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【アンバー②太古の樹液が化石化】

今回は、アンバー(琥珀)の
産地や太古の樹液が化石化する過程
についてご紹介します。

1.産地

産地:ドイツ・オーストリア・フランス
   イギリス・ルーマニア・ポーランド
   リトアニア・ラトビア・イタリア
   エストニア・デンマーク・ノルウェ―
   中国・ロシア・アゼルバイジャン
   カナダ・ドミニカ・アメリカ・日本 他

 アンバー(琥珀)は、色々な国で産出される石です。

 元になっている樹木の種類が違うことから
産地によってアンバーが形成される
条件が異なります。

 発見された年代によっても、
品質に大きく違いがありますね。

 一番古い年代で発見されたものは、
3億6千万年前だとされています。

 多くの産地の中で、
商業的にアンバー(琥珀)の流通が盛んな地域は、
バルト海沿岸とドミニカ共和国です。

 バルト海沿岸は3千年以上前は、
熱帯性の植物が生い茂る大森林だったそうです。

 また、ドミニカ共和国で産出される
ブルーアンバーは有名ですね。

 実はアンバー(琥珀)は、
日本でも産出されているんですよ。 

2.太古の樹液が化石化する過程

太古の樹液が化石化
樹液→コーパル→アンバー

 太古の樹液が化石化してできる
アンバー(琥珀)ですが、

 どんな樹液でもアンバーになるかと言うと
そうでは無いんですよ。

 ざっくり説明すると
特定の条件を満たした樹の樹液でも、
長い間、空気中にさらされたままだと
風化して消えてしまいます。

 特定の樹液が土の中に埋もれて、
空気が遮断されることによって、
膨大な時間の経過と共に不要な成分が気化し、
柔らかだった分子構造が次第に強固になって、
アンバー(琥珀)になっていくわけです。

 樹液からアンバー(琥珀)になる以前の状態で、
まだ構造が柔らかだったり、
中に不純物が残っているものを
ヤングアンバー・コーパルと呼んでいます。

 コーパルがアンバーになるまでには
一定の時間が必要だとされています。
一定の時間っていったいどれくらいかと言うと

 3千5百万年位経っているものを
アンバー(琥珀)と呼ぶようです。

 次の記事も見て下さいね〜
でわ!

 


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