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中学校受験はすべきか?

小学校4年生を目前に控え、話題に上がってくるのが中学校受験。
今通っている学研教室は3年生までで、ちょうど進学塾の中学受験対策コースは小学校4年生から。
一日3時間を週2回もしくは土曜日6時間缶詰状態を知ってか知らずか、「塾に行きたい」と言い出す娘。多分友達の影響でしょうね。親からしたら、勉強してもらうのはうれしい事。でも受験勉強はしたほうがいいのかな~

すべき・孟母三遷の教え(ピア効果)

勉強=環境。墓場の近くに住んだら葬式の真似、市場の近くでは商人の真似、学校の近くでは礼儀作法。昔から子供にとって環境の重要性を説かれています。学力の高いまたは教育熱心な学校で賢い友人からいい影響を受けてもらいたい。行動経済学でも、意識や能力の高い集団の中ではお互いを高め合う【ピア効果】が報告されています。教育の場面ではどうなんだろう。

すべきではない・小さな池の大魚効果

https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/17j024.pdf

成績の良いクラスに在籍している生徒の学力は向上するのか?あまり調査されていないようですが、埼玉県のある学校で調査がされた結果が報告されていました。クラス平均点が上がった反面、ある生徒の点数は下がっている結果報告が論文になっていました。検証数が少なくこれから調査が望まれるようですが、優秀な子どもとの比較で自己肯定感が低くなりやる気を失っている可能性が指摘されています。これは心理学でも小さな池の大魚と言われている効果です。

度々中国の故事で恐縮ですが、「鶏口牛後」
大国に従属するぐらいなら、小国連合のトップになれ。中国春秋戦国時代、大国秦に対抗するために蘇秦が小国を説きまわった故事。優秀な学校の下位に甘んじるなら、ランクは下でもトップになれ。

中学受験はしてほしい

それでもやはり中学受験はしてほしい。ただし、学力的に入れる学校ではなく、本人が行ってみたいおもしろい学校を選択して。
地元の中学校は知り合いも多いし心地いい。反面、多様性に欠ける。
地域を出ることで、普段出会えないタイプの友達から様々な影響を受けてきてほしい。ギャルになっても構わない。

親バカですが、娘は「身・鼻・歯」を使って文章を作れといわれれば、①身をなげる②鼻をとる③歯ぐきを切る とサイコパスな解答をする良いセンスを持っています。このセンスを生かせるパートナーと出会ってほしい。

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