JR今庄駅 再訪


2023.12.31 福井県にあるJR今庄(いまじょう)駅に2020年9月以来3年ぶりにやって来た。


現在はJR西日本の駅だが、来年の3月16日に北陸新幹線が敦賀まで延伸するに伴い並行在来線である北陸本線は、JRから切り離され、ハピラインふくいハピラインふくい線の駅に代わるが、代わる前から経営難は必死で営業赤字は年間13億6000万円程度になるだろうと危惧されている、毎度言うが新幹線を通すことって本当に地元にとって喜ばしいことなんだろうか。


すると8:17発敦賀行き普通列車が入線してきたが、乗降客は、乗車する一人だけであった。


駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線で構成されていた。


また旧北陸本線時代に使われていた、蒸気機関車の運営設備であった給水塔や給炭用のホームが今も残されていた。



そしてここ今庄は、北国街道の宿場町である今庄宿であり、久しぶりに宿場巡りに出掛けてみることにした。

2020.09.21 今回の旅行で是非行ってみたかったのが、旧北陸本線トンネル群で、その前に寄りたかったのはJR今庄駅であった。北陸線の難所といわれた山中峠越えの急勾配を上っていくため、最後尾にもう1両機関車を連結するための重要駅であったが、北陸トンネルが作られその役目を終えていた。そして2017年に新駅舎に改築され、同時に「今庄まちなみ情報」、観光案内所、土産販売店を新た新設した。改築された駅舎には、町特産のスギをふんだんに使った外壁に様変わりした。館内にはジオラマが設置してあり、北陸トンネル開通前で、もっとも今庄駅が賑わいを見せていた昭和35年頃の姿という。そこにあったのは転車台で真っ先に目に飛び込んできた。7更に「旧路線をめぐる」として旧北陸トンネル群も紹介され、拙者もこれから行こうと企んでいた情報が手に入ったのはラッキーだった。今回新設されたこの施設は、今庄の観光の中心となる「鉄道の町今庄」と「宿場町今庄」が紹介されていて、開業4ヶ月で1万人の来場者が訪れる人気の施設であった。駅舎窓からは給水塔は確認できたが、転車台は既に撤去されていた。転車台の残っていれば星5つだったな。新しく作られた北陸トンネルで確か大きな事故があった記憶がある。調べれば1972年11月6日、トンネルを通過中であった急行「きたぐに」の食堂車から出火し、30名の犠牲者を出していた。当時ニュースで聞いていたが子供だったためこんな大事故とは思わなかった。


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