三国港駅 えちぜん鉄道


2023.12.30 6年ぶりに蟹の坊で甘エビ丼を食べに三国港へやって来た。お店の開店までにまだ時間があるために三国港駅周辺を徘徊しよう。


三国港駅は、国鉄三国線の駅として1911年12月に開業したが、芦原温泉や東尋坊への観光路線だったため戦時中の不要不急路線の廃止政策により廃止されていたが、1944年に京福電鉄が三国-三国港間1kmを国鉄から借り、京福電鉄三国芦原線の一部として復活していた。


その後、国鉄三国線も1946年に金津-芦原間が復活したが、翌年には廃止となり、京福電鉄の駅となった。


2003年8月には、経営がえちぜん鉄道となり現在に至っていた。


現在のホームは片面1線であるが、以前のホームは2面2線であった。


港側の駐車場にはかつてのホームの遺構が残され、解説板が置かれている。


毎年8月に行なわれる北陸最大の「三国花火大会」の際には臨時列車が多数運行され、現在の駅舎は2010年3月に駅舎が改築された。


この駅では朝、福井へ向けての片方向輸送のため、福井からの始発電車が到着する前に3列車が発車するので、ここに3列車と運転士が駐泊し、夜は逆で終電が発車した後、福井からの3列車が到着しているそうだ。


駅舎改装にあたって現存していた運転士の宿舎は取り壊され、眼鏡橋側に坂井市の展示スペースと展望台が作られ三国港駅におけるシンボル施設になっていて、2階からは駅舎がよく見え、ここは無料で入館できていた。


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