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僕の使命って何だろう??


 「教育観をもちなさい」

 校長先生にそう言われて読むように勧められたのが森信三さんの『修身教授録』でした。

 この本、なかなかハードな本で読み始めて1週間経つのですがまだ半分も読み終わっていません。

 ですが、この時点で「なるほど!」と思えることがいくつもありました。

 その中でも、特に考えなくてはいけないなと思ったのが


僕の使命



です。

 僕はどう社会に貢献できるのか。どう学校に貢献できるのか。そして、子どもにどう貢献できるのか、そういったことを考えることでこの後の僕の教師人生の軸のようなものができると思います。

 そして、それが校長先生の言う「教育観」にもつながっていくのだと思います。

 経験も知識も少ない上でこんなことを語るのは危険かもしれません。

 でも、やってみます。23年間生きてきて培った全てを投入して、全力で「僕の使命」を考えていきます。

 それではよろしくお願いします!!


 僕は今の社会の流れに不安を感じています。

 それが、「好きなことをして生きていく」です。

 一面から見れば、とても良い傾向です。

 少数者の意見が尊重され、みんなが好きなことをして生きていける。「みんな違ってみんな良い」。そんな理想の世界が実現できる可能性があります。

 しかし、「好きなことをして生きていく」を間違って解釈している人が多いような気がしてならないのです。

 「好きなことをして生きていく」=「自分勝手に生きること」

 「好きなことをして生きていく」=「自分の好きなことだけして生きていくこと」

 では断じてないと思うんです。

 真の意味での「好きなことをして生きていく」と言うのは、

自分の好きなこと、得意なことを生かして他者の幸せに貢献すること


 だと思うんです。

 人間は社会性が強い生き物です。単体では生きていけないんです。

 もっと言えば、単体では幸せを感じることができないようになっています。多分。

 だから、間違った解釈で「好きなことをして生きていく」が進んだ社会というのは非常に殺伐とした、みんなが生き辛い社会になってしまうと思います。


 僕の考える理想の社会は、能力の大小に関わらず、誰もが「社会に貢献している」と思える社会です。

 お互いを助け合い、貢献し合うことによって、みんなが満たされている社会です(危険思想じゃないですよね?大丈夫かな笑)。

 なので、僕の使命はこのような社会を作る資質・能力をもった子どもたちを育てることになると思います。

 そして、そういった資質・能力をもった子どもとはどんな子どもか。



ヒーローです。



自分の能力を、「人の役にたつ」ために使う。そんなヒーローのような意識をもった子どもを育てる。

 それが僕の使命なのかなって思います。



 僕の使命は「ヒーローのような子どもを育てること」という結論が出ました。

 とはいえ、

 超むずいですよね。これ。

 子どもは真っ白な存在です。

 最初は誰もが「誰かの役に立ちたい」と思っています。

 でも・・・その気持ちを阻むものがたっくさんあります。

 家庭環境、経済状況、友人関係、さまざまありますが、学校に絞って考えてみます。

 子どもの「誰かの役に立ちたい」という気持ちを阻むもの、それは


 学校そのもの



と言えるかもしれません。

 学校にいることで、常に誰かと自分を比べることになります。

 学校で優秀とされる子は、基本的にこちらから何も働きかけなくても「ヒーロー化」していきます。

 常に誰かに認められ、満たされているからです。

 しかし・・・、勉強が苦手だったり、コミュニケーションが苦手だったりする子は・・・「ヴィラン化」していきます。

 そんな子たちには他人に貢献する気持ちの余裕なんてありません。


「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」「自分を見て」


 この気持ちで頭がいっぱいになっているはずです。

 結果、利己的な行動が増え、他人を引き摺り下ろそうとする言動が増え、「ヴィラン化」していくのです。

 僕もヴィラン化していたことがあるので分かります。あの時は、人に優しくなんてとてもじゃないけどできません。どうしたら自分を見てくれるか。注目してくれるか。そればっかりです。

 僕はその気持ちを言語化できていたからよかったものの、子どもはそうじゃありません。よく分からない衝動として襲いかかってきます。そんなものに抗えるはずがありません。

 子どもがヴィラン化していく大きな原因は、きっと学校にあるんです。


 ただ、学校は絶対になくてはならない存在です。

 そうであれば・・・。先生である僕がなんとかしなくてはいけません。

 その中で僕ができることは




全ての子どもに自分の価値を感じさせること




 そして、そのために


どんな子どもも、大好きでい続けること

 良いところをたっくさん見つけてあげること

 みんなを活躍させてあげること

 誰も取りこぼさない、分かりやすくて面白い授業をすること



 結局ここに集約されるんですね・・・。


 これら全てが実現できた時、子どもたちは「ヒーロー」になっているんだと思います。

 道のりはまだまだ険しいです。死ぬまで到達できないかもしれません笑

 でも・・・

 僕の使命は「ヒーローを育てること」

 これをずっと意識し続けて、先生を続けていけたらと思います!!





 余談です。というか愚痴です。

 こんなこと言ってもしょうがないのは分かってます。

 ここにエネルギー使いたくないので、この場で吐き出して終わります。





国は先生という仕事の重要性をわかっているのかーーーーーーーーー!!!!!



どんな子どもも、大好きでい続けること

 良いところをたっくさん見つけてあげること

 みんなを活躍させてあげること

 誰も取りこぼさない、分かりやすくて面白い授業をすること


 これ、みんなやりたいと思ってると思うよ??先生なら!

 でもできないの!

 なんでかって?

 A.無駄な仕事が多いから!!

  先生を「教育」だけに集中させてあげてくれ!

 良い授業をするための時間をくれ!!

 子どもに愛情を注ぐための心の余裕をくれ!!

 みんなが活躍できる学級経営を考える時間をくれ!!



 全力は尽くすけど、自分も大事だから、全部はできないよ?

 体力と心の余裕がなくなったら、手も抜くよ?



 マジで知らないよ?どんな未来になっても。






 ふう。スッキリした!!

 もうこのこと考えるのおーーしまいっ



















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