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アウトプットという武器を作ろう

この記事は、2021年4月4日に開催されたイベントでプレゼンした内容をまとめた記事です。


🌷 アウトプットしよう

今日は、アウトプットはメリットがありすぎてヤバイというお話をしたいと思います。

わたしは2021年4月でWEBアプリエンジニア3年目に突入しました。思えばこの2年間、できるだけ早く周りに追いつくために、さまざまなことをやりました。読書、イベントの参加、プレゼン発表、勉強会の開催・・・全て効果がありましたが、特にやってよかった事は、Qiitaやnoteで技術記事を書いてアウトプットすることです。

アウトプットと聞くと「ポートフォリオの作成」をイメージするかもしれません。もちろんポートフォリオの作成は「当たり前」として、技術記事でのアウトプットもかなり良いです

エンジニアを目指して頑張っている人や、エンジニアになりたての人などを見ると、アウトプット量が少なくもったいなく感じます。そこでこの記事では、技術記事を書くという戦略についてお話したいと思います。


🌷 インプットのみだと身にならない

私は今noteとQiitaで30記事ほど書いています。なぜ技術記事を書き始めたのか?インプットだけだと全く身にならなかったからです。

WEBアプリエンジニアになって1ヶ月程の時、プログラミングもアプリ開発も何もわかっていませんでした。「HTTPリクエストって何!?サーバとクライアント!?」という、「今考えたらよく仕事を見つけられたね・・・」なひどいレベルでした。危機感を感じて本や記事を読みこむものの、何も頭に入ってこない・・・どうしよう・・・

そんな時に、社長から「わからないことは調べて記事にしてみたら?」と言われ、「それはいいアイデアだな!」と思って早速書いたのが、この記事です👇

書くからには「相手に伝わるように」をとりあえずの目標にして、調べたことを自分の言葉にしてまとめました。(Twitterで公開して、100イイねくらいもらい嬉しかったことを覚えています。)

この記事を公開した後、HTTPリクエストとレスポンスについてしっかりと理解できていることに気づきました。

「凄い!読んでも読んでもわからなかったのに、理解できてる😲!」調子に乗った私は、次にこちらの記事を書きました👇

なぜこの記事を書こうと思ったのか?同じ理由です。JavaScriptが何をしてくれているかわからなかったから。しかしこの記事を書いた後は、JavaScriptが何をしてくれているのか完全ではないにしろ、基本は理解できている自分がいました。

アウトプットの威力を認識した瞬間です。

こうして私は、理解できないことは調べて記事にして積極的にアウトプットする、という勉強方法を確立しました。


🌷 アウトプットするメリット

自分の勉強のために始めたアウトプットでしたが、続けてみると3つのメリットがありました。「わからなかったことが理解できるようになる」「言語化の練習になる」「転職活動時に武器になる」です。1つずつ説明してきます。

🌱  わからなかったことが理解できるようになる
インプットしたことをアウトプットすることで、理解が深まるのはご存知だと思います。記事を書くだけでも「偉すぎ!」なのですが、メモのような記事を書くのではなく、他人が理解してくれるようにわかりやすく書きましょう。理解がさらに深まります。

わかりやすく書くためには、一文を書くためにそこに含まれている情報の3倍の情報をインプットする必要があります。

その3倍の情報を手に入れるために、記事や本を読んだり、動画を見ます。それを自分なりに理解し、シンプルな言葉で説明していきます。シンプルな言葉で説明できない場合は理解が足りないので、また記事や動画でインプットを行い、改めて言葉にしてみます。

この作業を繰り返し行い記事をひとつ完成させる時には、記事を書く前には全くわからなかったことがわかるようになっています。不思議ですが、本当です。

実はこの勉強方法にはすでに「ラーニングピラミッド」という名前があります。「読む」の学習定着率は10%なのに対し、「人に教える」の定着率は90%です。人に教えるように記事を書くことにより、90%の情報が定着するようです。

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「いくらインプットしても身にならない・・・!」という悩みを抱えている方は、ぜひ記事を書く形で人に教え、学習内容を定着させて欲しいと思います。


🌱  言語化の練習になる
自分の考えや知識を言語化するスキル、はどの職種でも必要だと思います。

小さなチーム、大きな仕事」でも、選考で誰を雇うか迷っている場合は、文章力がある人を雇うように書かれています。

文章力のある人を雇う

もし、選考の過程で誰を雇うか決めかねているときには、文章力の有無は一つの大きな選考基準になるだろう。マーケターでもセールスマンでも、デザイナーでも、プログラマーでも、どんな職種でも、文章力は大きな要素となる。

文章力がある人はそれ以上のものを持っている。文章がはっきりしているということは、考え方がはっきりしているということだ。文章家は、コミュニケーションのコツもわかっている。

物事を他人に理解しやすいようにする。他人の立場に立って考えられる。彼らは、何を省けばいいかもわかっている。そんな能力こそ必要なはずだ。

それに社会的にも、最近また文章力は見直されている。今や、電話よりもメールや文章でのやり取りのほうが圧倒的に多い。 IMやブログでのコミュニケーションも増えている。今日、文章というのは良いアイディアを導く通貨なのだ。

ー小さなチーム、大きな仕事

技術的な内容を言語化する練習を繰り返すことで、面接でも大いに役立ちます。質問に対し、どのような順序でどのように説明すれば良いかのコツを知っているので、わかりやすく簡潔に説明をすることができます。

ダラダラと何を言いたいのかわからない話をする人と、簡潔にわかりやすく説明する人、どちらが面接で好印象かは明らかですよね?

ということで、他の人と面接時に圧倒的な差をつけるためにも、記事を書いて言語化の練習をしましょう。


🌱  転職活動時の武器になる
Qiitaやnote、Zennなどのアウトプットは面接時に高く評価される可能性が高いです。その理由として、企業側は下記のように判断できるからです。

・勉強熱心である
・どんな技術力や知識があるかを可視化できる
・文章から性格や地頭の良さをある程度判断できる

わたし自身、半年前にとあるメガベンチャー様と面接をし、内定をいただきました。カジュアル面談を含めて5回面接をし、いただいた内定でした。内定をいただけた理由の一つは「技術記事書いてアウトプットをしていたため、勉強熱心と判断した」でした。「やっぱりアウトプットが評価された!!」と、自分の仮説通りの結果が出て嬉しかったです。

また、アウトプットしている人を対象にヘッドハンティングする企業やリクルートエージェントはとても多いです。「この記事を読んで連絡しました。カジュアル面談しませんか?」という連絡は過去に何度もありました。自分の記事を読んだ上で連絡をもらうというのはとても嬉しく思いますし、「これからも頑張ろう!」とやる気がでます。

こんな風に、インターネット経由で誰かが自分の記事を見て高く評価してくる、ということはよくあります。是非是非実行して、自分の武器を作ってください!


🌷 やらない理由が見つからない、、、けどめんどくさい?

ここまで読んでいただけたなら、「アウトプットのメリットありすぎてヤバい!!アウトプットしたい!!!」という気持ちが少なからず芽生えたのではないでしょうか?

「でも、めんどくさいのよね・・・」その気持ち、わかります。私も「めんどくさいなぁ😭」と思いながら毎回記事を書いてます(笑)

でも、「めんどくさいなぁ・・・」に負けて何も行動しないと現実や未来は何も変わりません。なので、宮崎駿さんのこの言葉を思い出して自分を奮い立たせています。

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めんどくさいことを積み重ねて、自分の武器を持ちましょう。少しずつでいいんですよ!

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