ここだけ抑えろ、スタンプラリー|とザルのスタンプラリー制作の極意VOL.1
どーも、とザルです。趣味でイベント制作をしているんですがその中でもスタンプラリーが好きでして…。何らかのイベントでスタンプラリーを作らなくちゃいけなくなったあなたに贈るスタンプラリー講座を開設します!第1回のテーマは…
<ここだけ抑えろ、スタンプラリー>
ということで、とにかく1日2日で形を作らなければならない事態に備えて、またこれから作り上げていく素晴らしいコンテンツの叩き台として、最低限のスタンプラリーの作り方を伝授します!
スタンプラリー作りで必ず用意しなくちゃいけないものは3つです。
はい、この3つさえ用意できれば明日にでもスタンプラリーを開催することができます。では、1つずつポイントを抑えていきましょう。
場所
まずは場所の確保です。これが出来ないことには開催することができません。どこで開催するのかを考えて、必要に応じて申請などをしましょう。例えば、友達同士で勝手に公園で遊ぶ分には(ものを放置しない限り)申請せずに開催することができるでしょう。一方、不特定多数のお客さんに向けてどこかの施設で行う場合やイベントで行う場合は、その管理者や運営者の人の許可を取る必要があります。例えばイベントでの開催の場合には運営にあたって人を近寄らせたくない場所があります。こういった公共の場で開く場合は許可取りや意識合わせなどが必要となってくるので、相手のルールに従い申請などをしてください。コレが出来ないとそもそもイベントの開催自体が出来ません!
そういった事務手続きが終わった後に考えるのがスタンプの設置場所です。詳しくは後ほどの記事で解説しますが、どんなところにスタンプが設置できるかを考えて実際に配置するときに必要な道具(スタンプ台など)を準備します。また、スタンプの位置に人員を配置するかも考えてみてください。
スタンプ
続いて、スタンプです。今回の目標は最低限のスタンプラリーなのでスタンプは市販品でOKです。スタンプ選びのポイントとしては場所によって違う柄のスタンプを用意すること。3ヶ所でスタンプを押すのであれば3つの柄のスタンプを用意しましょう。また、出来るだけスタンプの面の大きさは統一されている方が良いです。コレは単純に見栄えの問題ですね。時間がなければパッと100均で購入しちゃいましょう!
スタンプ用紙
最後にスタンプ用紙です。コレがこのイベントの核になる部分ですね、しっかり用意しましょう!さて、用紙に最低限必要なものは次の3つです。
まずスタンプを押す枠は用意したスタンプとおんなじ大きさにしましょう。この大きさがあっていればスタンプを押す位置を簡単に分かってもらえます。
次にスタンプの場所は地図に大きく示しましょう。なるべく見やすい地図をかけるといいのですが最低限が目標なので作る必要はありません。せめて施設やイベントの公式マップのデータをもらってデカデカとスタンプの位置をマーキングしましょう。
最後にもうひとつゴールで得られるものを書きましょう。「ゴールしたらおやつ掴み取り!」的な感じです。流石に何のモチベーションもなくスタンプラリーをするほど人々は暇じゃありません。時間がないならとりあえず景品がいいんじゃないでしょうか?お金がない場合はここを物語のオチとかにするといいんですが、それをやると最低限って感じじゃなくなっちゃうのでやっぱりお菓子分くらいのお金は捻出するのがいいんじゃないかな…?
って事で、この3つを上手く組み込むとこんな感じのスタンプ用紙ができます。
こんな感じでスタンプ台紙さえ作れれば、もういつでもスタンプラリーを開始できますね!やったね!紙をたくさん印刷しましょう!
ちなみに、コレを電子データとして作るとこんな感じ。
叩き台にするならこんなシンプルなデータを作ればいいんじゃないでしょうか…?是非白黒で作ってください、インク代が抑えられますから…。
ここまで出来たらあとは当日のスタッフにちょっとした周知…と言ってもスタンプラリーのルールなんてみんな知り尽くしているでしょうから、スタンプの位置と景品の話だけすれば問題ないでしょう。はい、スタンプラリーの完成です!場所の確保さえすめば、あとは2時間もかからず作れちゃいますね…!
まとめ
ということで、こんなに簡単にスタンプラリーは作れます!なーんも難しいことはない!だけどさ、この出来たスタンプラリー…
ハッキリ言ってつまらなくない…?
ガーン!そうです、せっかくお客さんに時間を取らせて遊んでもらうスタンプラリーがこんなに雑な作りでいいんでしょうか…?こんなに楽しくないものを作るためにあなたは1時間も2時間も捻出できますか…?
ということで、スタンプラリーって簡単に作れるよね?っていう再確認のために最低限に特化した作り方を伝授しましたが、僕がお話ししたいのはここから!僕はこの2時間で終わるスタンプラリー作りに執念をかけて1つのスタンプラリー作りに1年を要しました。しっかりと向き合えば物理的コストの割に高い満足度を引き出せるのがスタンプラリーのようなアナログゲームの世界です。(時間的コストに関してはだんまり…)ここからの連載を通して、本当に楽しいスタンプラリーの作り方を伝授していきます!僕なりの経験則にはなりますが、自分が楽しんで作りたい、お客さんに楽しんでもらいたいという人は是非最後までお付き合いくださいませ。ということで、今回はここまで!次回は<スタンプラリーとは>ということをみっちり掘っていきます!
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