出せない。しっかりしろ!ってw

@junnovi:
そうやなぁ。そういう感じもあるんかなぁと思うわ。聴いてて楽しさに乗り切れないのって、ちょっとどうかっていう意見もその通りやと思う。デンデンの曲の力かなとも思ってみたり。あの方(注:角松)も「Before the Daylight」出して踏ん切りついたって言うか。知らんけど。
ああセンセごめん付き合わせてしまって。言いたいことは何とか書いたのでこのあたりで良いです。派手に勢い付けてるのに、峠を超えて下り行く感じが、本当に堪らなく好きなのです。その「きみの~声さえも~」の所も直前の「今では~」とセットでキリキリ来るほど切ないのw

@tpopsreryo:
いやあこの曲好きなんだけどね。だた聴けば聴くほどなんか切なくなっちゃって。この楽曲は本作のキラーチューンだし、全体の空気感を決定づけてる。だからこそこの後どんなに明るく振る舞っても寂しく感じちゃうのね。ということで次いきますよ。

@junnovi:
あ~あ。私のワガママで、1曲目だけで長時間使っちゃった・・・w すみません。次よろしくお願いいたします。


2.「Have A Party In Your Life」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
2曲目。「Have A Party In Your Life」。ガッチョラーw この曲はものすごいギラギラ感です。実は前曲に引きずられて余り印象がなかった曲なんですが、このお腹一杯感。間奏のプログレ感覚はおもしろい。ただやっぱりシンセの質のせいか少しうるさいw

@junnovi:
先に言われてしまったガッチョラーw ホントにものすごいフェイクの嵐に脱帽! そしてサイレンの様なギターで締めくくる。あの人ってやっぱこういう「ギューーーン!!」って泣きわななくギターが好きで好きでたまらんのやろうねw そしてやっぱりコーラスに出没!w
Party×3と「フウッ!!」。もう笑うしかないわw あとサックスのソロの力んで乱れに乱れたフレーズとサウンドw 毎晩毎晩、やり切ってるわ~w 
センセと同じでシンセうるさいし、終わり際にはコーラスフェイクで「ウィガッチョラ・・・」連呼してるしw

@tpopsreryo:
パーティーが主題ということもあって、騒ぎたい気持ちはわかるのね。ただなんだか無理して騒いでるような感じがして。何かを忘れたいために空騒ぎっていうか。サウンド的には必要以上に突き刺さるようなシンセブラスだったり、過剰さの頂点に立つかのようなお腹一杯感なの。

@junnovi:
なるほど~。私は前曲の熱でそのままなだれ込むように聴いて来たので、センセのコメントは冷静で正鵠を得ている。確かに何かを忘れたくて無理に騒ぎ立ててる嫌いがあるよね、無駄に。だから良い意味で派手と言うのじゃなく、どちらかと言うとうるさく聞こえるわけやね。了解。

@tpopsreryo:
ただ余りに過剰過ぎると音が平坦になってしまうという・・・数年前のエレクトロ状態になってるのよね。過剰さを追求した結果陥るサウンドのマンネリ感が出てしまってる、という要因はまた後の曲のところでw 次いきま〜す。


3.「You conceal it!!」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹 編曲:角松敏生・JADOES

@tpopsreryo:
3曲目。「You conceal it!!」。ミディアムポップですね。これも当時は余りパッとしなかった曲なんですね。ただ今回のリマスターでは細かく音が聴こえてよかったです。前曲もそうだけど金属的な音とブラスが平坦なので、そこが人工甘味料強過ぎて・・な感覚が強いのです。

@junnovi:
前曲との曲間が短いわ~。ホンマにここまで息をつかせる暇を与えてくれない。で、始まると多少は落ち着けるんだけど、でもこの粘っこいスピードに引き寄せられて、やっぱりあの方の影が見え隠れと言う・・・。ヒステリックなシンセサウンドや最後のリフレイン直前に1回曲が終わったかのようなフレーズが面白いという程度で特段コメントございません。

@tpopsreryo:
やっぱりここでも「喪失感」と「侘しさ」が滲み出てるよね。
あえて言うとすればサックスソロの最後の方でグロッケン風シンセに間に入る「ピャー!」っていうサウンド、あれは良いですねw では次です。


4.「部屋~Just The Way~」

 作詞:角松敏生 作曲:伝田一正 編曲:角松敏生
 ストリングス編曲:大谷和夫

@tpopsreryo:
4曲目。「部屋~Just The Way~」。これはJADOESのバラードの中ではNo.1の完成度ですね。メロディが抜群に良い。Aメロ〜サビのシンプルな構成なのに、音階それぞれに説得力があるというか。それをストリングスやサックスソロがバックアップして名曲感が半端ないです。

@junnovi:
やっと本当に息が付けるバラード。またまたデンデンの曲やね。センセの言うとおり良くできたメロディーラインやね。ただ歌詞の語尾が女性やけどどっか嘘っぽいなと思ったらヤツかい!w でサビが終わっての「チェンジョラー」まで!w イライラw

@tpopsreryo:
この曲ね、角松のバラードで「花瓶」ってあるじゃない? 中山美穂に提供したヤツ。あれを彷佛とさせるのね。珍しくバラードでは結構好きなんだけど。特に好きな部分は「忘れられていくものね」の「ね」でスッと力が抜けるところ。あそこが爽やかでw 確かに伝田は良い作曲家ですね!

@junnovi:
その「チェンジョラ!」は曲の終わりの方に出て来るけど、佐藤博の「Furure File」の「Lady of the Nile」と酷似でw あと3曲連続でサックス登場してるけど、一番全うでオーソドックスな展開。あとサビのメロディーの切り方が面白いよね。

@tpopsreryo:
あ、そっちは佐藤博かw でもあのアウトロは結局あのあたりの人種の得意とするワザなんでしょうな。サビの切り方はあそこでしょ?「かげでもえるあ〜〜〜〜〜・わい炎」w でもこの乗せ方は神がかっていると思うけどね。感心する。

@junnovi:
ありゃ、センセも書いてるw この曲はAメロからBメロ、サビの終わり際の「淡い炎」の「あ~」の扱い方やね~。わかるわかる。これ中々他にないで。

@tpopsreryo:
そう、他にない。だからこそこの楽曲の価値がある。「All My Dream」と並んで本作の核になっている楽曲ですね。では次の曲いきます。


5.「Southern Lady In The City」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹 編曲:JADOES

@tpopsreryo:
5曲目。「Southern Lady In The City」。これはゲストを全て排してJADOESだけで作り上げてますね。3人でリズムプログラミングしてるところからもリズムへのこだわりを感じさせます。物足りないくらい寂しさも感じる哀愁メロディで良い曲になったと思いますね。

@junnovi:
センセの指摘通り、この曲は自分たちでやってるけど、楽曲自体の構成が良くてこれからは自分たちでやっていきますっていうのを意思表明している感じ。角松だったらピアノソロの所ももっとフレーズを加味してごった煮感を強く押し出して少々のことでは忘れさせない押しつけ具合に仕上げるだろうけど、常識的な遠慮が働いたのか、ちょっと物足りないというか、初心者臭いような未熟なニオイも・・・。って言うと欲張り過ぎ?
あとはね、Aメロの出だしの「いつまでも消せない」というところで終止形を作る所が結構好きです。サビのメロディラインは、ん~やっぱり物足りないし同じ音程で引っ張るほど曲自体に力がないかなぁ。

@tpopsreryo:
そうなのね。当時の角松であればここは強引に音をかぶせまくって音の飽和状態にしてしまうところ。でもこのちょっとした音の抜き方で印象は変わるものだと思うよ。確かにその後のJADOESを示唆する楽曲だけど、音の平坦さを受け継いでしまったからなあ。

@junnovi:
このコメでこの曲については終わりにするけど、センセの言うその「平坦さ」って今後の彼らのキーワードという点で私は今日まで気が付かなかったポイントなんだけど、そうやんね。メリハリとか盛り上がりの緩急とか、そういうのが希薄になって行ったのはその通りやね。

@tpopsreryo:
ただあのバラードの後で、今までなら乱痴気騒ぎな楽曲が入ってきてもおかしくないところを、こんなシュンとした曲入れてきちゃって・・。こういうところに部活引退後の夏感覚が現れているんですよね〜w じゃあ次いきますわ。


6.「Something To Love」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
6曲目。「Something To Love」。これもミディアムテンポのナンバーだけど、寂寥感極まれりな雰囲気がものすごく終わりを暗示しているようで・・。いや、良い曲なんだけどね。なんだかノスタルジックでどうしてもキラキラした時代を思い出す感覚になってしまう。うーん。

@junnovi:
あ~判る、終焉を迎える感じ。高すぎるパンプスなんてのをのっけに持って来ても、拭えない寂寥感。ただ私は嫌いじゃないんですわ。熟練度を感じる部分もあったりするし。ただどうしてもこの後に控える二個一の楽曲の前奏曲的な位置にあって割を喰ってる気がするんよ。
あ、野力奏一がいる。本田雅人もいる。てな感じでフュージョン系の人がいるけど何でだろう・・・。ま、いいです。

@tpopsreryo:
嫌いじゃないのよ。好きな部類で。角松も演奏に参加してないので暑苦しさも後退してるしw 野力のシンセベースもいい味出してるしね。ただ心地良い反面、この時代とも別れの時が来ているという侘しさがどうしても拭えなくて・・センチメンタルになってしまうのですねw 次へ!


7.「Get Your Love Tonight」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
7曲目「Get Your Love Tonight」。中山美穂提供曲ですね。これは縦横無尽なシンセベースがエレクトリックだなあ。そして角松楽曲でないのに角松らしい。アレンジが彼だからそのエッセンスが強いだけかもw サビ前のリズムのつんのめり方がなかなかのツボです。
そして中山美穂版との違いは角松がコーラスで参加しているか否かw 中山版はしつこいほど最後はコーラスの嵐w それはさておき、結局なぜ本作の音が平坦なのかの要因の1つにマニピュレーターに久保幹一郎が参加し始めたというのもあるかと思います。この時期から角松の片腕に。

@junnovi:
この曲についてはOPからこのアルバムには似つかわしくないほどの気迫を感じる。鬼気迫るほどの気合いっていうか。実はこの曲かなり好きで、何から言っていいのか分からない程やけど、アイドルさんへの提供は特に触れませんw とにかくOPでここまであけすけに単独でさらされてるシーケンスが良い!!w だってこの水虫みたいなジュクジュク感と来たら! どうしてこんなに湿気いっぱいで嫌味なイケズ感が満載なんだろ? ここまで感情を曝け出すシーケンスにむらむら来るw
OPで役者が出揃った所で、シーケンスとシンセベースがユニゾンで「タタッタ」とステップを踏むようなリズムが一度入る部分なんて「くぅ~」となる。でメロディやけどこれもかなり秀逸で、両手両足を縛られた様な身動き取れないまごまご感の中、ジュクジュクと責め上げる。Bメロに入る時に2拍抜いて前のめりになる所とかも狙い通りのあざとさ。間奏の「ゲチョ・ラ」はもう絶対ヤツやと思うんだけど、違うんやねw 北島健二も良いんだけど、私はシーケンサーとシンセベースとブラストーンのシンセの三つ巴なデルタアタックが余りに強烈過ぎて押され気味。これは本当にタイトな緊密さで縛り上げられたリズムパターンに寄して貰えなかったんやろね。感服しますわ。

@tpopsreryo:
実は角松はコーラス参加してないんだけどねw 幻聴が聴こえてしまうほど角松らしいサウンドではあるんですが。本作の重要なポイントは久保幹一郎の参加なんです。これは本作で1番言いたかったのですが、彼が参加してるのが2曲目、3曲目、そしてこの曲。

@junnovi:
ん~私もそのこと気付いていたんだけど、あの「Desire Live」以降に特に散見されるようになったこの人の功罪については、触れない訳にはいかないでしょうか。どう形容して良いのか言葉が出て来ないんだけど、「36.5℃」(注:中島みゆきの1986年リリースのアルバム)の椎名(和夫)氏から瀬尾(一三)氏に代わって元鞘な彼女みたいで。

@tpopsreryo:
まあディスっているわけではないんです。活動休止前までの角松を支えた献身的なマニュピレーターだったと思いますので。ただ過剰デジタルサウンドが少し下り坂に来た中での参加だったため、個人的に印象として合わなかったというのがあるんですよ。それが本作に辛い評価の1つに。

@junnovi:
なるほどね。この後の角松はどこか思い切りの良さがなくなって行って、味付けの濃いレパートリーになっていく・・・。悪くないけど、私は余り馴染まなかったですね。

@tpopsreryo:
大体過剰な音づくりになっているのが彼の仕業なんですよ。そしてワタシは実は彼の音がそんなに得意ではないというか。まだ若かったのかどうかわからないけどメリハリが薄いような感じがしまして。今回クレジットを改めてみてそこに気がついたわけ。そんな転換期でもあるんですよね。

@junnovi:
今の活躍は不勉強で知らないし、あまり興味もないかな。今までセンセと彼のことについて一度も触れたことがないと思う。既に飽和状態で本人達もいい加減飽きてきてたところに、センセの指摘通り転換点を作った張本人の登場と来たら、そりゃ風向きが変わるのも当然かと。

@tpopsreryo:
でも「Get Your Love Tonight」では良い仕事したと思いますよ。あの音の粒立ちは気合い入っていると思いますし。さあ、だいぶ時間過ぎちゃったので次いきますよ〜w

@junnovi:
はーい。あとセンセ、どうしても言わせてほしいのが、この次の曲も含めた2曲の英語w やっぱり角松英語やわ~。斎藤もしっかり感化されてますw

@tpopsreryo:
出た!やはり1度はそれに食いつくと思ったよw 改めて歌詞を見るとなんか悲しい歌詞多いよね。斎藤は角松に感化されてるのか間違いないけど、角松は角松でほら、活動休止に向かってどんどん女々しくなっていったじゃないですか。それが早くも兆候として出てきているようなw


8.「Change Your Heart」

 作詞:角松敏生 作曲:平間あきひこ 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
続いて8曲目「Change Your Heart」。前曲とつながっているので一気に。このつながり方が絶妙。ちゃんと聴くとしっかりリズムの音色変わってるんだけどねw あとベースラインがね、少し跳ねてるんです。そこは前曲がちょい平坦なだけに比較すると面白いかもです。

@junnovi:
センセの手当て通り、双子のもう一つの曲。曲としての色気や完成度は圧倒的に前曲よりも上で、そのため口に出して歌うのはこっちの方になる。リズムパターンのデルタアタック的すご味は、前曲の方が上なんだけどねぇ。。。どっちもいいな。ということでやっぱ二個一w

@tpopsreryo:
うん、前の方がリズムパターン的にギミックが効いて凝っているしおもしろいですね。後の方はシンプルだけどフェイク(角松満を持して参加w)などで後半ならではの盛り上がりを演出、と。本当に2曲で1セットになってしまったなあ。1曲がアイドル提供とは思えないくらいに。

@junnovi:
本当に上手く繋いだよね!誰がこの2曲を引っ付けることを思いついたんだろう。ため息が出る。あとこの曲で看過できないのは、夥しい量のフェイクw ギターのドライブ感は前曲よりも上で、ホントに沸騰しているかのように熱いね!


9.「Forever More」

 作詞:角松敏生 作曲:藤沢秀樹 編曲:JADOES 
 コーラス編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
9曲目「Forever More」。ラストを飾るバラード。そしてこれが見事に印象がないのですよw メインディッシュが前2曲で終わってしまってデザートの抹茶アイスが残っちゃったみたいな。角松コーラスも最後に展開するけどなんか普通に終わっちゃったな感が。

@junnovi:
この曲要らんかったんちゃう? 抹茶アイスは好きやけどねw あと、この曲名のアイディアも佐藤博からの借用やと思うでw ま、歌が始まるとJADOESやしコーラス重いしw 耳を突くア行とか「マイギャー」とか、シッカリ登場してくるw ホンマにこの人www

@tpopsreryo:
音もFMエレピで工夫もなく・・どうも一筆書きで書いた感が否めないんだよね。最後なのでもっと壮大なのを期待してたんだけど・・。そういうのも含めて角松プロデュース、もういいかなw みたいな雰囲気になっちゃってるのがわかるというか。

@junnovi:
飽き性なんやろかねw 私もほんとコメントがないねん。次行きましょかって、本編終わりやん!w 次ってもうボートラになるね。でも今回は1曲重要な曲があるね。

@tpopsreryo:
そうやね。ボートラ行きますか。重要な曲ってもうわかってるやん。あれやろ?w


ボートラ1曲目「All My Dream(Single Version)」

 作詞:角松敏生・斎藤謙策 作曲:伝田一正 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
ボートラ1曲目。「All My Dream(Single Version)」。これはもうさっき語ったからいいよね。これを聴くといかにアルバムバージョンがアウトロ長かったかわかるw このアッサリ終わる感が物足りない。

@junnovi:
この曲の重要なパーツは残して手短に仕上げて、一般受けの良い加減にしてみた感じ。悪くないけど1曲目が私も好きやな。折角削ったんで、もっと沢山の人にこの曲を知って貰いたかった。派手なアレンジ哀愁漂うメロディ、こんな味付けも良いと思うんやけど。残念。


ボートラ2曲目「HEART BEAT CITY」

 作詞:角松敏生 作曲:藤沢秀樹・角松敏生 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
ボートラ2曲目。「HEART BEAT CITY」。これは本当に好きですね。JADOESの中でもNo.1かな。「THE GIRL THAT KILLS ME」と双璧w 87年秋のリリースだけど、早くもこの哀愁POPS。2ndが節目だってことがわかる。いつもの角松登場にも安心感がw

@junnovi:
これはね重要な1曲ですよ!もろ角松の『Before The Daylight』の1曲目OPであろうと関係ないのです。本人がやってんだから、ごちゃごちゃ言わんで宜しいwってことはないねw でもこの曲に合ってると思う。角松満開と寂寥感。あっさりとした終わり方。うんうん。

@tpopsreryo:
重要なのでもう少し。「I CAN GIVE YOU MY LOVE」の焼き直しで何が悪い。ていうか、「HEART BEAT CITY」の焼き直しがアレなんじゃないかとw やんちゃなシンセブラスと奔放なエレドラ、控えめなシンセパッドとベースラインが素晴らしい。

@junnovi:
この程度のあっさり感がJADOESの個性だから、今のままで良いのです。フェイクも今でも十分多いしねw あ、ギターに幾見雅博がいる。またフュージョン寄りの人だよね。

@tpopsreryo:
そしてサビの寂寥感に絡む角松のコーラスはまさにアーバンなあの時代の空気だったと思います。87年のあの匂いを如実に表現したのがこの楽曲だったと思うのです。「Free Drink」で節目を迎え、引退後の寂しさがここに現れていて・・。やっぱり今日のテーマはこれだなw

@junnovi:
つまり「終わりの始まり」ってやつですね。そういうことを言うのが寂しいよ。ホントに元気な角松は全身がアドレナリンで満ちていて、ほとばしり出る下品なしつこさが私たちに「都会の空気」を運んでくれてたんです。やっぱりセンセ昨日の2枚目が区切り説って正しそうやね。

@tpopsreryo:
まさにその説が的を射ていたと思いますよ。ただ87年〜88年までの角松はいわゆる全盛期だったのでそれがこうしたプロデュースにも反映されていたのですが、まあそのデジタルサウンドにも飽和状態が訪れてしまったので・・。そこに時代の流れもマッチしていたとも思いますがね。


ボートラ3曲目「WONDER LOVE」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹・平間あきひこ 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
ボートラその3。「WONDER LOVE」。「You conceal it!!」もそうだったけど、角松はこのカウベル好きだねえw シンプルだけどシンセベースの動き方は秀逸です。メインとなるシンセフレーズがあって、枯れたサックスが聴こえて・・メインにはなれないけど渋くて良い曲。

@junnovi:
この曲もしっかり角松のDNAを感じさせるもので、真夜中感を出してますね。ん~このカウベルねぇ。私どっかカウベルって、カポカポいう音が土臭いって思うんだけど。枯れたサックスw たしかに!あと、私は歌詞の英語の多さにビックリしました。

@tpopsreryo:
「Before The Best」から斎藤がWord Programmingって担当になってるんだけど、てっきり初音ミク的なものかと思っちゃったよw 歌詞書いてるだけやんってw しかしあれだね、失恋ソング多いね・・w

@junnovi:
意味わからないねw 初音ミクってアナタ・・・(ゲラゲラ)。あるわけないじゃん、当時w てかクレジットの方が問題なんだけどw 斎藤はプレイヤーとしてのクレジットにはでなくて良かったと思うんやけどねぇ。

@tpopsreryo:
余りに作詞に専念し過ぎてヤバいと思ったのかなあ。まあ結構気に入ってるんだけどその肩書き。ゲルニカでいうと太田螢一もWord Programmingって言えるね。いいなあ、カッコいいわw

@junnovi:
ワードをプログラムするの?w

@tpopsreryo:
あ、でもそれって論文をコピペするのもWord Programmingなのか? そうか、あのリケンの方もワードプログラマーだったのか!w

@junnovi:
なんかねぇ~、最近ではしもいことまで週刊誌に書かれてるよ~。どうなんだろね。知らんけどw


ボートラ4曲目「Turning Heart」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹 編曲:JADOES

@tpopsreryo:
ボートラその4。「Turning Heart」。「Before The Best」収録曲。しかし地味な曲続くねw JADOES Onlyな曲だと、結構地味になるけど、やっぱりあの方がいないからか。伝田のギターソロも味が出て良いと思います。これもやっぱり侘しいなあ。

@junnovi:
そうやねホントに。夜曲2連チャンです。いや3連チャンかも。このあたり一括りやね。当時よくあった楽曲パターンで、特にコメントありません。この人たちやっぱり地味だし、なんやかんや言いながら真面目だし、ネタも本人たちが思っているほど面白くなかったと思うよ。

@tpopsreryo:
さりげなく何度もお笑いネタにディスりが入るところがおもしろいw 確かにヴィジュアルが地味だったというところもいまいち売り切れなかった要因の1つかもしれないね。2ndで下世話な部分を卒業してしまったのも真面目さの現れだったと思うし。

@junnovi:
センセ炙り出してくれてますw そんなに面白いというレベルじゃなくて、観客やリスナーが「笑ってあげている」くらいじゃないかと思うのです。あとヴィジュアル面については、ベース演りながら歌うというスタイルは私は好きだけど、一般受けしないだろうしねぇ。

@tpopsreryo:
いや、C-C-Bはベース弾きながら歌ってたよ。物凄く高い所でポジションとりながら。でもあれか、みんなドラム叩いてる人に目と耳がいっちゃってたかw

@junnovi:
うわっ!C-C-Bのこと書こうと思ってたのに、先に書かれた!w 野口五郎のギターと競うほどに高い位置でベース弾いてたけど、好きでしたよ。♪別に嫌いなら、帰ってもいいよ~とかw

@tpopsreryo:
「不自然な君が好き」ですな。あの曲はイントロのテケテケテケテケなシンセといなたいギターがなかなか秀逸でしたわ。個人的には「ないものねだりのI Want You」とかAメロが変なラップで好きでしたわ。

@junnovi:
あはは。世間じゃ結構アイドル寄りの評価だけど、中々色んな事やってて良かったよね、彼ら。やっぱりシモンズ六角形はみんな見てしまうのかなぁw。チュンチュン!プゥーン、プゥーン!


ボートラ5曲目「My Last White Night」

 作詞:斎藤謙策 作曲:藤沢秀樹 編曲:JADOES

@tpopsreryo:
ボートラその5。「My Last White Night」。これもBefore The Best楽曲ですが、こうも続けるとどんどん地味に鬱になっていくw 各曲は悪くないし、よくできているのにね。やはり曲順というのは大事なんだと確認させられる楽曲。X'masなのにこんなにどんよりw

@junnovi:
クリスマスという商業的な切り口を意識していながら、遊ぶことは角松から伝授してもらっても「金を稼ぐ」というアプローチには中々馴染めなかったのかなぁ。って大きなお世話やね。私はホントこの曲まで辿り着くのがしんどくてw この曲のサビのラインは余り・・・。

@tpopsreryo:
お笑いまでやってたのになんでX'masソングでこんなジメっとした曲にしちゃったのかとw これこそ明るくパーティーソングでIKASUMANみたいなのやったら良かったのにね。いや、悪くはないんですよこの曲。ただこういう曲が連発するたびにますます2ndの節目が・・。

@junnovi:
そうそう!全くその通りで、どうしてここにきて湿度の高い踏ん切りのつかない感じになってしまうのか。時代の徒花ソングで飾り上げても良かったと思うんだけど、つまらないよねぇ。残念だよねぇ。


ボートラ6曲目「 HEART BEAT CITY(Extended New Re-mix)」

 作詞:角松敏生 作曲:藤沢秀樹・角松敏生 編曲:角松敏生

@tpopsreryo:
ボートラその6。「HEART BEAT CITY(Extended New Re-mix)」。印象的な後半サビ前のコーラスから始まる、この入り方は美しいです。そしてこのミックスではオケヒットが映えますねえ。単なるリミックスですが原曲も壊さずこの名曲を違和感なく聴くことができます。

@junnovi:
何だか私ボーナストラックに入ってから、まともにコメントしてませんけどw このOPにコーラスを持ってくるという発想も良いし、ラ・ラ・ラ・って角松コーラスがあるけどいいよねw 期待感が膨らむんですわ。

@tpopsreryo:
いや、いいんですよ。ボートラはおまけだからw これは原曲が良いからどう料理してもそれなりのものはできる。でもやはりできるだけ原曲の空気は残しておいた方がいいよね、っていう例ですよね。


〜エンディング〜

@tpopsreryo:
3rd「a lie」。2nd「Free Drink」で1つの節目を迎えた結果、どうにも隠しきれない寂しさ侘しさ。部活引退後の高校3年生が感じるどこかぽっかり空いた心の虚脱感が作品を支配していた。そして最後に角松学校を卒業して大人になる・・というまとめ方にしましたがいかがでしょうw

@junnovi:
全く以って異論ありません。早晩こういう結果になるのは、彼らの笑いが大して面白くないこととも無縁ではないと思います。こう書くと凄く否定的になるけどそうではなく、彼らの無理ない個性がやっと現れ始めたんだと思うのです。ムリに笑いを狙わなくても良かったのです。

@tpopsreryo:
まあ本人達も本当は音楽やりたかったのに変にそっち方面が注目されてしまったこともあるし、本意ではなかったと思うのよね。そこでちょっと最初の方向性がズレてしまったのかもだけど、ああいうエレクトリックファンクな音楽性であればそういう要素も実は間違いではなかったと思う。

@junnovi:
もちろんですセンセ。1stの勢いの良さも、2ndの弾けっぷりも、あそこまで高次に表現できたのは、角松の実力ではあるでしょうけど、角松自身よりもより直截で分かりやすいスタイルでお祭り騒ぎを届けることができたのは、彼らの個性があってのことだと思います。
「All my dream」で見せた大局的な世界は実に感動的で、それまでのアルバムから方向転換をし、その後数枚のアルバムの傾向をまとめ上げる重要で大好きな曲なのです。そしてこの曲に限らず「Heartbeat City」からもその始まりはあったということですね。

@tpopsreryo:
そのとおりで、「Heartbeat City」の哀愁エレクトロPOPS路線の結実が「All My Dream」にあったわけですね。しかしその侘しさに彼らの個性が発揮されたと同時に、サウンド面でいえば過剰さが高じて音が平坦になってしまったと。

@junnovi:
今日はセンセのまとめ方が良くて、私が全く付いていけてないw 言葉が多いのに、内容がないw その後彼らの楽曲がいささかベターッとした曲調にシフトしていくのは事実で、ちょっと第三者的な視点を残した方がメリハリのあるアルバムを作れたのではないかと思います。

@tpopsreryo:
そういう意味ではあれですね、優秀な監督の下で甲子園で活躍した高校球児が、卒業して大学に進学した途端ただの平凡な選手に成り下がっていく、そんな感じでしょうか?w

@junnovi:
センセ、部活OBの悲哀にこだわるねw JADOESって部活だったんだ?wって意地悪なツッコミはやめにして。でも、そうなんだろうと思います。そしてJADOESをリアルタイムで楽しみ、30年近く時を隔てて今以ってしても熱く語れるのはホント有り難いよね。

@tpopsreryo:
自分でもこの例えはしっくりきてて、まさに部活だったんだと思うのですJADOESは。これをまとめにしようかと。30年経っても色あせないというのはその作品が実にクオリティが申し分なかった証拠でもあると思うのです。だからこの作品を再発してくれた関係者に感謝です。

@junnovi:
ホントにね感謝しなきゃいけないね。こんなに悪態ツキまくってしまったけどw 今回のリマスター再発でパッケージを開封してプレーヤーに入れて音楽が聞こえてきたとき、体中が急に熱くなり、気分が高揚したことはやはり幸せでしたから。

@tpopsreryo:
ワタシもいろいろな再発モノ聴きますけど、やはり今でも新譜として聴けてしまうのがいいですよね。だから音楽はやめられないって気持ちになるんです。というわけで3回本当にお付き合い頂きありがとう!またよいテーマがあったらやりましょう、無理しない程度にw
という感じで終わろうと思いますが、他に言いたいことがありますか?w もうかなりの長時間やってますけど?

@junnovi:
やりすぎw JADOES部の活動記録をこれだけの時間をかけて書き続けたということでございましたw
センセ、本当にありがとうございました。

@tpopsreryo:
こちらこそお疲れさまでした!次は彼と彼女になりそうですねえ、またよろしく〜。

@junnovi:
はい。今回も「PINK BOX」の時と同じく面白くなりました。脱線話も花咲きましたw そして私たちにとって特に重要なミュージシャンである角松敏生についても、自身の作品ではないのにこんなに触れることが出来て何よりでした。楽しかったです。ありがとうございました。

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