I am Iam

私とは、終わったものの残骸
私とは、限界の可視化

誰かに海馬をいじられて
愚か者になりました
誰かが体罰を正当化して
私は痛みに怯えました

ねぇ、マリア　ねぇ、ヘラ
忘れないようにまたミルクをください

甘い結言の中歌うあなた
一糸乱れぬ調和のまま
人は見たいものを見れるはずなのに
今日も苦しみを流します
それは誰のせいですか？

ねぇ、マリア　ねぇ、ヘラ
あなたたちは今日も幸せですか？

誰かに瞳を曇らされ
道しるべも見えません
誰かが煩悩を正当化して
私は人に怯えました

ねぇ、ドゥルガー　ねぇ、バステト
狂わないようにただ見守って下さい

悼む遺言の紙濡らす涙
怒り生まれた興奮のまま
人は支配されて落ち着くだなんて
今日は嘘ばかり流される
それで嬉しいのですか？

寂れた神殿の中
何処からか撒かれた種が芽を出す
お日様どこに　いつでも此処に
道を行き栄養を与える
温かくてまろやかなスープ
心は再び明かりを灯す

ねぇ、エポナ　ねぇ、デメテル
沈んだとしても春のように美しいのですね
それは温かなもの

明かす結言のまま歌えばいいさ
一味違った人生でも
人は何処までも行けるはずさ
翼もその背中にあるのにさ

ねぇ、ガイア　始まりの母
あなたと喜びを歌った彼はどこ
ねぇ、ガイア　私たちの母
朝が来たのならまた抱きしめて下さい

聡い結い月の水繋ぐあなた
一糸乱れぬ調和の中
人は見たいものを見れるはずだから
今日も幸せを想います
いつか終わる者だから
﨟たけて永遠（とわ）となりましょう

そう、私は　もう、既に
七つの主音と三つの宝珠がこの身の中に

私とは、終わりなき存在
私とは、始まりの愛