豊岡演劇祭 / Toyooka Theater Festival

兵庫県豊岡市を中心に、毎年9月に開かれる演劇祭 [豊岡演劇祭公式サイト] https://toyooka-theaterfestival.jp/

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  • 豊岡演劇祭2023公式マガジン

    豊岡演劇祭のプログラムや関連企画の情報をお届けします。

  • 豊岡演劇祭2023フリンジマガジン

    豊岡演劇祭2023のフリンジマガジンです。フリンジ参加アーティストの紹介をしていきます!

  • 豊岡演劇祭2020フリンジマガジン

    豊岡に滞在して作品製作を行っている一部のフリンジ参加団体に寄稿頂いた劇団紹介・エッセイを掲載しています。

最近の記事

演劇批評誌『紙背』 『批評家派遣プログラム』② 関根遼

豊岡演劇祭2023フリンジセレクションでは、演劇批評誌『紙背』『批評家派遣プログラム』を実施しました。 公募によって選ばれた2名の批評家、関根遼氏と冨士本学氏による批評を掲載します。 「わかる/らないもの」をつなぐ場としての演劇祭 ─豊岡演劇祭2023滞在記─関根遼  かつて、演劇とは「なんじゃこりゃ⁉︎」という他者と出会う場である、と誰かが言った。これを言い換えれば、演劇=劇場とは「わからないもの」と出会う場だということができるだろう。これをさらに広げると、演劇祭とは「

    • 演劇批評誌『紙背』 『批評家派遣プログラム』① 冨士本 学

      豊岡演劇祭2023フリンジセレクションでは、演劇批評誌『紙背』『批評家派遣プログラム』を実施しました。 公募によって選ばれた2名の批評家、関根遼氏と冨士本学氏による批評を掲載します。 「コンテクストを相対化する」― 豊岡演劇祭2023冨士本 学  9月24日、11日間にわたって開催された豊岡演劇祭2023が閉幕した。2020年に始まった豊岡演劇祭は、今回で3度目となる。開催地である兵庫県北部の但馬地域の9つのエリア―豊岡、城崎、竹野、神鍋、江原、出石、但東、養父、香美―は

      • 豊岡演劇祭2023コラボ商品 「コウノトリ育むお米のパックごはん」:JAインタビュー

         地域の人々の暮らしに息づく産業である「農業」。毎日の暮らしや自然環境など様々な側面において、そこに住まう人々の生活に影響を及ぼす要素であると言えるでしょう。そんな農業を支えているのがJAです。  豊岡演劇祭2023では、但馬地域の自然が育んだ「コウノトリ育むお米」のパックごはんが販売されます。「コウノトリ育むお米」とはどのような由来を持つ農産物なのでしょうか。また、地域と、豊岡演劇祭と協働するにあたって見据えられているビジョンはどのようなものなのでしょうか。但馬地域の農業を

        • 第1回「シンボル玉入れ」のお知らせ

          豊岡演劇祭2023にて、記念すべき第1回『シンボル玉入れ』を開催いたします。豊岡にお住まいの方も、市外から来られた方も、皆さんで初めてのシンボル玉入れに興じましょう。 種目:『シンボル玉入れ』 スローガン:「羽ばたけシンボル!? 大空高く舞い上がれ!」 日時:2023年9月22日 − 24日(始球式:22日16:00) 場所:屋外交流広場(アイティ前芝生広場) 住所:兵庫県豊岡市千代田町109-3 ●競技用具 『シンボル玉入れ』に使用する競技用具は「①シンボル玉」と「②

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        記事

          豊岡演劇祭2023 コラボ商品「豊岡演劇祭マカロン&デカフェ セット(カタシマ)」:カタシマインタビュー

           カタシマは1970年創業、養父市に本社を構えるケーキ屋さんです。豊岡演劇祭2023では、豊岡市のブランド米「コウノトリ育むお米」の米粉を使用した、オリジナルマカロンとデカフェ(カフェインレス)のコーヒーがセットで販売されます。なぜ、カタシマは豊岡演劇祭2023に参加をすることになったのでしょうか。また、数あるスイーツのなかで、なぜマカロンとデカフェのコーヒーをコラボ商品として選んだのでしょうか。カタシマの常務取締役であり、営業・販売を担当されている廣氏 隆之さんにお話を伺い

          豊岡演劇祭2023 コラボ商品「豊岡演劇祭マカロン&デカフェ セット(カタシマ)」:カタシマインタビュー

          豊岡演劇祭2023 特別インタビュー③:芸術文化観光専門職大学×リヨン国立舞台芸術技術学校『私はかもめ』インタビュー

          2023年、芸術文化観光専門職大学(以下、CAT)は初の国際共同企画に挑戦します。パートナーは、フランスのリヨン国立舞台芸術技術学校(以下、ENSATT)。CATの学長である平田オリザ氏の新作『私はかもめ』に、ENSATTの校長であるロアン・グットマン氏が演出を手掛けます。また、キャストやスタッフとして両学の学生も多数関わっており、日仏共同企画の成功に向け、作品創作に取り組んでいます。彼らはどのような思いを持ちながら、この企画に取り組んでいるのでしょうか。CATより、キャスト

          豊岡演劇祭2023 特別インタビュー③:芸術文化観光専門職大学×リヨン国立舞台芸術技術学校『私はかもめ』インタビュー

          豊岡演劇祭2023 特別インタビュー②:ぱぷりか『柔らかく搖れる』インタビュー

           2014年に旗揚げされて以降、「広島弁」や「家族」などといったモチーフが特徴的な作品を上演してきた劇団 「ぱぷりか」。劇作家・演出家の福名理穂さんが主宰を務め、東京都を中心としたエリアで公演を行っておられます。豊岡演劇祭2023で上演するのは、第66回岸田國士戯曲賞を受賞した現代口語演劇、『柔らかく搖れる』。2021年の初演からキャストを一新し、台本にも改稿を加えた本作の制作過程や見どころ、創作スタイルや豊岡演劇祭への思いなどについて、作・演出を務められた福名さんにお話を伺

          豊岡演劇祭2023 特別インタビュー②:ぱぷりか『柔らかく搖れる』インタビュー

          サンロク『三本足で山を登る』@植村直己冒険館

          皆さん、こんにちは。豊岡演劇祭2023フリンジプログラムに参加します、サンロクという団体の山田遥野といいます。 私は普段、豊岡市日高町で暮らしながら、この町に新しく出来た劇場で働いています。 今から3年前、2020年に開催された第一回豊岡演劇祭にインターンとして参加し、そこで、この広い豊岡市のあらゆる場所に足を運んで、朝から晩まで演劇を観て回るという豊岡演劇祭のダイナミックさを体験し、その虜になりました。大学卒業後、豊岡市に移住し、それからこの3年間は、毎年さまざま形で豊岡

          サンロク『三本足で山を登る』@植村直己冒険館

          豊岡演劇祭2023観劇ガイド④:コープス×キオ『むかし、むかし』稽古場レポート

          今回紹介するのはコープス×キオ カナダ×日本共同制作作品『むかし、むかし』。人間がリアルにひつじを演じる姿がキモかわいい(?)『ひつじ』などで日本でも人気の劇団コープス(カナダ・トロント)が、劇団キオ(日本・大阪)とタッグを組んで初めての国際共同制作に挑みます。豊岡での公演に向けてリハーサル真っ最中の稽古場で、キオの芸術監督である中立公平さんにお話を伺いました。 『むかし、むかし』はタイトルの通り昔話や童話をモチーフにした作品。コープス芸術監督のダヴィッド・ダンゾンさんは、

          豊岡演劇祭2023観劇ガイド④:コープス×キオ『むかし、むかし』稽古場レポート

          Po!coco 『めとからだが喜ぶ!視覚言語ワークショップ 』 9/16(土)14時〜@まちの基地アンテナ

          はじめまして!Po!cocoーぽここーです! このたび初めて豊岡演劇祭に参加させていただきます。とてもドキドキしております。 どうぞよろしくお願いします。 ●Po!cocoってなあに?演劇、ダンス、デザイン、教育と異なる領域で活躍するろう者3人によるユニットです。 音声に頼らず、「めとからだ」で、視覚で伝え合える楽しさや喜びをを体感してもらいた い。そういう思いで結成しました。 ●Po!cocoがたいせつにしたいこと音声言語

          Po!coco 『めとからだが喜ぶ!視覚言語ワークショップ 』 9/16(土)14時〜@まちの基地アンテナ

          知念大地+岩田奎 『五体』

          知念大地(踊手、出石町在住)コメント 踊りが無ければ死しかない。 岩田奎(俳人、日高町在住)コメント 芸術上の態度として、蕪雑な外界とたえずはげしくかかわることを望む。風景や風土の(そばではなく)なかに肉体や言葉があれば、もはや心はいらない。いまや低徊は高踏であ る。 概要 一人が踊り、一人が俳句をラップトップに打ち込む即興のセッション。 1分1句以上のハイペースで書かれた句は、即座にスクリーンに投映される。 古来、祭礼芸能の基本単位であった〈身体/言葉〉という対が

          知念大地+岩田奎 『五体』

          “ものと来て、ものと観て、ものと帰ってください” 福井裕孝『インテリア』9/16-9/18 @豊岡市民会館 3階ギャラリー

          はじめまして。福井裕孝と言います。 普段は京都で演出家として活動しています。 特定の集団は構えず、作品やプロジェクトごとに俳優や作家やスタッフと共同して製作しています。 今回は俳優の石田ミヲさん、金子仁司さん、制作の八木志菜さんと一緒につくります。 『インテリア』について 今回は豊岡演劇祭2023フリンジプログラムで『インテリア』という作品を上演します。 この作品は、私たちが普段暮らしている家や部屋の中における〈人〉と〈もの〉と〈空間〉との関わりについて描いた作品で

          “ものと来て、ものと観て、ものと帰ってください” 福井裕孝『インテリア』9/16-9/18 @豊岡市民会館 3階ギャラリー

          豊岡演劇祭2023 コラボ商品「うずまくブレンド」:TAJIMA COFFEEインタビュー

           1969年に創業されたTAJIMA COFFEE。豊岡演劇祭2023では、TAJIMA COFFEEで製造された豊岡演劇祭オリジナルドリップバッグの販売と豊岡演劇祭オリジナルドリップコーヒーの販売を行います。豊岡演劇祭オリジナルコーヒーは市民参加による3回の投票で決定しました。どのような味が選ばれたのでしょうか。「うずまくブレンド」の誕生背景や魅力についてTAJIMA COFFEEロースターである北村慎さんにお聞きしました。 — TAJIMA COFFEEの活動について教

          豊岡演劇祭2023 コラボ商品「うずまくブレンド」:TAJIMA COFFEEインタビュー

          【たくさんの方に観てもらいたいと心底思えるほど、この作品は面白い。】〜〜〜バングラはなぜ、豊岡演劇祭2023参加作品に『習作・チェーホフのかもめ』を選んだのか。

          この度、豊岡演劇祭2023 フリンジ【セレクション】に参加することになりました。演目は、2021年2月の緊急事態宣言下に池袋のスタジオ空洞にて上演した『習作・チェーホフのかもめ』です。 何故、この作品にしたのか。 それはとても明快な理由で、 【たくさんの方にこの作品を観ていただきたい。】 と強く思ったからであり、 【たくさんの方に観てもらいたいと心底思えるほど、この作品は面白い。】 と感じているからです。 この『習作・チェーホフのかもめ』は、 初演時には上演にこぎ

          【たくさんの方に観てもらいたいと心底思えるほど、この作品は面白い。】〜〜〜バングラはなぜ、豊岡演劇祭2023参加作品に『習作・チェーホフのかもめ』を選んだのか。

          豊岡演劇祭2023 特別インタビュー①:範宙遊泳『バナナの花は食べられる』インタビュー

           2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団 範宙遊泳。豊岡演劇祭2023では第66回岸田國士戯曲賞受賞作『バナナの花は食べられる』の上演を予定しています。2021年の初演から再演版『バナナの花は食べられる』はどのような作品へと変化したのでしょうか。演劇活動や作品の気になることについて、演出家の山本卓卓さんにお聞きしました。 — 劇団の由来について教えてください。  範宙遊泳は2007年(大学2回生)に作った団体です。4つの漢字がかっこいいなあと思っていて。カ

          豊岡演劇祭2023 特別インタビュー①:範宙遊泳『バナナの花は食べられる』インタビュー

          ながめくらしつ目黒陽介独演 『ライフワーク』 9/15-16@国府地区コミュニティセンター

          ────────────────────────────────  とんでもない時間を経て今、ジャグリングで、モノと身体と自分を舞台に独りのせ、公演をする価値を改めて考える。私は、楽しいとか面白いではない、モノが描く事象も自分の内面をえぐられるような感情も問さえも、自分にはどう見えてどう感じるのか、きれいに差し出されるもの以外に価値がある気がして、作品を見ては自分の中に何かをもらって消化しきれずまた見るということを繰り返してきた。 (ライフワーク初演後感想より Text by

          ながめくらしつ目黒陽介独演 『ライフワーク』 9/15-16@国府地区コミュニティセンター