熊本城


2023.10.08 2016年熊本地震で被災した熊本城を見に行こう。


熊本城は、慶長12年(1607)、茶臼山とよばれた台地に加藤清正が築いた熊本城は日本三名城の一つに数えられ、2016年の地震では重要文化財の建物全13棟や石垣の3割が被害を受けていたが、天守閣の復旧は2021年3月に完了しましたが、城全体の完全復旧にはまだ時間を要すると見込まれていますが、屋根瓦の目地や破風(はふ)に塗られた真新しい漆喰の白と下見板の黒が美しく映えます。


反りが見事な大天守の石垣も健在であり、外観はとても重厚感があり迫力がありました。


しかし、城内は熊本城の成り立ちや加藤清正公、その他戦争などの展示や開設ばかりにうんざり、これらが最上階の天守閣までも続いていて、展示物の全ての文字を拾っていたら一日では足りないほどで、これを『展示方法の成功』と言っていいのだろうか。


確かに再びの大地震に備えて耐震工事も必要なことは解るが、もはやこの熊本城は木造建築では無い、創建当初の階段や柱・梁など全くと言って隠され見ることが出来ず、がっかりしました。


外見の再建は忠実な気がしましたが、中身は博物館とであり、大阪城と変わらない姿に本当にがっかりしてしまった。


崩れた石垣は忠実に元に戻す作業をしているのにどうしてお城の内部は忠実に復旧できなかったんだろう。肥後もっこすの頑固さはもう死語になっているようだ。


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