湯坂温泉(廃業)脇の小地獄釜の湯
夏休みを利用して北東北の湯巡りに来ていた。たった今、恐山境内の湯、正津川の野湯も楽しんだところで、今度は湯坂温泉(廃業)脇の小地獄釜の湯へ行くぞ! 湯坂温泉は恐山がある地域にあり、宇曽利湖山湖畔にひっそり1軒宿が建っていたが、今は、廃墟となっている。湯坂温泉脇の荒涼とした源泉地帯に野湯があるということでやってきた。
辺りを見渡せば湯溜まりを見つけることが出来、今回はここで入浴を決め込んだ。湯温を計かれば、33.1℃と適温であった。まずまずの適温を確認すると同時に服を脱ぎ始めていた。
当初は乳白色の硫黄泉と思われたが実は中は泥が沈殿しており俗に言う泥湯だったのだ。でもこの湯溜まりは意外にも快適だったが、悲劇はこれからだった。
それと意外と道路から近く80m位、時折止まる車から拙者を確認できるようで薄ら笑いが聞き取れる。つまりはさらし者扱いになりかけていた。泥湯で付いた泥は、近くを流れる川で洗い流せることが出来たのでその後の処理には困ることはなかったが、目隠しになる場所がないのが難点だった。泥の処理ははっきり言って、大変だけどこんな野天湯に入浴出来る機会滅多にないと思う温泉キチガイは、勇気を振り絞って入浴しようではありませんか。
ここで辺りを更に徘徊してみること木の桶が埋まっているのを見つけたが、以前の野天湯跡かな。ここでは入浴しなかった。底が見えない恐ろしさがここにはある。底なしの泥沼だったらと思うと怖いよね。自力で脱出できることが入浴条件で無理は禁物じゃ。自然湧出した湯が川となって宇曽利湖へ流れていた。泥湯と言えば大分県別府市の明礬温泉別府保養センターの湯が超有名、美人になりたい人、美肌に憧れる君も別府保養センターの湯へ行こう。次は、薬研温泉元祖かっぱの湯で入浴だ。
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