【アンバー②太古の樹液が化石化】
今回は、アンバー(琥珀)の
産地や太古の樹液が化石化する過程
についてご紹介します。
1.産地
アンバー(琥珀)は、色々な国で産出される石です。
元になっている樹木の種類が違うことから
産地によってアンバーが形成される
条件が異なります。
発見された年代によっても、
品質に大きく違いがありますね。
一番古い年代で発見されたものは、
3億6千万年前だとされています。
多くの産地の中で、
商業的にアンバー(琥珀)の流通が盛んな地域は、
バルト海沿岸とドミニカ共和国です。
バルト海沿岸は3千年以上前は、
熱帯性の植物が生い茂る大森林だったそうです。
また、ドミニカ共和国で産出される
ブルーアンバーは有名ですね。
実はアンバー(琥珀)は、
日本でも産出されているんですよ。
2.太古の樹液が化石化する過程
太古の樹液が化石化してできる
アンバー(琥珀)ですが、
どんな樹液でもアンバーになるかと言うと
そうでは無いんですよ。
ざっくり説明すると
特定の条件を満たした樹の樹液でも、
長い間、空気中にさらされたままだと
風化して消えてしまいます。
特定の樹液が土の中に埋もれて、
空気が遮断されることによって、
膨大な時間の経過と共に不要な成分が気化し、
柔らかだった分子構造が次第に強固になって、
アンバー(琥珀)になっていくわけです。
樹液からアンバー(琥珀)になる以前の状態で、
まだ構造が柔らかだったり、
中に不純物が残っているものを
ヤングアンバー・コーパルと呼んでいます。
コーパルがアンバーになるまでには
一定の時間が必要だとされています。
一定の時間っていったいどれくらいかと言うと
3千5百万年位経っているものを
アンバー(琥珀)と呼ぶようです。
次の記事も見て下さいね〜
でわ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?