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Hullという街について 後半

この記事は『Hullという街について 前半』の続きです。

Hullについて

正式名称はKingston Upon Hullという名称で、通称Hullと呼ばれている。

 この名称のせいで当初、LondonとHeathrow空港の間のKingston大学のあるKingston upon Thames周辺なのかと勘違いしていて、移動計画を途中で大きく変更した。

後で知ったのだがKingstonというのはKings Townの略で『王様の街』みたいな意味らしい。

人口について

Wikipediaによると人口は257,000人。関東だと厚木市とか、関西だと茨木市と同じくらいの人口だ。

海・造船・漁業

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海に面しているため、貨物の流通の要所として11世紀ごろから栄えていたらしい。12世紀後半にエドワード一世が町の土台を作った際にはウールの輸出が主な仕事だった様子(確かこの当時のイギリスは原材料としてウールを生産するに留まり、織物としてのウールの加工技術はあまり持っていなかったはず)。

漁は遠洋漁業中心らしい。そのせいか街から魚のにおいがすることはほとんどなかった。

そしてイギリスの海岸大体に言えることだが、海岸線が非常に細かい均質な砂によって作られているため、見た目が完全に泥にしか見えず、海が全然綺麗に見えない。海は真っ黒だった。汚染されてるのか綺麗なのか全然判らない。

また、産業革命前後では鉄鋼および造船業も盛んだったようだが製鉄はもうやってないようだ。大型造船の仕事もかなり下火なんじゃないだろうか。

街並み

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街としてはかなり古いせいか、海岸周りは石畳の道と風情のある建物が多かった。

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ただし、Hull駅周辺は普通の田舎町という感じで、H&Mと大型スーパーが建っていて、その向こうには空き家が並び、海外のイマイチなダウンタウン、という感じだった(そっちは写真がない)。

このあたりの路地を見てるとインスマスを連想してしまうのは自分だけだろうか・・・。

BARについて

この海岸沿いの石畳の街には歴史ある風情のBARがぽつぽつと立ち並んでいた。

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中の内装はいかにも『イギリスっぽい!』という感じ。大体の店がキャッシュオンで、ハーフパイントで2ポンド前後だった。カードも一応使えるが3ポンドからなどという制限があり、小銭は持っているほうが便利そうだった。

18時過ぎに入ったがすでにフードのラストオーダーが終わっており、食事はできなかった。というか田舎の夜はええ・・・。

その他観光名所について

ミンスター教会という教会がある。現存するイギリス最古の教会らしい(日本語で紹介しているサイトが殆どなかった)。

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博物館もある。行き損ねてたがHullの歴史、捕鯨の歴史について色々展示されているらしい。

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あと、Hullにはイギリスで一番でかい水族館であるThe Deepがあります。これも時間の関係で行けなかったですが行ってみると面白そう。

それとHumber Bridge。瀬戸大橋ができるまでは世界で一番長い橋だった、とのことでした。

三毛猫美花さんという方がHullの色んな所に行って記事を書いてくれている。これを読むと『もう一日居て観光しても良かったのでは・・・』と思ってしまう。

中で紹介されているがStreetlife Museum of Transportも良いらしい。

あ、ご飯的な名物は特に聞こえてきませんでした。が、遠洋漁業の拠点ということでベタにFish & Chipsとかがおいしいのかな・・・。

イギリスの歴史を感じるには意外と良い街なのかも。もしイギリスで暇している方は行ってみてはどうでしょう。


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