見出し画像

マッドフラッド 4 / 泥に埋まった街

こんにちはTOYOです。
今回は、19世紀後半、今から200年ほど前に地上に起こった大災害、
マッドフラッド (泥の洪水) の発生原因と、泥に埋まった町々について考察していきたいと思います。

泥に埋まった街

アメリカやロシア等の街々を見渡すと、建物の1階部分が埋まった建物が数多く見受けられます。

ご覧のとおり、建物の1階部分は地面の下にあり、部屋はまるで地下室のように見えます。

なぜこのような現象が起こったのか?

今から200年ほど前に世界各国に起こったマッドフラッド (泥の洪水) と呼ばれる大災害がその原因です。

かつてのアメリカの町々を見ていきましょう。
そこには異様な光景が広がっています。

ワシントン州シアトル

写真は、ワシントン州シアトルです。
巨大な山のような土砂が確認できますね。そして山の頂上は平面です。

平面であるということは、そこがかつては地面の地表だったということを意味します。

下には木製の家々が建っております。ここに、疑問が生まれます。
これらの家々は長期間そこに建っていたのでしょうか?
それとも掘り出されたのでしょうか?

土砂運搬装置

土砂の排除作業のために鉄道輸送装置が設置されています。
線路は、町の道の上に直接設置されました。

長いベルトコンベアーが使われ、土砂は長距離に運ばれていきました。
また、屋根が付いた輸送用のコンベアーも使用され、土砂を港まで移動させています。

最終的にすべての土砂はバージで海に運ばれ処分されました。
なぜ、これほどの土砂を取り除く必要があったのでしょうか?

水による地層の除去

これは、アラスカで行われている金の採掘現場の様子です。
金の採掘が可能な地層に達するために、高水圧の水を使用して永久凍土の地層を崩していっています。

このような地層を除去するためには、水を使用するのが最も容易だったからです。

この採掘方法と同様の手法が、シアトルで使われていたということになります。
シアトルの町に残されていた丘は、水で除去されていっています。
それは、アラスカの金鉱の採掘方法と全く同じ方法です。

洪水・津波による被害

大量の土が移動してくる方法は、水に乗って運ばれてくるか、空気に乗って運ばれてくるかのどちらかです。
水が原因だとすると、それは洪水や津波によるもの。空気と考えると、砂嵐によるものと考えられます。

シアトルの町で仮に水位が50メートル上昇すると、シアトルの町は大きく水没します。

たとえば、永久凍土の発生原因を考えると、空から降ってきた雨か津波のどちらかが発生し、その上で地表が凍りついたという原因が考えられます。

もしも、アラスカ州全体が永久凍土と化したとすると、そこには巨大な津波が発生していたはずであり、それは136メートル以上の高さになっていたと考えられます。

その巨大津波や洪水による地球への影響は、非常に甚大で広範囲であったのは間違いないでしょう。

これはシアトルの町ですが、地表下に窓のある建物が埋まっています。
なぜ、こうなってしまったのでしょうか?

これらの現象を引き起こした原因は、町々によっても違うと思われます。
海に近い沿岸部ではその発生理由は津波でしょうし、それ以外の場所では砂嵐だったのかも知れません。

今から約200年ほど前、マッドフラッドがアメリカやロシアなどの町全体を覆い尽くし、甚大な被害をもたらしていたのです。


ブログ作成にあたり、一日一食 OMAD エンドゥさんの動画を参考にさせていただきました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?