櫻山八幡宮 高山市


2024.04.14
昨年に続き今年も春の高山祭にやって来たが、春の高山祭見に来ていたが、いつも午前中のからくり奉納を見ただけで、その後白川郷や金沢方面へ出掛けてしまい、日本三大美祭とも言われ、夜になると各屋台はそれぞれ約100個にもおよぶ提灯を灯し、艶やかに夜の闇を飾るが、見ずじまいであった為、今回は短時間になるのは覚悟で祭りを観覧する予定を組んでいた。


そのため、午前のからくり奉納は敢えて見学せず、日頃見学できていなかった櫻山八幡宮に出向いていった。


櫻山八幡宮は、秋の高山祭(八幡祭)の例祭の場所として大変有名で多くの参拝客の方でにぎわうが、今日は春祭りであり、この神社では人影はまばらであった。


境内にある高山祭屋台会館では、秋の高山祭に曳出される11台の実物の屋台を年3回入れ替え展示している。

高山市北部の鎮守社で、秋の高山祭はこの神社の例大祭として執り行われ、正式名称を「高山祭の屋台行事」として昭和57年(1979)重要無形民俗文化財、平成28年(2017)ユネスコ無形文化遺産登録されていた。因みに年2回の高山祭ですが、春と秋では、祭を行う神社も地域も屋台も全く違い、春は日枝神社、秋はここ桜山八幡宮の例祭であった。


三の鳥居は石造りの鳥居で江戸時代の享保15年(1730年)に建てられていた。青銅の扁額は代官長谷川氏により奉納され文字は佐々木文山 筆。


神門に続く大石段で長さ330センチの石19段、一段ごとにすべて一枚岩で造られている。


明治11年完成の手水舎には「寒澄清徹」の銘があり、一個の大石を刻んで造られ、明治8年の大火拝殿焼失の復興で刻まれていた、今日は、花手水になっていた。


神社創建は仁徳天皇のころで、凶族の征伐にやって来た難波根子武振熊命が戦勝祈願をしたのが始まりと伝えられている。


秋葉神社近くにあるのは「狂人石」で、神社神域を汚すものは、この石に触れると狂人になるそうだが、今のところ大丈夫だった。


ここ石段の上に鎮座しているのは火防鎮護の神「秋葉神社」である。


現在の総檜造りの社殿は、昭和51年に新築されたものである。



ここは、五穀豊饒・商売繁盛・養蚕・各種産業の神を祀る稲荷神社。


海上交通安全の神である琴平神社。社殿の天井に天狗の絵があり、それにロで噛んだ紙を投げつけ、天井につけば病気が全快すると言い伝えがある。


これは厄割石で、「清めの厄玉落とし」を行う場所であり、自身の厄を祓うことができるのです。方法は以下の通りで、①心を静めましょう。②厄玉に穴が開いているので、穴部分に向かって息を吹きかけ災難や厄を玉にうつしていきます。③「祓え給え、清め給え」と念じながら厄割石に厄玉を落とし、厄祓いは終了です。厄除け開運を祈願してお祓いを行う時間のない人でも手軽に厄落としができると評判で悪いことが続くなど、不安や心配事があれば、是非厄祓いを試してみましょう。


ここは絵馬殿で、毎年の7/24に、この絵馬殿に約二千個の風鈴が彩る「桜山風鈴祭」が行われ、期間は8/22まで。


境内に風鈴のさわやかな音色が響き渡ります。


ここは桜山日光館で、大正時代に15年間かけ飛騨の技術者たちによって製作された実物の10分の1の日光東照宮の模型が展示されています。陽明門をはじめ、本殿、拝殿、五重塔など28の建物と、鳥居などの附属物をすべて再現していた。これで桜山八幡宮参拝記は終わりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?