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恋桜

濃い桃色に染まる君の頬にキスを
恥ずかしそうに俯き微笑む君があまりにも可愛くて
全てをかっさらってしまいたくなる


贅沢な孤独を味わった
あの日も悪くないが
君を知った新月からは
君のいない世界なんて興味もないや

僕は君だけのもの 恋桜
君だけに捧げるラブソング
水槽の中で重ねた愛は少しだけ息苦しかったけど
抜け出した世界は君がいるからより一層輝いた
運命も宿命も全てを魅了して傍にいよう


横暴な孤独に唾を吐き
あの日に悪態を吐(つ)く
君のいない悪夢は終わり
君が開く世界で二人生きて行こう

僕は君だけのもの 恋桜
君だけに捧げるラブソング
幻想の中で重ねた夢は少しだけ寂しかったから
抜け出した世界で僕ら二人はより一層輝いた
運命も宿命も全てを魅了して傍にいよう


君は僕だけのもの 恋桜
僕だけに歌って 恋の詩
僕以外の何者にも縛られず
嘘の起源など灰にして
堕天の偽善に雷(いかづち)を
燃え盛る僕の心は君のもの
隣で眠る桜の子
散ることのない恋桜

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