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「誰かの役に立つ」ために働いた三日間


 先週、ボロボロの1週間を過ごしました。

 何もかも上手くいかないことに絶望し、イライラし、それに伴って子どもは荒れていきました。

 そんな最悪の状態の中、校長先生が進めてくれた本、「手紙屋」を読みました。

 そこで、自分は子どものために働いている、誰かの役に立つために働いているということを思い出しました。

 「自分のために」、「自分が楽をするために」働いていた自分を見つめ直し、とことん「誰かのために」働くことを決めました。

 その結果、今週はどんな三日間になったのか。それをお伝えする記事にしていきたいと思います。

 では、よろしくお願いします!!


 まず、月曜日。台風明けの学校です。校庭には木の枝や石が散乱し、ひどい状態になっていました。

 僕は学級ですることがあったので、教室で準備をしていたのですが、そこで校長先生に「先生、手伝ってくれてありがとう」と先手を打たれました笑

 いつもの僕なら、「めんどくさい・・・。やることあるのに・・・。」という気持ちになるものですが、なんせこの時の僕は「誰かの役に立ちたいモード」です。「そらきた!!!」という気持ちで、運動場に向かい、運動場の整理を行いました。

 役に立てたかはわかりませんが、少なくとも僕の心はすごく爽やかでした。秋風がすっごく気持ちよかったです。


 今まで面倒だと思っていたことも、「誰かの役に立っている」というマインドで行いました。

 「めんどく・・・さくなくて、誰かの役に立っている!」

 心の中で、こんなやりとりを、何回行ったのか分かりません笑

 
 昼休み、子どもに

 「先生ケイドロしよう!!」

 と誘われました。

 いつもなら、警察になって、うまく手を抜きながら遊ぶのですが今回は自ら泥棒になり、全力で子どもたちから逃げました。

 「いつも下手な授業で子どもたちにストレスを与えている。せめて、全力で遊ぼう!それが、子どもの役に立つことだ!」

 というマインドで。

 でも、不思議なことに最後にはそんな打算的なことは忘れて、心の底から楽しみながら、警察から逃げていました。


 子どもがしてはいけないことをしました。

 いつもなら、「(なんでそんなことを・・・。対応が面倒くさい!)・・・何でそんなことしたの??💢」

 って感じで、感情に任せて指導するのですが、今週は

 「(なんでそんなことを・・・。対応がめんど・・・くさくなくて・・・一旦深呼吸。きっと何か理由があるに違いない)・・・。○○さんの、〜〜な気持ちは分かる。みんなもそういうことあるよね??・・・」

 というように、感情的に指導することが減ったように思います(それでも何回かはありましたが・・・)。

 
 こんな感じで、全力で過ごした三日間でした。

 その結果かはわかりませんが、先週の荒れはどこに行ったのだろう??って思うくらい、子ども達は落ち着いていました。

 このマインドをずーーーっと続けていけたら良いな!!



 

って思うんですが!!




聞いてくださいよ!!




「誰かのためマインド」




これ、めっちゃ疲れるんですけど!!!(鬱陶しい)



 いや、心はすごく満ち足りるんです。今僕の心はハッピーです。

 でも、体力が・・・。物理的なエネルギーが・・・。

 今週は三日間だから何とかもったものの、五日間だったら、後半ジリ貧になって結局心の余裕無くなってたかもしれません。そして、また学級が荒れていたかもしれません。

  誰かのために働くことで幸せになれる。疑いようもなく、その通りだと思います。

 一方で、幸せだから誰かのために働ける。これもまた真実だと思います。

 ここのバランスを欠いた働き方をしていると、どこかで限界が来るのだと思います。

 前者を疎かにしたら、学級が荒れる。

 後者を疎かにしたら、自分が壊れる。

 学級か自分かの天秤です。

 この天秤が常につり合っていなくてはいけないのかもしれません。

 
 ですが先生というお仕事は、前者を優先しなければ、後者に多くのおもりをのせなければ、子ども達や保護者がついてこない、天秤がつり合わない。そんなお仕事のような気がします。

 自分を削り、子どものために。

 それが正しいかはともかく、多くの先生はそうされています。とても尊敬します。

 まじもんのヒーローみたいです。

 僕もそうなりたいなあ。

 でも、自分を削るのは怖いなあ。自分の幸せも諦めきれないなあ。

 僕はどうしたら良いんでしょう??


 まあ、ごちゃごちゃ考えてないで、限界くるまで「誰かのためマインド」でいきます!!

 もしかしたらこの先に大きな幸せが待ってるかもしれないですしね!!


 ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 



 


 

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