認知症 〜症状〜

認知症といえば、物忘れのイメージがあると思います。

間違いじゃありません。

ですが、物忘れだけではなく、様々な症状があると言われてます。


例えば、見当識障害というものがあります。
今いる場所や時間、季節等がわからなくなります。
徘徊する高齢者に多いのがこの見当識障害になります。

自宅で生活していても、ここが自宅だということがわからなくなり帰ろうとする場合や
夕方頃になると幼い子供に夕飯を作ってあげなくてはならない、と錯覚して落ち着かなく場合等、
徘徊といっても無数の理由が考えられます。

認知症の当事者からしたら、突然ワープしたりタイムスリップしたように感じてるのではないかと思います。想像したら不安ですよね。

失認や失行というものもあります。
遠近感がわからなくなったり、人の顔を認識できなくなったりすることを失認
食事の際に昔から使い慣れているはずの箸が使えなくなったり、トイレの仕方がわからなくなるといった、普段していたことができなくなることを失行
といったりします。

他にもたくさんの症状があり、一人ひとりに出る症状も異なりますし、その方の生活や患っている病気、その日の調子等によって状態は常に変わってきます。

認知症がでる病気は数多くの種類があり、症状の出方は異なってきます。
その中には物忘れがでにくい種類もあります。
認知症の種類に関してはまた書きたいと思います。