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わたしたちがオススメする、靴を長く履くためのポイントとお手入れ方法。

今回は靴のお手入れについてのお話です。
「靴のお手入れ」で、検索をかけると各メーカーの詳しい情報が取れます。
高価な革靴で、靴好きのマニアックなページもあったりして、ちょっとしり込みをしそうな内容です。
私たちトーヨーシューズはいつも履いていただける靴を提供しています。
ですので、もっと簡単に、もっとパッとできるお手入れ方法や、
長く履くためのポイントを素材も踏まえて話していきたいと思います。

靴を長持ちさせるポイント

まず、1点目、靴を長持ちさせるには、好きだから、履き心地がいいからといって同じ靴を毎日履くことはNGです。

やはり、一日履いたら、休ませてあげてください。

特に、人間は不感蒸泄(ふかんじょうせつ)といいまして、知らない間に1日通常約1リットルの水蒸気を放出しています。
もちろん足からも水蒸気が放湿されているわけですので、同じ靴を履いていると蒸れたりして、雑菌の繁殖や、においの原因となり不衛生です。
ですので、しっかり湿気を放湿し、靴内環境を整えてあげることが大切となります。

常時履ける靴を2〜3足そろえておくことがベターです。

簡単に、パッとできる靴のお手入れ方法

次に、2点目、履いて帰った時に、毎日というのはちょっとストレスになりがちですが、少しの時間でいいので、自分の足を守り支えてくれた靴への感謝の気持ちを込めて、ブラシをさっとかける、靴専用にした柔らかい布(ネルや、Tシャツをカットしたもの)で拭くなどして、汚れをとるといいでしょう。
また、スエードなどの起毛した素材は、ブラッシングでいいと思います。
靴を脱いで揃える際に、このお手入れをするだけで、随分と持ちが変わってくると思います。

さらに、革靴は、やはり、履きこむと擦れたりして革の色が褪せてきたり、乾燥してきますので、人の肌と同じで栄養補給が必要です。
おおむね月に1度はクレンジングの意味でクリーナーで汚れを落とし、靴クリーム等をご使用ください。
ブラック以外のお色の場合は、色は薄めの色の靴クリームで仕上げると色が浮いたりしません。また、場合によっては変色の原因にもなりますので、お手入れの際には必ず、柔らかい布にとって十分になじませてから、目立たない箇所で試して、お手入れしてください。これは大きなポイントです。

ブラシに加え、クリーナーやクリームなどお手入れグッズをいろいろそろえるのが面倒な方には、2つの用途を兼ね備えた、無色のすぐれものもあります。また、床革を利用した靴は、合成樹脂でコーティングしていますので、柔らかい布でから拭きする程度でいいので、お手入れは楽です。

脱ぎ履きする際に大切なこと

最後に、脱ぎ履きの際には、つま先をトントンして履いたり、両足のかかとを寄せて脱いだりしないことも大切です。
靴ベラを使っていただくのがよいのですが、苦手な方はスリッポンや紐靴でもサイドにゴムが付いて、脱ぎ履きを楽にしてくれる靴もございます。

こうして、少しでも長持ちしてくれたらうれしいのですが、やはり、どんな素材を使っていても、靴は耐久消費財ではありません。
たとえ革の風合いを楽しんだとしても、くたびれた感じがしたり、底がつるつる、かかとが減ってきたり、大きな傷や破れがあったり、その製法によっては、お直しもできない、出来ても代金が高くついたりした場合は、買い替え時期と判断し、新しい靴を購入されることをお勧めします。

自分にあった靴こそお手入れで大切にしつつ、
買い替え時期の判断も大事ではないでしょうか。

このように、自分にあった靴を選ぶ場合も、脱ぎ履きのこと、お手入れのことも含めて考えることが大切ですね。

最後まで、お読みくださいましてありがとうございました。
次回は、弊社は、皆様に選んでもらえる靴をと、こだわって作っていますが、そのこだわりについてお話を進めていきたいと思います。


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