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昭和の人たちには失礼ですが、、、〜ベトナム旅行記1日目〜


 実はしれっとベトナムに来ています。

 その1日目を終え、今朝イチで記事を書いています。目の前には世界遺産ハロン湾が広がるという、過去最高の環境の中で記事を描いているのでインスピレーションも普段より得られそうです!


ハロン湾


 さて。昨日一日ベトナム、主に夜のハロン湾で過ごしてみて感じたことは

 「日本が通り過ぎた昭和の姿がここにあるなぁ」

 そして、



 「いいなぁ、、、」




って心の底から思いました。ベトナムに移住してこようかと思うくらいです。

 僕がなぜそう思ったのかを書く記事にしていきたいと思います。

 なお、僕は平成生まれなので昭和の時代を知りません。なのに、あたかも昭和を知っているかのように語ります。めちゃくちゃ偏見が含まれているかと思いますので、不快になられそうな人はここで読むのをやめた方が良いかもしれません、、、。


 それでもいい方は、よろしくお願いします!


 1 ツッコミどころしかない観光戦略

 ハロン湾って夜になると変貌するんですよ。具体的にどうなるかと言うと、

こうなります(写真撮るのへた!)。

とにかくアゲアゲな街になるのです。

 最後の写真の施設関してはもうずっと爆音と強すぎる光があたりに響く&輝いていて、一キロ離れたホテルからでも「重低音が響いてどくどくする」「眩しい!」と感じるほどでした。

 世界自然遺産のハロン湾をこのように改造していいのか?というツッコミも若干あるのですが、まあ置いておきましょう。

 それ以外にも大丈夫さまざまなツッコミがあるのですが、それも長くなるので置いておきましょう。

 僕が1番「なんでやねん!!笑」って思ったのが、例のアゲアゲ施設です。

 このアゲアゲ施設の入り口を見ていきます。

右手に見えるゲートみたいなのが入り口です。

入り口の目の前では綺麗な女性たちが、ダンスしてます。

この女性達の活躍もあり、ゲートの前にはたくさんの人たちが惹きつけられています。

では次に会場内を見ていきましょう。

見えづらいですが、、、

・・・。




客いねえ!




赤い服を着ている人たちがスタッフだとすると、本当に誰も入ってないんですよ笑

それもそのはず、「入り口で踊っている綺麗な女性」を超える価値が会場からは見えてこないんです。

言うなれば、「入り口の外にフライングダイナソー。ユニバ内にはシーソーしか見えない状態」です。

明らかに採算が取れていない(おきゃくさんがはいっていない)のに、爆音とすごい光を鳴らし続け、綺麗なお姉さんを踊らせ続ける。

お姉さんが疲れてきたら

かっこいいお兄さんを投入する笑

この計画段階でだれか突っ込む人はいなかったんだろうかと思いました。

そりゃそうなるだろ!って思わざるを得ませんでした笑


それ以外にも、

・爆音施設からちょっと歩いたところにとっても素敵なビーチやBBQ施設、バーがあったり、、、(色々詰め込みすぎだー!)

・ホテルがずっとプロジェクションマッピングで輝いていたり(絶対採算取れてないよ!)

・街の建物の半分以上がホテルだったり(絶対こんなに泊まりにこない!)

・市場でトランス○ーマーのロボットが何台も、しかも全員と同じやつが踊ってたり(この街にとってあのロボットは何なんだろう?)

って感じのツッコミどころ満載な、カオスな、情報量過多な、そんな町でした笑


何より最高な事実が、僕たちが1円も使ってないことでふ笑

こんなにたくさんのコンテンツが提供されているのに情報過多すぎて気づけば何も食べず買わず、ホテルに帰ってました。

こんなに高額な資金を投入しておいて、1円も使わせなかったという意味では、少なくとも僕たちに対する観光戦略という意味では大惨敗だと言えます笑


2 ベトナム社会の現状

 では、なんでこんな状況が起こっているのでしょうか?ベトナム社会の現状から探っていきましょう。

 まず、ベトナムは社会主義国家です。指農工商兵という身分上の序列のようなものがあります。

「指」というのは指導者のことです。基本的にこの人の独裁で政治は動くそうです。


次に経済面を見ていきましょう。物価は日本の三分の一程度でかなり安いと言えます。いわゆる発展途上です。でも、経済成長率は世界一位でこれからどんどん成長することが見込まれています。


最後に人口動態を見ていきます。平均寿命は73歳で平均年齢はなんと、、、29歳!

とっても若い国です。


これらのことからなんとなくあのはちゃめちゃな観光計画の原因が見えてきませんか??

あくまで予想ですが、

・社会全体が成長しており、しかも若いから「先進国に追いつけ!追い越せ!」のエネルギーで満ちている。

・また、年々成長しているから投入できるお金も多い➕社会主義国家だから有望な産業には一点集中でお金を注ぎ込める。

・でも、エネルギーとお金と若さがあるが故に「あれもやろう!」「これもやろう!」でカオスになっている。

・また、若い人が多いから悪く言えば思慮深さが欠けている。

故に、「ああなった」

のではないでしょうか??

僕がする授業みたいな町でした笑

3 ベトナムいいなぁ。昭和いいなぁ。


 僕はこんなカオスを見て、ベトナムいいなぁって思いました。



 確かに無駄が多くて、非合理的で、言い方は悪いですが、ちょっとズレているように見えます。

 でも、、、

 かつて日本にあった「追いつけ!追い越せ!」という国民全体の共通の目標があり、そこに向かうエネルギーがあり、多少強引な感じもするけれどなんだか温かみがある。

 非合理的だけど、エネルギーと温かみがある。

とってもいいなあって思いました。


今の日本は確かに合理的で、無駄がないです。それは日常のコミュニケーションに至るまでです。「パワハラ」「セクハラ」といった言葉が生まれたこと等にも表れています。

でも反面、ベトナムの若者に比べて少なくとも僕はエネルギーが少ないように感じます。また、無駄が無い分、合理的な分、相手が冷たく感じることもあります。

どちらも一長一短で、無い物ねだりも甚だしいですが僕は昨日ベトナムいいなぁ!って思いました。


4これからの日本

 とはいえ、「ベトナムいいなぁ」「昭和いいなぁ」という懐古主義に浸っていてもしゃあないです。

 これは歴史の流れです。ベトナムもあと15年もすれば日本のようになるでしょう。(根拠はありません!)

 ベトナムと日本、大きくちがうのは、ベトナムには他にモデルとなるような国、いわゆる先進国があることです。そこに向かってそれこそ「追いつけ!追い越せ!」でいけばいいのです。

でも先進国である日本にはモデルがありません。どこの国も「先進国のその先」に対するアンサーを出せていません。日本は史上初めて「自分で考えて主体的に創造的に国づくり」を行っていく必要にかられているのです。

 だから、これからの時代を生き抜く子ども達には社会の幸福という観点からも、「主体的であること」「創造的であること」が求められているのでしょう。

 難儀な時代に生まれてきてしましたが、見方を変えれば時代を創造できる時代なのかもしれません。みんなで頑張りましょー💪


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