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魂(たま)散歩5歩目。時勢や環境から、全てに希望を持てなかった騎士。

見ていただき、ありがとうございます。

こんばんは。とよみです。
今回は「ナナ様」からのご依頼となっております。

本日も魂の散歩にのんびりとお付き合いくださいね。

●ナナ様に現在一番影響を与えている過去世について


暗闇の中に、水滴がゆっくりと落ちている…そんな映像が視えます。
石造りの壁のようですね。
時代としては、今から400年くらい前のようです。
場所は…イングランドだと言っています。

男性ですね。
元々は騎士職をされていたのだそうです。
お生まれは、ウォルヴァーハンプトンという内陸の土地で、鉱石などの採掘業で財を成したお宅の4番目のお子様として生まれたのだそうです。
便宜上、「騎士さん」とお呼びいたしますね。

騎士さんは、幼い頃から「家督は長兄が継ぐため、15歳頃までに自分自身の身のあり方を決めて欲しい。その前に決まったのなら、出来るだけの援助はするけれど、あまり期待しないで欲しい」と大分シビアなことを言われて育ったそうです。

元々アクティブな性格で、興味があることには全力で取り組めるし、ジッとしているのが苦手だったため、身体を動かすことをメインにする職業に就くつもりで鍛えていた、と話しています。

騎士さんが子どもの頃は、大分政治自体が安定していたため、少し裕福であれば学校に通うことが出来たそうです。
そのため、将来、騎士職で得た報酬で返済する、という条件で騎士さんは10歳頃でご実家を出て、士官学校のような場所へ通われています。

卒業と同時に、国の軍隊へ入隊試験を受けたけれど、1年目は受からなかったため、都市部の街で日雇いやちょっとしたアルバイトを続けながら生活し、3年目に軍隊の下請け業者というか、下請け兵士が所属するような場所に入隊できた、と話しています。
その頃は、実家への返済という名の仕送りをすると、食うや食わずの生活も度々あったため、食事が付いている仕事があると、皆飛びつくように奪い合っていたそうです。

その直後くらいに、国のトップが入れ替わるということが起き、そこから国力増強策のようなものが打ち出され、軍部を拡充するとのことで、下請け兵士から、見習い騎士のような立場に上手く流れに乗って出世します。

20代の半ば頃に出兵や鎮圧のような軍が大きく動く出来事があり、そこで(補給部隊とか、資材の管理部のような場所で働かれています)細々とした雑務を丁寧にこなしていたところ、小さな出世をした、と話されています。
その後から、返済を行っても食事に困る、寝る場所を失わないか不安になる、ということは減っていったそうです。

恋愛に対しては、特に自分からは興味がなかったし、求めてもいなかったそうですが、相手側から来る場合は、男女問わず受け入れていた、と話されています。
(その方が、食事にも寝る場所にも困らなかったから、と言っています)

元々、お生まれがご兄弟の中での4番目という、かなり微妙な立ち位置だったため、子孫を残すとかそういった部分に興味を持たないように父親から言われており、騎士さんご自身も「自分は、種を残してはいけない存在なんだな」と思っていたため、そういうことに意識が向かなかったそうです。

40代の半ば頃に、やや大きな政治面での動きがあり、一旦軍部を縮小なのか、大きな入れ替えなのかが起こります。
その際に、失脚した貴族のお家絡みの騎士や、後ろ盾のない騎士などがかなりの人数で、リストラされてしまったそうです。

騎士さんは運良くそのリストラの対象から外れていたそうですが、裕福な実家と家庭を持つ別の同僚から「家族を養っていかなければならないから」と幾ばくかのお金を握らされ、半ば強制的に騎士職を追われてしまった、と話されています。

その後、軍隊で長く資材管理や経理のようなお仕事をされていたため、その経験をもとに商売を営んでいる実家に身を寄せますが、ご自身の管理業務のノウハウをご実家の人達に教えて、ある程度人材として育った頃に騎士さんだけ「ご実家から独立」させられます。

50代を過ぎてのことで、退職金代わりに、何年も人が住んでいない朽ちた小屋と小さな畑をもらい、そこを少しずつ修復したり、自給自足をしながら、拾ってきた鉱石を見様見真似で加工して物々交換などに使って生活していた、と話しています。

50代の半ば頃に流行り病があり、騎士さんもそちらに罹患し、そのままご自宅のベッドで衰弱が原因で亡くなられています。

…というのが、ナナ様に今一番影響を与えている過去世となっておりました。

生まれ育った環境や、時勢の流れから、あまり野心も持たずに、
ただ「今を生き延びる」そこだけに意識が向いていた…
そんな感じの方でした。

特に大きく出世したり、成功したいという欲もなく、
ただ無難に生きられれば良い。

ある意味「過ぎたるは及ばざるがごとし」とも言えなくもない、
理想的なスタイルではありますが…

この時代では大分難しい立ち位置だったり、
理不尽を押し付けられたりしていたのかもしれませんし
それに気付いてしまうと、生きることが苦しい、
そんな時代だったのかもしれないな、とか思ったりしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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