なんでスタンプラリーをやるの?|とザルのラリー制作講座3
さて、前回記事でスタンプラリーについて定義をしました。今回はなぜスタンプラリーを行うのかということについて考えていきたいと思います。何故行うのか、これは非常に大切な問題なのですが比較的軽視されがちなものだと思います。学園祭などのイベントや町おこしとなるとすぐにスタンプラリーを行おうという発想に陥りがちですがその目的はどんなものなのでしょうか…?さて、イベントでスタンプラリーを行う意味、少し考えてみてください。
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運営がスタンプラリーを行う目的
いかがでしょうか?僕は、スタンプラリーを行う目的は3つあると考えています。
順に解説していきましょう。まず、1つ目は単純ですね。参加者を楽しませることが出来なければゲームの意味がありませんから。絶対に一番大切なことです。
2つ目も目的として挙がりやすいと思います。人が動き回るのがスタンプラリーの特徴のひとつですからね。イベント全体を盛り上げるために、また会場に散らばるイベントひとつひとつに注目してもらうためにピッタリの企画でしょう。ただ、このことを制作中に意識し続けられないことがよくあるポイントだとも思います。スタンプラリーはポンプであることを僕はこれからの記事でクドいほどこれを強調していきますよ!
3つ目は学園祭などボランティアベース特有の事柄かもしれません。少なくとも商業ベースでは考えなくていいことでしょう。学園祭のスタッフはボランティアでの参加が多いので楽しかったという記憶を持ってもらって次回のボランティアへ繋げていくことが大切であったりします。そういう意味付けでスタッフからしても楽しい企画を作り出すのは大切なことです。
参加者がスタンプラリーに望んでいること
では、参加者側からしたらスタンプラリーにどんなことを望んでいるのでしょうか…?こちらも3つ挙げてみましょう。
まず、1つ目に景品目当てですね、これは絶対にあります。報酬のために頑張るパターンです。プロモーション目的で予算が多ければここで良いものを配ることが参加者増加に繋がるでしょう。一方、景品が<モノ >に限らないことにも注目をした方がいいです。達成感や物語の結末といった要素でここを満たすことも出来るのです。
次にスタンプ集めが楽しいパターン。小さい子とかに多いですよね。ついつい押したくなってしまうのがスタンプというものです。より押したくなる仕掛けがあるとますますスタンプラリーが楽しくなります。
最後はついでパターン。折角まわるならと大して興味もないのに手を伸ばしたことありませんか?こういった興味半分の人々にも楽しんでもらえるとより良い企画へと変わっていくと思います。スタンプラリーはこういったついで消費が多いのが特徴な企画です。
製作者である<あなた>が作る目的
もう一つ、大切ななぜがあります。そう、製作者であるあなたがなぜ作るのかです。ここまで書いてきたことは言ってしまえば環境のためにやらなくてはならないという理由です。もちろんここから大きくブレるのは良くないけれども、ある一定の時間を掛けて作ることを志したあなたにも動機=なぜを問う権利があります。何故あなたは作りますか?何故あなたが作りますか?ここがしっかりしていることもとても大切です。
まとめ
さて、今回はスタンプラリーの目的について考えていきました。もちろん目的は各イベントにより様々です。僕がここにそのすべてを網羅できたとは思っていません。もっともっと目的を考えてみてください。さて、ここからはこういった目的を達成するためにスタンプラリーのコンテンツを作っていくこととなります。次回からはスタンプラリーのコンテンツの作り方について話していきましょう。まず最初に考えるのは<方針/ゲームシステム>です。
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