NFL 2021ドラフトを振り返って QB編

みなさん、こんにちは。toyosanです。今日は、4月29日から5月1日に開催された、NFLドラフト2021を振り返ってみたいと思います。かなり私見が入っているのでご容赦ください。
第1回は、QB編です。

1-1　Jacksonville Trevor Lawrence (Clemson, 6-6, 220)

言わずと知れた長髪のゴールデンボーイ。大学時代は2敗のみ。1年生で全米制覇を達成。見るからに、私勝ちますといった感じQB。2014年に1巡目3位で指名された、Blake Bortlesにだけはなってほしくないので、OLの整備は整備してあげてください。また、1巡目25位でRB Travis Etienneも指名しており、大学時代の同僚とプレーすることはプラスか？間違えなく開幕からスターター。LSUのロゴが、今のトラの足よりも前のトラの方が良かったと思うのは僕だけでしょうか？どうしても、猫のあしあとに見えてしまう。

1-2 New York Jets Zack Wilson(BYU, 6-2, 210)

1-3 San Francisco Trey Lance(North Dakota State, 6-3,226)

1巡目12位の指名権をMiamiとトレードし獲得したQB。運動力は高く、パスの精度も高い。しかし、大学で先発が17試合と経験不足か？まずは、Jimmy Garoppoloに控えからスタートか？でも今年から見てみたい、アスレチック系のQB。でも気になることは、49ersのアスレチックQBと言えば、よい意味でも悪い意味でも、どうしてもColin Kaepernickを思い出してしまう。

1-11 Chicago Justin Fields(Ohio State, 6-3, 228)

Chicagoがトレードアップして獲得したQB。ここまで順位が落ちることは予想外の展開。19年は41TDに対し3INTと高評価で、2020年は、Trevor Lawrenceと1巡目1位を争うとみられていたが、新型コロナウィルス感染症の影響で調子を崩す。しかし、全米王座決定戦の準決勝でライバルのClemsonのTrevor Lawrenceとの投げ合いで勝利し、評価を上げた。個人的には、1巡目3位で49ersが指名すると思ったが................。Mitchell Trubiskyに、出ていた、social distance パスだけはやめて欲しい。

1-15 New England Mac Jones(Alabama, 6-2, 214)

2020年度全米王者で史上最強のカレッジチームとも呼ばれるAlabama CrimsonTideのエースQB。2020年は、41TDに対して４INT、Rating 203.1をたたき出し、2019年にLSUのJoe Burrowが作った記録を破った。AlabamaのRBとWRがすごすぎて、過小評価されているが、個人的には最もプロ向きと思う。投げるしぐさがTom Bradyを思い出させる。Cam NewtonよりNew Englandのシステムには向ている気がするが、WR/TEの層が薄いのでとりあえず開幕はNewtonで、どこかでJonesにswitchかもしれない。

2-64 Tampa Bay Kyle Trask(Florida, 6-4,240)

Florida GatorsのエースQB。2020年は、43TDに対して８INT、Ratingは180.0。個人的には最も注目していたQBで、NewOrleansのDrew Breesの後継者として、2巡目あたりで指名するかと思っていた選手。でも、Tom Bradyのもとで修業をつめるのは、かなりのプラス。ボールを持ちすぎる点さえ改善すればかなりいいQBかな。オールドタイプのQBは好きなのでぜひ頑張ってほしい。

3-66 Minnesota Kellen Mond(Texas A&M, 6-3, 217)

大学1年生からスターターとして、46試合に先発し31勝。大学通算71TDに対して27INTと少しINT％は高めだが、年々改善傾向。走れるQBでもあるが、Minnesotaでよかったのかとも思う。Houstonなら完全フィット、Baltimoreならば、Lamer Jacksonのバックアップとして申し分ないような気がしていたが...............。

3-67 Huston Davis Miles(Stanford, 6-3, 225)

個人的に、注目していた一人。予想は5-6ラウンドだったが少し早い順位での指名。Deshaun Watsonの去就が不明なところもあり、もしかしたら開幕スターターもあるか？Houstonのシステムを考えると、ひとつ前のMondの方がよかったかとも思ってしまう。でも、個人的には今年のQBでは、Jones、Trask、Bookと並んで末永く活躍する予感がなぜかする。

4-133 New Orleans Ian Book(Notre Dame, 6-0, 206)

サイズ、大学時代のスタッツを見れば見るほどのBreesの後継者にみえてくる。New Orleansは背が低いQBが好きなのか、ペイトンのスキームがそのようにできているかは謎。Tayson Hillと二人でBrees後のNew Orleansを引っ張っていけるか？個人的には古いが、Hillと二人セットしたドラゴンフライが見てみたい。

6-218 Indianapolis Sam Ehlinger(Texas, 6-2, 225)

名門Texas大のエースQB。個人的につながりのある、Shane Buechele(お父さんのSteveさんに、アメリカにいたときサインをもらったことがあるので個人的に応援していました。)に勝ってスターターに。走れる点はプラス。まずはCarson Wentzのバックアップからスタート。

Shane Buechele(SMU)やJamie Newman(Georgia)が指名もれとなりました。QBに逸材が多く、49ersが少し踊らされて、ジャンプアップしてしまったが、12位ならばLance、Fields、Jonesの3人のうち誰かは取れた印象(あくまでもタラればの世界です。)。Miamiの勝ちかなと思ってみていたら、AtlantaとCincinnatiがレシーバーを指名して、Tagovailoaの同窓のWaddleは取れたが、RBはとれずといった印象で、49ers、Miamiともに誤算といった感じかなと思います。個人的には、Bills、Bengals、Cowboysが良い指名をしたかなと思っています。

次回は、WR/TE編を書いてみたいと思います。