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第44回 アートに向き合いアートに救われる|トロントの多様性をクリエイティブに楽しむ

 ここ最近はアートでの仕事に向き合う事が多いのですが、仕事ってなると大変な事も当然ありますし、アートの知識や商習慣は常に学びの連続です。

 そんな中で、今自分の就寝前でのお気に入りは「アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ | Netflix 」を見る事です。こんなにアートに向き合う日々も過去にない中で、正直アートとは距離をおきたい気持ちもあるかもしれないのに、結果このドキュメンタリーを見ています。というか最高です。

 自分はカナダ・トロントで約10年前に「Creators’ Lounge」を創設しました。その創設当時に感銘を受けていたのは、アンディ・ウォーホルの「ファクトリー」の考え方や場所の提供でした。アンディ・ウォーホルと言えば、世界的に有名なポップアートの巨匠で皆さんご存知だと思います。代表作品としては、マリリンモンローをシルクスクリーンで印刷したものを大量に制作した事やキャンベルのスープ缶でしょうか。

 「ファクトリー」は、その時代のニューヨークにいたアーティストやクリエイターは、だいたい繋がりがあると言われるほど影響力がある場所でした。ウォーホルは芸術をポップカルチャーに昇華させた事でも大変な功績があるのに、この「場」の提供や存在意義はそれ以上の価値があるのではと自分は考えています。それこそ「Creators’ Lounge」が目指していたビジョンそのものだったかもしれません。

 「Creators’ Lounge」創設から約10年が経ち、今もなおこのようにアートに向き合う日々はとても嬉しいです、ただやる事や関わっているものが大きくなって行くのは個人的にもとてもプレッシャーでもあります。そんな時にアンディ・ウォーホルの新しい映像作品にこのタイミングで出逢えたのも何かの縁だなと感じています。是非アートにご興味ある方は見てみてください。

好調なビジネスは、何よりも魅力的な芸術だ。
 Being good in business is the most fascinating kind of art.
アンディ・ウォーホルより

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