潜在意識を書き換える、なんてしなくていい
よく意識を氷山で表して、上の方に出ている部分が顕在意識で、下に隠れている部分を潜在意識と言って、上がほんの数パーセントで、下の隠れている部分が95パーセント以上なのだと言ったりする。
だとしたら、95パーセント以上もあると言われている潜在意識を書き換えるなんて、途方もない作業ではないか。
そんなことをするよりも、たった数パーセントしかないと言われている顕在意識のほうをゆるめていけば、とても自然な流れになるのではないか、と私は思う。
上の方に少しだけ出ている顕在意識で頑張ろうとすることが、この「個」である「自分」が「ただただ力んで疲れていく」原因のような気がしてならない。
潜在意識を書き換えるなんて、しなくていい。むしろ顕在意識を緩めていくことのほうが、ずっといい。
つまりそれはどういうことかと言うと、「自分でどうにかしようとしない」ということ。
こんな小さな自分ひとりの力で何とかしようとするのをやめて、今起きていることを、そのまま観て、「ああ、今はこれが起きているな」と、ただそれだけ。
良いことも、悪いことも、自然と起きてくる。
そこにいちいち、あーだこーだと言うのをやめて、「ああ、今はこれが起きているのだな」と、ただそれだけ。
そうすると、体は自然と動き出す。「今」やるべきことを、もう自然とやっている。
「あーした方がいいだろうか?こーした方がいいだろうか?」
なんてことは考えている暇もなく、もう体は自然と動いている。
それを見ていればいい。
そうすると、すべてが「自然に」動いていることが感じられてくる。
そこに余計な「作為的な考え」など、入る余地もない。
自然に、美しく、流れている、ということに気が付いていればいい、のだと思う。
「どうにかしよう」とするのをやめた時、そこに「自然な流れ」が起きてくる。
とても美しい、自然な流れが起きてくる。
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