保守派も革新派もお互いリスペクトの気持ちを忘れないでいたいものですね☺️
⚠️人を安易にカテゴリー分けするのはあまり良くありませんが、この記事では考えやすくするために安易に「保守派」と「革新派」にカテゴリー分けしています。実際人間ってそう単純なものじゃないですよね💦
それを踏まえて読んでいただけたらって思います!それではよろしくお願いします!
とある人物=僕なんですが、今までの経験からも薄々感じていたように僕は生まれながらにしての革新派なんですね。
だから僕は、革新的な人物に憧れたり、革新的な技術に飛びついたり、革新的な施策を指示したりするのでしょう。
正直なことを申しますと、僕は大学生くらいの時までは
革新的な考え方をもつ人>保守的な考えをもつ人
という数式を頭の中で描いていました。でも、様々な人と意見交換をしたり、時には衝突したりを繰り返すうちにその考えは段々と変わってきて、「世の中どっちのタイプも必要なんだな」と思えるようになりました。
なぜそう思うかを説明するために、極端な例を出します。「職員全員革新派の学校」と「職員全員保守派の学校」「革新派と保守派が半々の学校」です。
「全員革新派の学校」ではどんどん新しいアイディアが生まれ、どんどんチャレンジがなされます。ただ、誰も「それ大丈夫?」とか「それどういうこと?」というような質問をしてくれないのでアイディアは生まれても薄っぺらい形のないものになるでしょう。そして学校は教育効果が薄い実践で溢れ、どんどん荒れていくでしょう。この学校には形にしてくれる人が不在なわけです。
「全員保守派」の学校では一定の期間は比較的安定した学校経営がなされるでしょう。ただ、社会の実態も子供の実態もものすごいスピードで変わっていく現代です。「変化しないことはリスク」と最近はよく言われますが、新しいアイディアが生まれず、時代についていけない学校は次第に荒れていくでしょう。荒れなかったとしても社会に出て困る大人を量産することになります。この学校では新しいアイディアを出してくれる人が不在なわけです。
「革新派と保守派が半々の学校」は程よい緊張感のもと、「形になったアイディア」がたくさん生まれるでしょう。革新派がアイディアを出し、保守派がそのアイディアに質問や疑問を呈し、形あるものにしていくからです。そうなれば、学校は安定し、子供達の資質能力も確実についていくことでしょう。この学校には新しいアイディアを出してくれる人も、形にしてくれる人も、両方いるのです。
だから僕は、革新派も保守派も一定数いる組織がいいと思っています。ただ、こんな組織が一つのチームとして成立するには条件が必要です。それは、互いの役割を理解し、必要性も理解した上で、お互いがお互いをリスペクトすることです。
革新派の人は保守派の人を「形にしてくれる人」としてリスペクトしなくちゃいけないし、
保守派の人は革新派の人を「新しいアイディアを出してくれる人」としてリスペクトしなくてはいけないのだと思います。
だけど、世の中残念ながら両者は対立しがちです。それはなぜでしょうか?恐らく、お互いの立場に対する不勉強が原因だと思います。
革新派と保守派、それぞれの主張に論理的な背景や経験則的な背景があるはずです。それを理解しようとしないから、衝突しちゃうんでしょうね。
革新派がまだ見ぬものを追い求め、保守派が今あるものを守ろうとするという性質上、革新派の主張の根拠は理論一辺倒になり、保守派がもつ主張の背景は経験一辺倒になりがちです。そうなれば、話が噛み合わず違いを批判し合うだけになってしまいます。
だから、革新派は進んで経験をし、もしくは経験を聞き、保守派は進んで理論を学ぶ必要があると考えます。そうすれば、両者の中でより建設的な話し合いが行われ、「形になったアイディア」がたくさん生まれるのではないでしょうか。
経験を積まずして、保守派の人をバンバン叩く革新派の人(昔の僕!)や理論を知らずして革新派の人をバンバン叩く保守派の人、両者とも残念ですよね・・・。
そう考えた時に、学校現場と行政でそれぞれ問題だと思うのが、現場には保守派の割合が多くて、行政には革新派が多いという状況です。だから両者が全然噛み合わないんだと思います。
なので、現場には理論を提案してくる行政の人たちを取り入れ、行政には現場を知っている教師を送るべきなのかなって思うんです。
じゃないと、現場(経験・現実)V S行政(理論・理想)の不毛な対立は永遠に終わらないと思います。
っていうか、なんで現場の人より行政の人の方が偉いみたいな構図になっているんですかね??両者が対等じゃないのも問題のような気がします。
ではここまでの記事を自分のことに落とし込みます。
革新派の僕のアクションプランはどうやら「進んで経験をする、進んで経験を聞く」になりそうですね!
ありがたいことに僕は現場の人間です。特段意識しなくても、勝手に経験を積むことができますし、経験を聞くことができます。理論と経験を行ったり来たりできます。理論と経験というのは言い換えると理想と現実です。ここを行ったり来たりできるということは、現実を踏まえ理想に向かって少しずつ進めるということです!自分のミッションを達成するにはありがたい環境です。
そう考えたら、革新派の僕にとっては現場にこそ夢を叶える鍵がたくさんあるのかもしれません(多分行政の方が居心地は良いんだろうけど)。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!
(それにしても書くってすごいな・・・「革新派は進んで経験をし、もしくは経験を聞き、保守派は進んで理論を学ぶ必要がある」「革新派の僕にとっては現場にこそ夢を叶える鍵がある」っていう知識が新たに生成されたぞ・・・。楽しい🎵)
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