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[技術士としての副業状況について]#2個人事業主登録(開業)


副業開始に向けた準備

まず開業にあたり副業で何をするか決める必要があります。
今回、技術士登録を企業内ではなく、個人ですることにしたため、副業許可をもらったっています。また、本業も時間的に余裕がそこまでないということもあり、長時間拘束での副業は難しいということで、どういった業務がいいかと考えた時に、技術士として将来の企業コンサルタントとしてやっていきたい目標がありますので、副業の間はその目標に向けた研鑽として取り組みをしていきたいと思います。

そこで、過去に使ったことがあるスポットコンサル業務を考えています。
そこでコンサルの勘所をつかみながら経験を積むのをメインとしてとりくみながら、本noteの記事を作っていくことで自分を知ってもらうことを自分自身の頭の整理も兼ねた訓練として取り組んでいきたいと思います。
そのほか、技術士会等を通しての人脈形成の中で研修の講師や公演といったところも経験できればと業務設定をしました。

やることが決まったら、まずは開業届を出します。
税務署で出すということが基本のようですが、今どきはe-taxからの電子申請でやることにしました。

開業届提出

開業届技術士を職業として書くためには技術士登録が完了していることが必要になりますので、技術士登録が終わってからの申請になりますので注意願います。(登録前に技術士を名乗るのは違反と明記があります)

e-taxで開業届を作成し、提出を提出するにはe-taxのソフトが必要です。なお、e-tax(web版)では新規作成ができないようですのでe-taxソフトをインストールする必要があります。
e-Taxソフトについて | 【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス) (nta.go.jp)
なお、マイナンバーカードとICカードリーダーがあるとマイナンバーカードでログインもでき、提出前の電子署名もできますので、e-taxソフトで完結できます。

私はマイナンバーカードはあるのですが、ICカードリーダーがないため、簡単にはいかず、別方法でログインを進めました。同じような人もいるかもしれませんので少し手順を書いておきます。ただ、マイナンバーカードが読めるスマホは必須となるのと、マイナポータルアプリが必要になります。

まず、e-tax(web版)でマイナンバーカードとスマホ(マイナポータルアプリが必要)を使ってログインします。そのうえで利用者識別番号を確認したうえで、暗証番号を登録しておきます。(暗証番号はなくても申請できたかもしれませんが念のため)
e-taxのソフトを立ち上げるとまず、バージョンの確認後に下記画面で追加インストールをクリックします。

追加インストールの画面では申請のところにある所得税をチェックしてインストールします。これで開業届青空申告承認申請の帳票がインストールされます。はじめここが戸惑うポイントでした。開業届が税務署に出すということを考えれば所得税で不思議ではないのですが、一見でこれをインストールすると理解できる人はいない気がします。

インストール後に利用者選択では新規に利用者ファイルを作成するとしたうえでマイナンバーカードを利用しないを選択して利用者番号利用者名を入れると利用者ファイルができます。

メイン画面で左にある作成のタブから申告・申請等を押した後に下のほうにある新規作成ボタンを押します。

下記の画面が開きましたら、申請・届出にチェックした後、税目では所得税を選択して次へ進みます。上でインストールしているのでここの選択は間違えないと思いますが、知らないと戸惑うポイントかなと思います。

開いた画面で下記にある個人事業の開業・廃業等届出書を選択します。帳票表示で中身確認できますが、次へをクリックして編集に進みます。
また、併せて青色申告承認を進める場合は所得税の青色申告承認申請書も必要になりますので、開業届を作成後に、同様に新規作成をしてください。

  • 開いた画面では任意の名称を付けるように言われます。(特に決まりはないのでわかりやすい名前にしてもらえばいいと思います)。
    次の画面では基本情報を入れますので、ここでは個人番号(マイナンバーカード)、提出先税務署、提出年月日や氏名等をここで記入します。今回は還付先金融機関は不要です。また経理責任者や税理士がいなくても問題ありません。また職業は本業が会社員ですが、開業届ですので、今回は技術士としました。記載が終わったたら次に進みます。

    メイン画面で帳票を選んでクリックして編集を進めますが、基本情報で記載した場所はここでは編集ができませんので、基本情報変更で修正します。
    基本的には下記の個所を確認すれば大丈夫です。
     ・納税地のところでは住所地を選択
     ・届出の区分については開業を選択
        (基本はその下の住所欄は新設等のチェックの部分は不要です)
     ・所得の種類は事業(農業)取得にチェック(技術士のみの前提)
     ・設立登記は設立日を記載
     ・青色申告は有り(特別控除を受けるために出しておいたほうがいいです)
     ・消費税は無し(当初は不要ですが、必要と思う場合は有りで)
     ・事業概要は自分で決めた事業内容を記載します。
     ・給与等の支払い状況は個人であれば0を記載、税額の有無はチェック不要
     ・その他参考事項は自分の備忘録も含めて技術士登録番号と塘路k日、部門を記載しました。(記載しなくても問題ないと思います)
      基本情報と上記以外は空欄で問題ないです。

記載が終わりましたら作成完了を押して申告・申請等一覧に戻ると状態が署名可となっているともいますので、選択した後に右下の切り出しボタンからxtxファイルとして保存します。
e-taxソフトでの作業はここまでで終わりです。ICカードリーダーがあればこの後の署名と提出もできると思います。がないので試せていません。

次にe-tax(web版)にログインします(こちらはマイナンバーカードとスマホ(マイナポータルアプリが必要)。申告・申請・納税の画面から作成済みデータの利用を選択して

下記画面で先ほど保存したxtxファイルを開き、手順に沿って送信まで実施します。このあと銀行口座等を作る場合はデータ表示のところで帳票表示からpdf保存をしておいてください
また、送信結果の確認画面は印刷しておいてください。送信のエビデンスとなります。

提出が完了しましたら、送信結果・お知らせメッセージボックス一覧から送信した帳票が受付完了で登録されていることを確認して、クリックしてください。電子申請等証明書交付請求のところにある交付請求をクリックします。
ここでダウンロードするとxmlファイルとして保存でき、電子証明書として使用できます。銀行口座作る際に電子証明では使えないので、ダウンロード前の画面をそのまま印刷して持っておくことをお勧めします。実際に銀行口座(三井住友銀行)を作る際にはこの資料が有効だったようです。

e-taxあるあるですが、問題なく開業届を受理したとか青空申告の申請が受理できたとか状況が全く分からない(何かあれば連絡しますとあるので、連絡がないということは大丈夫となるはず)ですが、これで申請は完了です。

同様に青色申告承認申請書についても作成します。
ここで迷うのはその他参考事項になります。書いてあるように参考なので申告時に記載と違うからダメということではなさそうですが、そうはいっても気になるのですが、帳簿により特別控除額が違うということです。
簡易帳簿だと10万円まで、複式帳簿だと65万円までとなります。せっかくなので複式帳簿で自分は選択しました。また、備付帳簿名は複式帳簿に合わせてチェックしています。最低限でチェックしました。

こちらも同じように申請して完了になります。
何か税務署からくるわけではないので心配ではありますが、受付完了となっていれば大丈夫です。

銀行口座、クレジットカード

青色申告するということもあり、帳簿とかを今後税理士とかに頼む可能性もありますし、エビデンスとして通帳を提出する可能性もあることから専用の口座を作ることにしました。本業でも会社指定の口座があり、生活口座としても使っている三井住友銀行で作ることにしました。

現状、三井住友銀行に、会社で給与振り込みに使っている口座(新人の頃に作った口座でメインに使っている口座)、会社で出張費等を振り込むための口座(会社で指定されたもの)、株式用の口座(こちらも会社指定)と3つもっていたのですが、窓口に相談すると個人で口座が持てるのは2つまでといわれてしまったのですが、上記説明で3つともしっかり使っている口座であることと会社で指定されて作っている口座ということが向こうでも確認ができたので、4つ目の口座として個人事業主としての口座の許可が出ました。
個人事業主でも口座は個人となり、営業性個人口座となります。口座名は屋号+個人名となります。

口座を作るうえで提出を求められたのは
 ・開業届(e-taxなので受付印がないもの)
 ・送信結果の確認画面のコピー
 ・電子申請等証明書交付請求のコピー(送信結果よりこちらのほうがよさそうでした)
 ・印鑑
 ・身分証明書2種類(1枚は写真付き)
でした。(身分証明書は一緒にビジネス用のカードを作ったから必要だったようです)
多分、税務署で手続した場合は控えをちゃんともらえば上の3つは控え1枚で大丈夫だと思います。

手続き完了し、アプリでのアクセス等もその場で確認でき、インターネットバンキングも問題なく使えました。ただ、インターネットバンキングでは個人口座のログインとは分けることになるので多少面倒かなと思ったのですが、窓口で簡単にそれぞれ入るやり方とかを教えてもらえたので問題ありませんでした。
キャッシュカードは後日届きますが、三井住友銀行間での送金は手数料無料なので、生活口座に転送して引き出すことが多いと思うので、キャッシュカードは形だけになるかと思います。
クレジットカードは技術士関連で物を買うときに活用しようと思います。

あとは名刺を作りたいなと思っていますが、ラクスルあたりで比較的リーズナブルに作れそうなので、作りたいと思います。何を記載しようかなと考えています。(考えているときが一番楽しいかも)、また、クレジットカードを使用する第一号になるかなと。(この記事を書いていうる次の週くらいに受け取れそうです)
まずは、スポットコンサルに登録して、技術士会のイベント等に参加しながら、このnoteを充実させていきたいと思います。
多分、このnoteの記載を通してやりたいコンサル像が固まっていく気がしています。

長文、お付き合いありがとうございます。
次は業務に向けた準備として帳簿周りについてまとめたいと思います。


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