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【エッセイ】最高の目覚めをした朝の話

昨日の夕方突然、夫と長女が夫の実家に泊まりに行った。
義父から、「ふるさと納税でメロンがふたつ届いた。食べに来て。」とお誘いがあったからだ。

夫と長女が居なくなると、休日の私のやることリストは8割ほど減る。
2人のご飯を作らなくていいし、長女のこぼしたご飯を掃除しなくていいし、夫のよく分からないスキンシップをあしらうことも不要だし、お風呂も次女だけでいいし、次女は勝手に寝てくれるので寝かしつけもしなくていい。

次女のお風呂と最後のミルクが終わり、彼女が寝息を立て始めたのは19時過ぎ。
唐突に出来たフリータイムにそわそわしながら、とりあえず、最近産後ダイエットで我慢していたチョコバッキーのアイスを食べた。

クーラーのかかった部屋で、ソファにひとりで座って、溶けることだけに急かされながら食べるアイスがこんなに美味しいものだったとは。

そのあとは、リアルタイムで出ることのできなかった勉強会の動画を見たり、なんとなく流れてきたYou Tubeで音楽を聞いたり、ストレッチをしたりして過ごした。

眠りについたのは日付が変わる直前だった。
長女がいると、早くて4時台に起きてくるため、睡眠時間確保のため22時過ぎには寝なくてはいけない。
でも次女だけであれば、6時半までは寝ることができる。

結局、夜中の一度の授乳をはさみ、今朝目を覚ましたのは7時前だった。
次女の、声にならない大きな伸びをする音で目を覚ました。

隣のベビー布団に寝かしている次女と目があった。
数秒、不思議そうな顔で目をぱちくりした後、次女は目を細めてにこっと笑いかけてくれた。
良い笑顔だった。

最高の目覚めをした朝だった。
さて、いまから夫と長女と、習い事のプールの教室で待ち合わせ。
次女に負けない笑顔で、「昨日はゆっくりできたよ、ありがとう」と伝えよう。

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