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別に若者は頑張る必要がない。


⚠️この記事は主語がでかいです。「若者」という括りで話していますが、そうじゃない人がたくさんいることを踏まえて読んでくださったら嬉しいです。あくまで僕の感覚に基づいた偏った考えなので!!






 頑張らないと死ぬ時代がありました。

 一生懸命獲物を探さないと餓死。一生懸命作物を育てないと餓死。朝廷内で出世しないと餓死。武芸を磨かないと戦死。厳しい規則に従わないと罰死。ものが売れないと貧死。周りに合わせないと社会死。周りと同じように頑張らないと社会死。

 


 周りに合わせないと社会死。周りと同じように頑張らないと社会死。

 ついこの間までそうでしたが、多分みんな気づいちゃったんですよね。

「あれ?頑張らなくても死ななくね?」

 そう。死なないんです。




 現代の日本人は100年前の王様より快適な暮らしをしています。一年中快適な温度に保たれた部屋に、高カロリーかつ安価で食べられる食品。味も素晴らしい。移動手段は多様でかつ恐ろしく早い。スマホ一つあれば道に迷わないし、時間もわかるし、ものだって買えちゃう。

 とても素晴らしい時代です。

 高望みさえしなければ、極端な話、働かなくたって生きていけます。

 随分前からそうでしたが、頭の良い人たちはそうなられたら困るので民衆を煽ります。「もっと豊かに!」「社会で必要とされる人に!」「周りを見てみろ!お前はそれでいいのか!」と。

 僕たち民衆は、そんな言葉に踊らされて本来必要がない競争に駆り立てられ、「頑張る」ことを強要されます。それで何とか社会は回っています。

 でも多くの若者が気付きつつあります。別に頑張らなくて良いことに。だって死なないんですもん。頑張らなくても豊かなんですもん。

 


 だから僕たちに対して、「周りとの比較」「出世を煽る」「給料の増加」をちらつかせたところで頑張らない傾向が強いと思います。別に必要ないからです。もう豊かだからです。

 じゃあ、僕達は何を求めているか。(主語がでかいですが、便宜上これでいかせてください)。

 心の底からの「ありがとう」です。貢献感です。自分はここで「人の役に立てている」という実感です。

 

 近頃の若者はやる気がないなどと言われて久しいですが、実はやる気がないわけではないのかもしれません。「人との比較」「同調圧力」「責任感の強要」など求めていない動機付けのされ方がされているのかもしれません。

 さっきも触れましたが、僕達が働く理由は実はすっごくピュアです。出世したいとか、富や名声ではありません。

 「とにかく役に立ちたい」っていう気持ちです。




 僕達の上の世代の人たちが頑張ってくださったおかげで、僕達の世代は「物質的に満たされた世代」になりました。また、多様性が認められるようになり、「自分らしくて良い」という価値観のもと多くの人がある意味自由に生きていけるようになりました。

 「昔の方が日本は豊かだった」という批判があるかもしれませんが、昔はスマホなかったですよね?ネトフリ無かったですよね?相対的には減じているかもしれませんが、絶対的に豊かになっているんです。

 よって、マズローの欲求5段階説のうち、「安全の欲求」までは基本的に常に満たされているんです。

 だから既に満たされているものに働きかけても、頑張りません。次の段階、所属の欲求に働きかけなくてはいけません。

 僕達はデフォルトで「居場所欲しがりモード」になっているのです。


 「ありがとう」と言えるところなんてどこにもないかもしれません。でも、どこかしらその人なりに頑張っているところがあったりします。そこを見つけて、「ありがとう」「頑張っているね」と言ってくれたら、すっごく喜ぶんじゃないかと思います!

 まじで面倒臭い僕達ですが、これからも末長くよろしくお願いします!!!





 


 

 


 



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