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1~2歳児に役立つ育児哲学

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1~2歳児のお子さまの育児に役立つ、育児哲学の記事をまとめたマガジンです。
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「ママ友はめんどくさい」これからのママ友は1人だけでいい理由【#育児哲学35】

「ママ友」で検索をすると ”怖い” ”いらない” ”いじめ” など、 ネガティブなキーワードが上位に目立ちます。 「ママ友はめんどくさい・・・」と思いつつ、「子育ての悩みとか園・学校のことについて気軽に聞けるママ友ってあこがれる」と思っている方も多いと思います。 信頼のおける本当の「ママ友」は1人いれば問題ありません。 コロナ禍の影響で会って長く話せる状況では有りませんが、LINEやネットでつながり、信頼関係を築き、本当に気の合うママ友をみつけましょう。 日本トレンド

「忙しい」とママをワンオペにさせるパパに必ずして欲しい3つのこと【育児哲学#33】

「子どもと仕事、どちらが大事!?」 「いつになったら帰ってくるの?」 在宅勤務もいつしか出社することになり、仕事と育児に悩むパパたち。 ワンオペにはしたくないけれど、ママの負担が増えるいっぽう。 仕事と育児に忙しいパパは、以下の3つのことに取り組んでみてください。 「家族」との土台を作る 「時間」の確保をする うまくできなくても「あきらめない」 厚生労働省の「仕事と育児の両立支援に係る総合的研究会報告書」によると”6歳未満の子どものいる男性のうち実に7割が育児を

”やってるつもり”育児パパがママに怒られる理由は話を聞いてないから【育児哲学#32】

世の「イクメン」パパ達に問う。 自分では「育児を頑張ってる」と思っているのになぜママに怒られるのか? それはママや子どもの話を聞いてないからだ。 夫婦のコミュニケーションは家庭円満の秘訣であり、女性としてママはとにかく話を聞いて「共感」して欲しいのです。パパは結論を急いではいけません。 そして、ママがいちばんして欲しいことは「子どもとの会話」です。 家事より、なによりも、子どもの話を聞いて欲しいのです。 一日に男性は8,000語、女性は20,000語を話すと言われて

子どもの「遊び=学び」、「ゲーム」も4つのルールを決めて学習に【育児哲学#25】

【哲学】 遊びによって人は(…) 自己抑制の教訓に耳を傾けるようになる ◆フランスの哲学者・批評家・編集者 ロジェ・カイヨワ『遊びと人間』引用 ゲームや試合などの「遊び」は、基本的に「勝利」を目指すのが前提だが、その中で思いがけない「敗北」を味わう経験にもなる。ルールに従うこと、チームメイトを信用することはもちろん、敗因の分析、次の勝利にこだわる努力や意思・・・。私たちは、「遊び」を通してさまざまなことを学ぶことができる。ときには思い切って、気の向くままに遊ぶのもよい。

新米パパは「新入社員」なので先輩ママの指導と謙虚さを忘れずに【育児哲学#24】

【哲学】 自分の商売や出世のためなら、 誰でも大いに努力する。 しかし、自分の家で 幸福になるためには、 何もしないのが普通である。 ◆フランスの哲学者 アラン『幸福論』引用 たいていの人は、ビジネスで成功するための努力を惜しまない。けれどもビジネスと同じように、パートナーや家族との関係を良くするために努力を惜しまない、という発想ができる人は少ない。家族では何もせずに幸せでいられることが理想とされるが、そう簡単な話ではない。「親しき仲にも礼儀あり」と言われるが、幸福な家

「育児放置」は心配だけど「育児放棄」しない大切なこと【育児哲学#20】

・育児も人生も「勝つ」ことよりも「放棄しない」ことが大事 ・まず、ルールなどを決めた「育児放置」を考える ・どうしようもないときは、なりふりかまわず人に頼ろう 人生のルールは私たちに、 けっして戦いを放棄しない ことを求めているはずです。 ◆V・E・フランクル『それでも人生にイエスと言う』引用 チェスの試合中、次の一手がどうしてもわからなかったとする。そのとき、チェス盤をひっくり返せば試合はゼロ地点に戻せる。しかし、これを人生に当てはめると、チェス盤をひっくり返すのは「

「子育てに疲れたママ」にさせない「支え合う」パパの子育て【育児哲学#19】

・ママは身体の疲れではなく、精神の疲れがいちばんのストレス ・「支える」のではなく「支え合う」ことがパパの役目 ・完全に育児を交代してママがひとりになる時間をつくってあげましょう 疲れには多くの種類がある。 そのうちのあるものは、 幸福にとって ほかの疲れよりもはるかに 深刻なじゃまになる。 ◆イギリスの数学者・哲学者 B.ラッセル『ラッセル幸福論』引用 肉体の疲れは、適度であれば幸福感をもたらしてくれる。深い眠りは健全な食欲をもたらしてくれるからだ。けれども神経の疲れ

たった1つの方法で、子どもの不機嫌を解消する【育児哲学#6】

・子どもの不機嫌の要因は3つ ・すべての不機嫌において対処方法は1つ「原因を早めに断ち切る」 ・他の方法として「ほかに楽しい提案をする」は最終手段 不機嫌というものは、 結果であると同じ程度に原因である。 ◆フランスの哲学者 アラン『幸福論』引用 嫌なことがあると、結果として不機嫌になる。しかし、不機嫌は単なる結果で終わらずに、新たな嫌なことを引き起こす原因へと変わる。たとえば、ネガティブなことばかり考えて常にイライラしていたら、他人とのあいだに無益な争いを生んでしまう

イライラするのがあたりまえな子育てを楽しむためには【育児哲学#4】

・予定通りにいかないのが子どもで、いちばんのストレス ・心の余裕をもつにためには人に頼って余裕をつくる ・心の余裕をもって偶然を楽しめる親になろう われわれは心を柔軟にし、 予定したことに過度に 執着し過ぎないようにしなければならない。 ◆古代ローマの哲学者 セネカ『生の短さについて他二篇』引用 「これこそが正解である!」「これ以外はあり得ない!」と、ひとつの答えに執着しすぎることは、心の平静を奪い去ってしまう。予定したことに執着しすぎると、偶然というものに対応できなく

育児は「善い」も「悪い」もない、つねに「最善」を想像するだけ【育児哲学#2】

・昔は「善い」とされていた育児方法でも現代では「悪い」とされることがある ・時代や環境によって「善悪」の基準は左右される ・つねに「想像力」を持って「最善」の育児をこころがけよう 何がよくて、何がわるいのか。 それは、まだ誰も知らないのだ。 ◆ドイツの詩人、哲学者 ニーチェ 『ツァラトゥストラ(下)』引用 何が「善い」ことで、何が「悪い」ことかはわからない。戦時中は「善い」とされていたことでも、現代では「悪い」とされる常識など、多々ある。「善悪」の基準は時代によって左右